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商品説明
人民解放軍による悪魔の所業から逃れ、日本に潜伏中のウイグル人亡命団と、事件を追う女性ジャーナリストが襲われた。証拠隠滅をはかるべく送り込まれた中国の刺客。それを黙認する弱腰の日本政府と警察。絶体絶命の亡命団に、謎の男が救いの手をさしのべた。頭脳明晰、身体屈強。ロシア武術を極め、情報機関にも裏社会にも怖れられる存在―。こいつは一体何者なのか?その手がかりは、謎の言葉「カーガー」。【「BOOK」データベースの商品解説】
日本に潜伏中のウイグル人亡命団が襲われた。送り込まれた中国の刺客、黙認する弱腰の日本政府と警察。絶体絶命の亡命団に、謎の男が救いの手をさしのべ…。『小説新潮』連載「カーガー」を加筆修正し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
猛き男たちよ、中国の暴虐から罪なき民を守り抜け! 人民解放軍による悪魔の所業から逃れ、日本潜伏中のウイグル人亡命団と、事件を追う女性ジャーナリストが襲われた。 証拠隠滅をはかるべく送り込まれた中国の刺客。 それを黙認する弱腰の日本政府と警察。 絶体絶命の亡命団に、謎の男が救いの手をさしのべた。 頭脳明晰、身体屈強。ロシア武術を極め、情報機関にも裏社会にも怖れられる存在――。 こいつは一体何者なのか? その手がかりは、謎の言葉「カーガー」 最注目作家の最強ヒーロー誕生!【商品解説】
著者紹介
月村 了衛
- 略歴
- 〈月村了衛〉1963年大阪生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。「機龍警察」で小説家デビュー。「機龍警察自爆条項」で日本SF大賞、「機龍警察暗黒市場」で吉川英治文学新人賞を受賞。
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紙の本
買って良かった!
2015/09/26 15:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:N氏 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中盤以降一気読み!
久々日越えの読書となりました。
人間は理屈では無く、感情で動くもの。
世の中に「理動」という言葉は無くやはり「感動」が人間の証。
他作品も一貫してこのテーマを追い続けているところに胸が震えます。
続編や他の著作の主人公とのコラボも期待したいところです。
私は大変満足しました。
電子書籍
痛快娯楽作品。ヤクザがカッコよすぎるけど
2016/04/17 14:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マル神保 - この投稿者のレビュー一覧を見る
影に生きる男が武闘派ヤクザとともに中国の暗殺部隊と死闘を繰り広げる。カーペンター監督の「要塞警察」を思わせる作品です。悪役である中国側の心情描写がないのは「ガンルージュ」と対照的ですが、顔の無い暗殺者達の不気味さをよく表していると思います。ヤクザがカッコよく描かれすぎている気もしますが最高の面白さです。
紙の本
アクションものや国際謀略ものが好きなら、確実に堪能できる一作。
2016/01/10 14:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『機龍警察』の月村了衛の新作。2015年はこれで三作目。
このところコンスタントに密度の濃い作品を出している。
中国のウィグル人弾圧問題を追う社会派女性ジャーナリスト仁科曜子は、ウィグル族難民グループの有力活動家テギンとのインタビューを取り付けるが、待ち合わせの場所で突然襲われ、テギンは殺されてしまう。死に際に残した一言は「カーガーに連絡を」だった。その後、中国からアメリカに亡命し、中国の国家的犯罪を告発しようとしているウィグル人グループとのコンタクトに成功するが、グループともども中国が送り込んだ刺客に追われることになる。追いかける集団は、中国人民解放軍特殊部隊でも最強の精鋭部隊の殺し屋集団。対して彼らを守るのは、曜子とかかわりのあるヤクザの率いる一団と、そして「カーガー」と名乗る謎の人物だ。カーガーは元日本の警察官僚だったが、過去のちょっとした経緯からスペッツナズでロシア式武術などの特殊訓練を受けた男だった。
ついに血で血を洗うせめぎ合いの幕が切って落とされる。
ウィグル族を弾圧する中国国家の国際謀略にCIAが絡み、日本の国家権力の思惑が複雑に錯綜する。背景が先ず抜群に面白い。しかしただの「怖い謀略もの」で終わらず、ヤクザと中国特殊部隊の死闘は始まるは、陰を背負った男カーガー対警察上層部との暗闘は絡むはで、アクション要素もテンコ盛り。なによりも終始奔流のように展開するストーリー展開は、一度読み始めたら最後まで本を置けない牽引力だ。さすがは月村了衛。今回も大迫力で突っ走って、一気に読み耽らせてくれた。
アクションものや国際謀略ものが好きなら、確実に堪能できる一作。
筋立ては少年漫画的なのだが、緻密な筆致と抑えた語り口は安っぽさを感じさせない。
さて次は何が出てくるのだろう?
機龍警察は新シリーズの連載が始まったそうだし、次々と目が離せない作家である。