紙の本
甘いもの
2016/07/15 14:14
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
甘いものが大好きでスイーツ、和菓子などの本を読むのも好きで集めています。「あんこ」について書かれてあるアンソロジーで読むと食べたくなりました。
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あんこの季節ですね。わたしはこしあん派。すっごいあんこ食べたくなります。このアンソロジーシリーズ増えましたね。
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好きではない人にはどうでも良いあんこ問題も、あんこ好きには重要なこと。私はあんぱんや鯛焼きは粒あんだけれど、おはぎはこしあんがいい。そのまま食べるのは粒あん希望。
最後のあんこというか甘いものへの想いは、今が満ち足りているのだなと胸を突かれる。
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今作は「あんこ」にまつわるエッセイ。お菓子の中の「あんこ」の括りで様々な思い入れなどがあり、懐かしさあり、昔を馳せる思いもありの内容。粒あんとこし餡派で分かれたりと、自分ならどちらかというとこし餡かなと思う。中村汀女さんのあんこにまつわる川柳は情緒があって良い。個人的に面白かった話は、穂村弘さんの話で、確かにあるなと感じた。アンパンも体のためを思うと…という所もあるが、好きなものだからやめられないのもわかるような気がする。大福と熱いお茶の組み合わせは個人的に最高だと感じる。今の季節はお汁粉が食べたい気分。
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単純にあんこが食べたくなった(笑)
ひと昔前の作品は、最近すーっとカラダに入ってこなかった。。。
ひとつの食べ物をテーマに様々な方のお話を集めた一冊。シリーズだから、他のも読んでみたいとおもった
さて、あなたはこし餡派?それともつぶ餡派?(笑)
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『ずっしり、あんこ』♪
このタイトルだけで、むふふってなります。
偉大なる文豪の方々をはじめ、
自分もあんこ好き!なんて言うのもはばかられるくらいの強者ぞろいです。
一番楽しかったのは、林家正蔵さんの#ドラ焼き。
(今でも親しみを込めてつい、こぶちゃんとお呼びしてしまうのですが…。)
「うさぎや」さんのあんこを「亀十」さんの皮に包んで食べてみたいと。
でも、きっと美味しくはないだろうと…。
だって、うさぎとカメは気が合いませんもの!
とまぁ、オチまでついてます(笑)
そして「うさぎや」さんのどら焼きは、
私の最期の晩餐、和菓子部門ダントツ第一位!
このあいだから、朝一番の限定品が気になって仕方ありません♪
他にも、野中柊さん#餡ドーナツのドーナツあるある。
穂村弘さんの#あんパン
中性脂肪値は高くとも、パンを回しながら皮だけ食べれば糖尿病にならない?(え~~?)
江戸っ子の粋・安藤鶴夫氏の#たい焼き(抄)
やさしい母の思い出の味・筒井ともみさんの#気難しいおはぎ、
東海林さだお氏#「こし」か、「つぶ」か(永遠のテーマですよね~)
あ、忘れちゃいけない。
20日間あんこを食べ続け、話し続けてきたという、
糸井重里さんの#あんこは小宇宙
自家製のあんこで作る、あんトースト、
とらやの羊羹、木村屋のあんぱん、浪花屋のたい焼き…。
そして、今日も明日もあんこを食べ続けるとおっしゃる。
参りました~!
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あんこと言えば、「こしあん」か「つぶあん」戦争。
どちらの擁護も面白い。
だって、どちらも同じくらい好きだから。ホントに!
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猛暑のなか読んだせいか、水羊羹とかあんみつとかサラッとあんこが食べたい(--;)もう少し涼しかったら、ずっしりあんこも食べたくなるんだけどなぁ(^o^;)自分はつぶ餡もこし餡も好きだし、酒の肴にあんこもOK♪栗とのコラボもたまりませんよなぁ(*^^*)
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2016.10.22市立図書館
巻頭から芥川龍之介のしるこ愛炸裂でなかなかたのしいアンソロジー。
明治の文豪の名随筆からここ2,3年の雑誌のコラムまで目配り広く集められた39編は、超こだわり派あり、ゆるいあんこ好きも個人的な思い出のあんこもあり。男も女もだれはばかることなく、基本的にはあんこ礼讃な随想がひたすら並んでいるのだけれど、あんこを出発点に汁粉屋考や商売の真髄だの父親殺しだのいろんな四方山話がくりだされ、時代背景などもうかがいしることができるのがおもしろい。
安藤鶴夫「たいやき(抄)」の次の吉本隆明の文章にでてくる尻尾まであんこのつまったたいやき屋はきっと前者に登場した店だろうと察したり、今川焼を商いながらそれを一度も食べたことのない老母の話の後に今川焼を商って食べまくる話がきたり、さらに後半のクライマックスとも言える東海林さだお→荒俣宏→リンボウ先生→宮沢章夫と畳みかける粒あんこしあん論議、そのあとの俳句や「菓子の譜」の余韻、と配列の妙も感じられる。
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(2017/6/7読了)
おいしい文藝シリーズ。今回も、作中に出てきた和菓子屋さんを「行ってみたいお店」にチェック!
1980年代生まれの作者も多く、私より年下の作者は2人しかいない。時代背景が違うので、少し読みにくかったものもあった。そんな中で、一番心に残った作品は、安藤鶴夫さんの「たいやき(抄)」感動する実話ということもあるけど、文章の書き方がとても気持ちいい。
歳を重ねて和菓子が好きになったと書いている作家さんもいる。確かに私自身、若い頃まであんこも寒天も大嫌いだったが、今は大好き。
終わりのほうの作品には、粒あん派かこしあん派かが書かれている。私は断然粒あん派!
(内容)
掌の重みは、おいしさの証。安藤鶴夫、糸井重里、上野千鶴子、武田花、平松洋子、村松友視ら39人による「餡」にまつわるお話。
(目次)
芥川龍之介 しるこ
久保田万太郎 甘いものゝ話(抄)
池波正太郎 粟ぜんざい
小島政二郎 鶴屋のお菓子
戸板康二 ギリシャの神
重金敦之 「羽二重団子」で日本酒を飲む
井上靖 あんころ
北尾トロ 夜明け前、赤福を買いに
村松友視 追分羊羹の贅沢
上野千鶴子 和菓子
石牟礼道子 草餅
幸田文 菓子
吉屋信子 桜餅
手塚治虫 和菓子のかわいらしさ
青木玉 つぶれたおはぎ
武田花 お彼岸
筒井ともみ 気難しいおはぎ
辰巳芳子 手づくりの餡の魅力
酒井順子 あんこの立場
山本一力 銀行の汁粉
内田百閒 大手饅頭
平松洋子 再会の味
外山滋比古 マンジュウの涙
安藤鶴夫 たいやき(抄)
吉本隆明 まんじゅうとあんこ
林家正蔵 ドラ焼き
増田れい子 川ぞいの町にて
深沢七郎 冬は今川焼きを売り夏は百姓
野中柊 餡ドーナツ
穂村弘 あんパン
竹中郁 あん
糸井重里 あんこは小宇宙だ。
東海林さだお 「こし」か「つぶ」か
荒俣宏 粒の神秘
林望 こしあんと私
宮沢章夫 あんこと、父権の死
塚本邦雄 小豆
中村汀女 菓子っ気春秋
岩本素白 菓子の譜
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巻頭からいきなり大文豪・芥川龍之介がカフェの台頭を嘆きつつしるこへの愛を語れば、次の久保田万太郎はカフェが多くなってきたことを喜びと語る。古今東西様々な作家さんが語る甘いもの・あんこへの情熱がとても面白く心地よい。
上野千鶴子が語る京都洛北の栗かのこはお店の名前や品名がなかったので確実にはわからないのだけど、ついついその場でネット検索☆
巻末の方のこしあん・つぶあん論争も面白い。
のだけど、私はどっちも好きなのです。その日の気分で食べたいのです。あ~、美味しいあんこ食べたくなっちゃったなぁ。。。
他にもおいしい文藝シリーズがあるみたいなのでそっちも読みたいな。
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こしあんとつぶあん。どっちでもいいではないのです。あんこのテーマで一本の随筆が書けるのです。あんこには人それぞれこだわりも思い入れもあるのです。
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ひさびさに図書館へ。
あまりに美味しそうな題名と表紙に思わずてにとる。
あんこをめぐるえとせとら。
いろーんなひとのあんこにまつわるお話がはいっているので一話一話ゆっくり読んでいこうと思っていたのだが、面白くて最後まで読んでしまった。
あらこんなひとも書いてるんだ、とゆーのがあっておもしろい。
上野さんだとか手塚治虫さんだとか。
かーなり素敵だったのは幸田さんだ。淡い初恋の思い出話のお返しに淡い鴇色の和菓子を送ろうと思いつくなど粋すぎる!そして露伴さんの動かないことば、ということばに感動。
粋といえば、たい焼きのしっぽまであんをいれてたお店の小父さんにえらいなあっと声をかけたところから始まるひと騒動(?)がとても面白かった。安藤鶴夫とゆー人、演劇評論家、作家と紹介あり。作品読んでみたいものだ。
あと小島さんのひたすら鶴屋というお店のお菓子を絶賛してるのが、めっちゃ食べたくなってこまる。
そしてあんこといえばなぜか誰もが話題にするこしあんVSつぶあんのたたかいかここでもされてておかしかった。
ちなみに私はつぶあんが好きだが、こしあんの上品な味わいもやっぱり好きである。
話の並びも考えて構成されてるんだなあっと。
できれば目次通りに読んだ方がおもしろいかも。
甘いもののお話しだから総じて幸福感漂っているのだが、
増田れい子さんのお話はちょっとせつなかった。
商売物だからといって、自分が焼く今川焼きを口にしなかったおばあさん。
たったひとり残った息子を戦争で失った女性の哀しみが胸をつく。
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幸田文の『菓子』がとても良かった。汽車の旅の同行者の人となりから車窓からの遠近の桜、昔の恋の徒然語りにそれに対する受け応え、帰京後に語り手に誂えたい菓子について、なのですが、一読してその菓子への思いが非常に繊細でうつくしいこと、と思い、再読して、このエピソードの連続をこのように美しく過不足なく伝える技量に舌を巻いています。恋は一句捨てにはしないという連句(俳諧)の式目を始めて知った。あと池波正太郎の粟ぜんざいの話も軽妙洒脱でよかった。パンと比べて手作りやら気持ちが乗りやすいのが面白さの源かと思う。
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おいしい文藝、今回はあんこ。
推しあんこの話であったり、あんこにまつわる話が目白押し。こしあん派とつぶあん派の争い勃発。
私はつぶあん派。
赤福ネタはいくつかあった。
ああ、また伊勢神宮で出来たての赤福食べたい
薯蕷饅頭をいつか食べてみたい
江戸時代末期に若い男女の密会に汁粉屋が利用された
徳川慶喜は、狩りの前に追分羊羹を茶一服とともに喫し狩場に向かう習慣だったとか
すきな3編
マンジュウの涙 外山滋比古
処分がくだされるかもしれない学生の心細さに
学生舎監長の粋なマンジュウのご馳走
お世話になった先生を思い出す貴重な時間になった
たいやき(抄) 安藤鶴夫
しっぽまであんこのあるたいやきを巡る人間模様
人情味があふれた人とのつながりを小気味よく表現
たいやきの
しっぽには
いつも
あんこがあるように
それが
世の中を明るくするように
あんパン 穂村弘
うまい!の連呼であんパンへの想いがあふれている
シュールすぎてあんパン食べるときに思い出しちゃうよ
そうか、ほむほむはこしあん派か