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紙の本
戦国大名論 暴力と法と権力 (講談社選書メチエ)
著者 村井 良介 (著)
大名の配下にありながら「家中」と「領」をもつ戦国領主。大名の生命線は、彼らをいかに統制するかにあった。暴力の時代にあって、いかに支配を安定させたのか。群雄割拠の時代を権力...
戦国大名論 暴力と法と権力 (講談社選書メチエ)
戦国大名論 暴力と法と権力
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商品説明
大名の配下にありながら「家中」と「領」をもつ戦国領主。大名の生命線は、彼らをいかに統制するかにあった。暴力の時代にあって、いかに支配を安定させたのか。群雄割拠の時代を権力論の視点から読み直す。【「TRC MARC」の商品解説】
戦国時代、大名の配下にありながら、「家中」と「領」をもつ者がいた。戦国領主と呼ばれる存在である。大名の生命線は、彼らをいかに統制するかにあった。暴力の時代にあって、いかに支配を安定させたのか。暴力と法のせめぎ合いから、新しい権力が誕生した。群雄割拠の時代を権力論の視点から読み直す。【商品解説】
目次
- はじめに
- 序 章 ひきさかれた戦国大名像
- 第一章 戦国領主とはどういう存在か
- 第二章 戦国大名と戦国領主
- 第三章 暴力と正当性
- 第四章 権力関係の流動と固定
- 終 章 戦国を見る目、現代を見る目
- おわりに
- 註
著者紹介
村井 良介
- 略歴
- 〈村井良介〉1974年大阪府生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程日本史学専攻修了。博士(文学)。神戸大学地域連携推進室学術研究員。著書に「戦国大名権力構造の研究」など。
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戦国大名の権力
2022/02/15 08:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国大名の権力構造について中世では配下の領主が独立性を持っていたが近世に集権化されるという流れが自明として語られてきたこれまでの見方をやめてむしろ戦国大名は配下の戦国領主の支配が強固になるように取り計らっていたと逆の見解を述べられている。確かに軍事編成の基礎となる戦国領主が動揺していたら軍事力が低下するわけでこれまでの中世から近世への見方が大きく変わった。