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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/10/08
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/283p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-219751-9
紙の本
優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物
「アンパンマン」の生みの親であり、詩人、漫画家、そして『詩とメルヘン』編集長と多彩な顔をもったやなせたかし。45年来の愛弟子だった著者が、師の業績と素顔の魅力を伝える。【...
優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物
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商品説明
「アンパンマン」の生みの親であり、詩人、漫画家、そして『詩とメルヘン』編集長と多彩な顔をもったやなせたかし。45年来の愛弟子だった著者が、師の業績と素顔の魅力を伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
アンパンマン」の作者、詩人、絵本作家として知られるやなせたかし氏はまた、伝説の雑誌『詩とメルヘン』を創刊し、編集長として数々のスターを世に送り出した。少女時代にやなせ氏の詩と出会い、『詩とメルヘン』に投稿し、励ましと指導をうけながら詩人、小説家となった著者が、”先生との45年間”を振り返り、やなせたかし氏の「愛と献身」の人生を、恩師の名作詩の数々とともに綴る感動作。
「アンパンマン」の作者であり、「手のひらを太陽に」の作詞などを手掛けた詩人であり、『やさしいライオン』などの絵本作家として広く知られるやなせたかし氏はまた、伝説の雑誌『詩とメルヘン』を創刊し編集長として30年間にわたり活躍した。
やなせ氏自ら表紙絵を描き、詩と本文を書き、投稿されてくる詩と絵を選考して寸評を書き、と情熱を惜しみなく注いで新しい才能を育てた「詩とメルヘン」は、まったく新しい詩の雑誌として創刊後たちまち熱狂的に受け入れられた。その15周年記念号には「君はなんのために生まれたか……ぼくは『詩とメルヘン』を編集するためにこの世に生まれました。これがぼくの仕事です。」という、やなせ氏のメッセージが記されている。
『詩とメルヘン』そして『アンパンマン』に込められた、やなせ氏の想いとは何だったのか?
数々のスターを輩出した『詩とメルヘン』の「卒業生」である小手鞠るい氏は、少女時代にやなせたかし氏の詩と出会い、『詩とメルヘン』に投稿し、励ましと指導をうけながら詩人、小説家となった。その著者が”先生との45年間”を振り返り、やなせたかし氏の「愛と献身」の人生を、恩師の名作詩の数々とともに綴る感動作。
【内容】
プロローグ── やなせ先生ありがとう
第一章 あこがれよ なかよくしよう----裏町ぐらしの下積み時代
第二章 さびしいひとをなぐさめたい----「詩とメルヘン」の創刊
第三章 死んでもひとをよろこばせたい-----絵本『やさしいライオン』
第四章 愛がなければ生きられない----アンパンマンの奇跡の始まり
第五章 しあわせよ カタツムリにのって----アンパンマンワールドの魅力
第六章 戦場にも花は咲いていた----『おとうとものがたり』
第七章 今日はすぐに思い出になる-----最愛の人、暢さんの死
第八章 書いては消し、消しては書く----「いい子いい子」
第九章 かわりのメダカはいないんだ----なにが君のしあわせ
第十章 夢の中にも夢はある----『詩とメルヘン』の三十年と幻の生前葬
あとがきにかえて----この人生が好き【商品解説】
目次
- プロローグ──やなせ先生、ありがとう
- 第一章 あこがれよ なかよくしよう──裏町ぐらしの下積み時代
- 第二章 さびしいひとをなぐさめたい──「詩とメルヘン」の創刊
- 第三章 死んでもひとをよろこばせたい──絵本『やさしいライオン』
- 第四章 愛がなければ生きられない──アンパンマンの奇跡の始まり
- 第五章 しあわせよ カタツムリにのって──アンパンマンワールドの魅力
- 第六章 戦場にも花は咲いていた──『おとうとものがたり』
- 第七章 今日はすぐに思い出になる──最愛の人、暢さんの死
- 第八章 書いては消し、消しては書く──「いい子いい子」
- 第九章 かわりのメダカはいないんだ──なにが君のしあわせ
著者紹介
小手鞠 るい
- 略歴
- 〈小手鞠るい〉1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。詩とメルヘン賞、海燕新人文学賞受賞。「欲しいのは、あなただけ」で島清恋愛文学賞受賞。ほかの著書に「テルアビブの犬」など。
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やなせたかしさん、ありがとう
2015/11/21 09:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2013年10月に亡くなった、漫画家やなせたかしさんは「アンパンマン」の作者として有名だが、それ以外にもさまざまな顔を持っている。
絵本『やさしいライオン』(1975年)も代表作のひとつだ。それと同名のタイトル(本作では「優しい」と漢字表記になっているが)がついたこの本の作者小説家の小手鞠るいさんも、もしかしたらやなせさんが生みだした作品のひとつかもしれないと思いたくなるほど、やなせさんと小手鞠さんの関係は深い。
もしやなせさんがいなかったら、小説家小手鞠るいは誕生していなかったのではないか。
やなせさんの偉業の中に、雑誌「詩とメルヘン」の編集長として顔がある。
「詩とメルヘン」が創刊されたのは1973年4月。「無名の人の詩」を職業イラストレーターが描くイラストとともに掲載するという斬新な方針は多くの支持を集め、30年以上続くことになる。
その多くをやなせさんが担った。
その頃やなせさんには詩人という顔があった。詩集『愛する歌』が売れていた。甘い抒情詩とイラスト。1970年代という時代にあって、それは稀有な存在だった。
しかし、やなせさんの詩に感銘を受けた若者も多かった。詩集『愛する歌』は版を重ねる。
小手鞠さんもその一人だった。
「詩とメルヘン」に投稿し、採用され、やがてやなせさんとの交流も生まれていく。
ここから始まった小手鞠さんも名前が売れ出すまで紆余曲折があった。その端々で彼女を支え、勇気の花を咲かせてくれたのが、やなせさんだった。
この本は小手鞠さんのやなせさんとの「思い出エッセイ」だ。
やなせさんのたくさんの詩や「詩とメルヘン」に書き続けたやなせさんの「編集前記」とともに、その人生をたどっていく。
『アンパンマン』だけでは見えない、やなせたかし像が浮かびあがってくる。
こういう人に巡り合った小手鞠さんはなんと幸福だったろう。
しかし、実は小手鞠さんだけでなく、やなせさんが亡くなった今も、私たちはやなせさんの優しさにふれることができる。
なぜなら、やなせさんが遺してくれたたくさんの作品があるのだから。
紙の本
やなせたかしの再発見
2019/08/06 20:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
小手鞠るいという人の仕事は少ししか知らなかった。
優しい視点のノンフィクションを書く人だと思ってた。
小説や詩を書くとは思ってなかったし、やなせたかしとこんなに深い結びつきがあることも知らなかった。
アンパンマンで平和教育を考えるための参考になるかと考えて読んだが、そのあてははずれた。
でもこの本ははずれてない。
「詩とメルヘン」を通じての二人の交流など、楽しんで読めた。
「詩とメルヘン」好きだったんだよねえ。
中学校の図書館に入れてくれたときは、うれしかった。
やなせたかしのことは知ってた。
テレビの漫画教室の先生。
「みんなのうた」に出てくる歌の作詞者。
アンパンマンが売れるずっと前の話。
そんなやなせたかしの再発見ができた。
そう、だれだって「いい子いい子」とほめてほしいよね。