紙の本
読みやすかった
2020/04/19 00:16
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投稿者:mofurin27868 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見た後に購入した。場面場面の状況がわかりやすく細かく書かれていて、
映像では気づかなかったこともこの小説によって気づくことができたし、一つ一つの表現も良く、とても読みやすかった。
電子書籍
おもいだしました。
2016/10/22 15:29
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投稿者:英語嫌い - この投稿者のレビュー一覧を見る
去年だったか、映画を観てとても感動して、3回ほど観に行ったのを思い出しました。細かく描写されていて分かりやすかったです。
紙の本
こじんまりとした静かな作品
2015/11/01 19:41
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投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジックな要素が皆無の、王道青春ストーリー。
何か大きな事件が起きるわけではないが、小さな町の小さなコミュニティーで、小さな変化が起こる。そのため、めちゃくちゃ面白い! とは思わないが、安定した作品。
ただし、これはこの本を読んだだけの感想。この作品は、音と言葉が重要な要素となっているため、映画を見るとまた違った印象を抱くようになると思う。
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想定されるよりちょっとだけ共感が薄くて、その分だけ歳を取っているんだなと、なんとなくそんな感想が思い浮かんだ。
自分も通ってきた道だから、高校生の気持ちが上手く表現されていることが分かるのだけれど、全く同じようには、もう思うことが出来なくなっていて、きっとこれを昔に読んでいたら、すごく良いと思っていたのだろう。
150920
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『二〇一五年 九月 十三日 初版 第一刷 発行』版、読了。
同名タイトルの映画作品のノベライズ版です☆
どうやら同映画の脚本をもとにして描かれたようです。
この本を読む前に、すでに映画の方を鑑賞していたので内容は知っていたのですが…どうにも把握しきれなかった部分が多少あったので「このノベライズ版では補完されているんじゃあ…?」と、思い立って読みふけった次第です。
内容は(オープニング構成の位置が、多少異なる点はあれど)ほぼ同じで、かつ「ああ、こういうことだったのかあ…」という点が描かれていたので好印象です。
文体も非常に読みやすく、作品の雰囲気を十分に反映しておりました☆
同じ秩父が舞台の「あの花」との関連性も、ほんのり描かれていました。
とはいえ「あの花」のことを存じていなくても十分に楽しめる内容であることは間違いありません☆
個人的には、もう少し後日談的エピソードを見てみたかった作品でした☆
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現在、上映中のアニメ映画"心が叫びたがってるんだ。"を豊田美加がノベライズ化したもの。映画を観てから、もう少し登場人物のことを知りたいと感じて読みました。ストーリーを追体験するには良いと思いましたが、小説だからこそ出来ると思われる登場人物の掘り下げはありませんでした。また、作品後半のミュージカルシーンも、音楽があってこそ、印象的で力強いシーンになっていたので、文字だけだと半減しています。そこがちょっと残念です。コミック版もあるようで、そちらは彼らの過去が描かれているようなので、そちらを読んでみようかな。
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ぜひ映画で観てみたい。
物語としては最高だけど小説としては、、、汗
残酷な世の中にはこういう透き通るように純粋な物語がいつだって必要だ。そしてそれを見た人々は得たものを実生活の中でもきちんと反映させなくちゃいけない。でもそれができないから世界は言葉の暴力であふれてる。一回口から出た言葉はもう取り消せないんだよ。それを分かった上でそんなひどいこと言うの?言われた人の心の痛みを分かってほしい。
心が叫びたがってるんだ
このタイトルにまず惹かれる。主語は人ではなく心という形のないもの。それでいて誰しもがもっているもの。
そんな心がさけびたがってるんだって。今の私の心もまさにこんな感じ。言葉で言い表させないもやもやをどんどんどんどん自分のなかに溜め込んでしまったらさいごにはどうなるんだろう。
だからこの物語の登場人物たちみたいに自分の心の声を勇気を出して表に出すこと。
個人的に最後の拓実と菜月のやり取りいらないかなあ笑 結局そうなるんかい、って思っちゃうから…
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青春だな~
こういう、みんなで何かを成し遂げるっていう話はいいよね~
言葉って難しい。
知らないで、相手を傷つけてしまう場合もあるし。
黙っていたら相手に何も伝わらないし。
そういう事を乗り越えて成長していくんだよね。
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2017/5/22
910||トヨ (3階文庫)
家族、友情、恋愛・・・
それぞれにかかえる思い。
不器用で、ときにぶつかりながらも、ひとつのことを
やりとげる青春の一幕。
映画のノベライズなので、わかりにくいところもある。
けれど、同世代のみなさんはどんな感想をもつのだろう。
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悪くはなかった。楽しめました。ストーリー的には無難に良くまとまっていたとは思う。突っ込みすれば多少の粗さは感じるかも。
それらをふまえた上で良かったと思う。
言葉は言葉にしないと伝わらない事もある。逆に言葉にした事で真実ではなくなってしまう事もある。
何かを伝えたい事があるのに言葉に出せない。その伝えない事が心の叫びなのかもしれない。それを出す事により、気持ちとは別な事が伝わって予期しない結果になる事もある。なんか、難しいね。何の気になしに書いているブログにも言える事かも。
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今『聲の形』を読んでいるので順がそっち系なのかと思いきや、ちょっと思ってたんと違った。『あの花』をイメージしながら読み始めたものの、予想より低空飛行。「どちらも」は選択できないのだけれど、その結末はちょっとなあ。映像で見たら少し印象変わるかな。
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ミュージカルを成功させるという目標にクラス一丸となって挑む青春群像劇。
過去のトラウマや人との距離感が見事に描き出され、みんなで1つのものを作り上げる時の心の機微や苦悩が痛いほど感じられた1冊。
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この手の小説をあまり手に取らないため、あまりにサクサク読めることに驚いた。情景描写やモノローグが少なく、会話文が多い。
順の全面緘黙は、物語を書く才能を生み出した。
昔、谷川俊太郎とねじめ正一の「詩のボクシング」と言う即興詩を語り合う番組があった。「ラジオ」をテーマに谷川俊太郎が作った詩は、確かこんなだ。
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書かれた言葉は消せる。
消しゴムで、修正インクで、パソコンのデリートキーで
でも、言った言葉は消せない
だから、忘れてください
今日、私が言ったこと、みんな忘れて帰ってください
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「ほら、やっぱり喋っちゃいけなかったんだ」
と言う順の気分は、痛いほどよくわかる。
喋り慣れてない人間は、傷つけ慣れてもいないのだ。
お互い様の関係を築けて来なかったのだ。
順の精一杯のわがままと想いを、ここまでみんなで受け止めていくというクラスは、実はありそうでない。順をいじめるタイプが一人以上いて、タクミはいくら優しくても周りの目が気になってここまでは動けず、新しいロマンスという順への置き土産もなく、というのが現実である。
物語をよくしようと思ったら、複数の人がここまで勇気を出さないといけないという厳しい教えである。
この話は、リーダーとは何かを考えさせられる話でもあった。
一人一人の意見を尊重できるクラス。言い換えれば一人一人がリーダーになれるチーム。それがリーダーシップだ。
ミュージカルの脚本を紡ぐ順、協力するタクミ、飄々と誘導する担任・・・みんなで本音を言い、みんなでフォローする。でしゃばりが人の気持ちを考えずにグイグイ行く姿はどこにも見られない。たいていの似非リーダーは、ただ大胆なだけだったりするが。
もちろん、このイベントが必ずしもクラス全員にとってかけがえのないものではないということも忘れないでおきたい。
義務で割り振られたイベントで、順のためだけのミュージカルではないし、一人一人が成長できたのも本当だろうが、個人差がかなりある。順の気持ちを一番汲み取って協力してくれたことは確かだ。
団結には譲歩、妥協も含まれている。
従ってミュージカルが成功して、クラス皆が泣くことはない。やることやったけど感動しなかった人をせめてはいけない。
たとえ卒業後に誰も連絡を取らなくても、在学中には健全に機能している。それがいいクラスだと思う。
在学中は、学校が全てだ。クラスメイトというある種の縛り、共通項の中で、同じ時間を過ごし精一杯生きる。だから、楽しいのだ。
卒業後はそれぞれの新しいコミュニティがあり、そこで今の精一杯を生きる。
同クラという共通項が取れた卒業生が無理に片手間に集っても、当時以上のきらめきは生まれまい。だからって、当時のクラスの思い出さえどうでもいいと言うつもりは全然ない。
それでも集いますか?い���、思い出を胸に今の人生を煌めかせます、と言うのが個人的な意見。
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過去のトラウマに関して自分が書く小説に近いものがあったので読みました。
人間関係の脆さや人の心の弱さがとても心に響いています。言葉一つで人間関係が崩れるなら人間って弱いものだと改めて感じました
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読んだ後、清々しい気持ちになりました! 幼い頃自らが発した言葉のせいで家族を引き裂いてしまった過去が呪いとなり言葉を発せなくなってしまった順ですが、彼女の心は人一倍叫びたがっていたことが伝わってきました。「言葉は誰かを傷つける」とふれあい交流会でのミュージカルの本番から逃げ出した順に、「俺を傷つけていいよ」「傷つけていいから、おまえの本当の言葉、もっと聞きたいんだ」と自分の真摯な想いをぶつけてくれる拓実がとてもカッコよく思えました!