王羲之王獻之書法全集 ４ 法帖

●第一巻 総 覧　総目録／概論／図版目録／図版／図版解説／釈文／ほか
●第二巻　碑 刻　宋拓 集王聖教序（国家博物館蔵）／宋拓 墨皇本集王聖教序（天津博物館蔵）／興福寺断碑（国家図書館蔵）
●第三巻 碑 刻　北宋拓 集王聖教序（上海図書館蔵）／北宋拓 集王聖教序（故宮博物院蔵）／宋拓 唐新集金剛般若波羅蜜経（故宮博物院蔵）
●第四巻 法 帖　宋拓 懋勤殿本淳化閣帖 巻六〜巻八（故宮博物院蔵）
●第五巻 法 帖　宋拓 懋勤殿本淳化閣帖 巻九・巻十（故宮博物院蔵）／宋拓 紹興国子監本淳化閣帖 巻九（上海図書館蔵）
●第六巻 法 帖　宋拓 安思遠旧蔵本淳化閣帖 巻六〜巻八（上海博物館蔵）
王羲之王獻之書法全集　第二回配本／全六巻（第七巻〜第十二巻）

【本書の特色】
●故宮博物院による総力編纂。中国内外の「二王」書法の作品･資料をほぼ網羅。
　北京の故宮博物院が、総力を挙げて中国内外の収蔵機関の作品･資料を博捜。収録した「二王」関連の文物は百四十八件。
●原本を新たに撮影し、原寸大カラー で収録した極めて鮮明な図版。
　より鮮明な図版を提供するべく、収録作品中、現存するものは全て原本を新たに撮影し直し、原寸大カラーで収録（「総覧」「法帖付録」を除く）した。
●新たな構成を採用、目指す情報に すぐにたどり着くことができる。
　「碑刻」「法帖」「法書」に分類し、「法帖」はさらに「集帖」「専帖」「単帖」に分類。特に「集帖」はその数が膨大なため、「原刻」と「翻刻」とに分類。「原刻」は本編に、「翻刻」は付録に収録した。この分類方法により目指す情報にすぐにたどり着くことができる。
●現存する宋代の原刻本を網羅。
　宋代の碑刻や拓本は、「二王」真筆の気韻をよく伝えるものである。これにより宋代の原刻本であれば、紙の破れや欠損部分まで漏らさず原寸大で収録した。例えば、王羲之の草書『十七帖』などは、中国国内で最高とされている開封博物館所蔵のものに加え、伝拓が精緻で保存状態もよく、多くの優れた点が見られる、京都国立博物館所蔵の上野本も収録した。
●風格が異なるものを全て収録。
　同じ書作品でも、刻帖によって、その風格がそれぞれ異なる。今日、「二王」の書を学ぶにあたって同時に多くの側面から学ぶようにすれば得るものも多く、偏った面だけ取れば損失も多くなるだろう。そのため全集では、同じ書でありながら風格が異なる諸帖を可能な限り網羅し、収録した。【商品解説】