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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/10/07
- 出版社: 朝日新聞出版
- サイズ:20cm/239p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-02-251309-0
紙の本
ふなふな船橋
著者 吉本 ばなな (著)
借金を作って逃げた父。新しい恋人と結婚することになった母。12歳の私は、独りぼっちだった…。【「BOOK」データベースの商品解説】書店の店長・立石花は12歳の時に一家離散...
ふなふな船橋
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商品説明
借金を作って逃げた父。新しい恋人と結婚することになった母。12歳の私は、独りぼっちだった…。【「BOOK」データベースの商品解説】
書店の店長・立石花は12歳の時に一家離散し、親戚のおばさんと船橋で暮らすように。その頃から少女が出てくる夢を何度も見るが…。『朝日新聞』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
書店の店長をしている立石花は、12歳の時に、父親が借金を作って夜逃げし、母親は新しく出会った男性と結婚をすることになり、一家離散を体験する。一緒に暮らそうという母親の説得を断り、千葉県の船橋に住む親戚の奈美おばさんのマンションに身を寄せることになるのだが、大好きなお母さんと船橋の駅で別れるときに買ってもらった「梨の妖精 ふなっしー」のぬいぐるみを15年経った今も大切に持っている。
花が奈美おばさんのマンションで暮らすようになって間もなく、小さな女の子が出てくる不思議な夢を繰り返し見るようになる。その夢の中の女の子もまた、「梨の妖精 ふなっしー」を愛するひとりだった。花はいつも「温かいミルクティーを飲んだ」ような優しい気持ちになって目が覚めるのだった。
悲しい出来事があって泣きながら寝た夜のことだった、いつもの少女が夢に出てきて、花に頼みごとをする。それは「自分が住んでいた庭にある桐の木の下に埋めたものを掘り起こして、お父さんに渡してほしい」というものだった。
夢から覚めた花は、奈美おばさんに、この不思議な夢のことを告白すると、過去にこの部屋でおきた出来事を教えられる。そして、夢の中に出てくる少女との約束を果たそうと決意するのだが……。
朝日新聞に連載中から大反響、あの「ふなっしー」も帯文を寄せている長編小説、ついにこの秋、出版!!【本の内容】
著者紹介
吉本 ばなな
- 略歴
- 〈吉本ばなな〉1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。「キッチン」で海燕新人文学賞、「TUGUMI」で山本周五郎賞、「アムリタ」で紫式部文学賞を受賞。
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紙の本
ほっこり優しい
2016/06/21 11:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chibita - この投稿者のレビュー一覧を見る
ばななさんの本はいつも読んだあと、とても元気づけられるのですが、この本も読み終わると、心がほんのり温かく優しい気持ちになりました。
船橋という町も身近な場所だったので、余計親近感がわいたのかもしれません。
一人の少女が成長していく過程の心の揺れ動く様子がばななさんらしい作品だと思います。おすすめです。
紙の本
生きるために必要なもの
2016/01/30 12:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雪空スウィング - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰にも言わないけれど、心の支えとなっている何か、ありませんか?この物語の語り手の心の支えは梨の妖精、ふなっしー。ふなっしーと聞いただけで少し脱力しませんか?そのギャップこそが、きっと真実。
取るに足らない、誰にも通じない、けれど自分にとっては心の支え、そんな存在を持つすべての人に伝えたい物語。