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商品説明
拉致被害者、終戦後、取り残された残留者…。北朝鮮によって辛酸を舐めさせられた日本人の再調査を約束した日朝政府間の合意は事実上反故になった…。日本人奪還に命をかけた姉妹の物語。『産経新聞』連載をもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
喜多 由浩
- 略歴
- 〈喜多由浩〉1960年生まれ。大阪府出身。立命館大学卒。産経新聞文化部編集委員。著書に「満州唱歌よ、もう一度」「旧制高校真のエリートのつくり方」など。
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紙の本
御都合主義満載の作品が好きな人向き
2016/08/02 23:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
産経のHPで掲載されている時に読んでいるうちに「双子の姉妹」とは安易な設定だなあと思ったが、いざ読んでみると、御都合主義満載の凡作だった。作中にある日本人妻が作った地下組織が北朝鮮全土にあったら、国家安全保衛部や人民安全部に浸透されないのだろうか?「善人」の朝鮮人は、この地下組織に関わった実在の人物をモデルにした帰国者の副首相とオペラ歌手のみで、他の朝鮮人の登場人物は悪人としか読めない。「善人」の朝鮮人の登場人物が多いと読者が減るのだろうか?、と思えてくるぐらいだ。何しろフィリピンで死刑になった日本軍人の中には洪思翊中将もいるのに言及しない。それでいて、「革命化区域」と「完全統制区域」を混同して書いている上に北朝鮮が反論したら沈黙してしまった申東赫の本がタネ本なのは見え見えだ。
この作者は作中に出て来る帰国者のオペラ歌手のモデルとなった永田絃次郎(金永吉)の本で、既に田月仙氏が「禁じられた歌」で彼の最後を書いているのに、まるで自分の手柄だと書いている御仁だからね。