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紙の本
第五使者の誕生 (ハヤカワ文庫 SF 宇宙英雄ローダン・シリーズ)
著者 ペーター・グリーゼ (著),H.G.フランシス (著),星谷 馨 (訳)
セト=アポフィスの新兵器と思われるコンピュータ悪性セルが、ついに人間のからだをむしばみはじめた。LFT管轄のデルタコム開発研究所での実験中、所長マルセル・ボウルメースター...
第五使者の誕生 (ハヤカワ文庫 SF 宇宙英雄ローダン・シリーズ)
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商品説明
セト=アポフィスの新兵器と思われるコンピュータ悪性セルが、ついに人間のからだをむしばみはじめた。LFT管轄のデルタコム開発研究所での実験中、所長マルセル・ボウルメースターの体内に悪性セルが忍びこんだのだ。しだいにコンピュータ人間に変身しはじめたボウルメースターは、実験助手のアデレーアを連れ、月のインポトロニクス、ネーサンのもとへ行こうとしている。ボウルメースターが企てた恐るべき計画とは!?【「BOOK」データベースの商品解説】
セト=アポフィスの新兵器と思われるコンピュータ悪性セルが、ついに人間のからだをむしばみはじめた。悪性セルに体内をおかされ、コンピュータ人間に変身しはじめたボウルメースターが企てた恐るべき計画とは!?【「TRC MARC」の商品解説】
悪性セルに体内をおかされたボウルメースターは、危険きわまりない計画を企てていた!【本の内容】
収録作品一覧
第五使者の誕生 | ペーター・グリーゼ 著 | 7−137 |
---|---|---|
プログラミングされた男 | H.G.フランシス 著 | 139−267 |
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紙の本
506巻「第五使者の誕生」
2017/06/26 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shilvio - この投稿者のレビュー一覧を見る
・1011話:第五使者の誕生
体内に侵入した悪性セルにより、デルタコム研究所の所長マルセル・ボウルメースターが、第五使者なる機械に変わってしまう恐ろしい話。
研究所に勤め、悪性セルを体内に入れられてしまったアデレーア(地球年22歳、銀河系中枢部近傍の惑星ヴォラール出身、ヴォラールはボシックの星IIを一年で公転)が、”宇宙の捨て子”キウープに助けられて、話しの早々第六使者にならず、
怖い話が発展せずにほっとした。
NGZ424年9月12日、月のポジトロニクス、ネーサンに細工をしたい第五使者だったが、キウープの機転で宇宙ステーションのアウトポスト4271に転送されてしまった。
一人で勤めているハンザ・スペシャリストのデイニンジャー(93歳)の機転で、第五使者と捕らわれたキウープを隔離することができた。
第五使者は初めは怖い存在だったが、ボウルメースターの知識だけを頼りにしているからかヌケが多いようで、読み進むうちに大した存在ではないと思えた。
ジュリアン・ティフラーの判断で、月への宇宙船《ツナミ81》がアウトポスト4271へ送られることになった。
ミニATGを搭載しているとのことだが、一隻だけを相手にしているように見える説明がよく理解できなかった。時間空間を利用して二隻が一隻に見えてしまうことなのか?
《ツナミ80》《ツナミ81》のトリックのおかげで(これも良く理解できなかったが)、爆破された第五使者、大したことなかった。数話引っ張っても良かったのでは。
話の途中で、第五使者が”ヴィシュなんとかにかけて”と言ったとあるが、504巻「宇宙ハンザ」の1007話「宇宙ハンザ」で、キウープも「ヴィシュナ」とつぶやいていた。セト=アポフィスの差し金だった第五使者と同様、キウープも手先なのでは?
・1012話:プログラミングされた男
惑星ジャルヴィス=ジャルヴのジャルヴォン商館で働く、輸入管理官ブルーク・トーセンが破壊工作行動に目覚めていく。目覚めるのではなく無意識に行ってしまうのだが。
前話との対比で、セト=アポフィスの手先となったブルークを一途に想うアンビー・テルンの女性らしさが強調されているようだが、私にはピンとこなかった。
NGZ424年9月29日、スプリンガー船《クシンI》を破壊しようとしたブルーク・トーセン、読んでいてすぐに正体が分かってしまうのが盛り上がりに欠けた。
ミュータントのフェルマー・ロイドに期待していたが、あまり活躍せずさみしい。
過去の栄光にすがっているアルコン人ゴロンの様子がコミカルだ。