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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/10/08
  • 出版社: 幻冬舎
  • サイズ:20cm/540p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-344-02833-3

紙の本

鍵の掛かった男 (火村シリーズ)

著者 有栖川 有栖 (著)

2015年1月、大阪・中之島の小さなホテル“銀星ホテル”で一人の男・梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺による縊死と断定。しかし梨田の自殺を納得しない人間がいた。同ホテルを...

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鍵の掛かった男 (火村シリーズ)

税込 1,870 17pt

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商品説明

2015年1月、大阪・中之島の小さなホテル“銀星ホテル”で一人の男・梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺による縊死と断定。しかし梨田の自殺を納得しない人間がいた。同ホテルを定宿にする女流作家・影浦浪子だ。梨田は5年ほど、銀星ホテルのスイートに住み続け、ホテルの支配人や従業員、常連客から愛され、しかも2億円以上預金残高があった。影浦は、その死の謎の解明をミステリ作家の有栖川有栖とその友人の犯罪社会学者・火村英生に依頼。が、調査は難航。梨田は身寄りがない上、来歴にかんする手がかりがほとんどなく人物像は闇の中で、その人生は「鍵の掛かった」としか言いようがなかった。生前の彼を知る者たちが認識していた梨田とは誰だったのか?結局、自殺か他殺か。他殺なら誰が犯人なのか?思いもしない悲劇的結末が関係者全員を待ち受けていた。“火村英生シリーズ”13年ぶりの書き下ろし!人間の謎を、人生の真実で射抜いた、傑作長編ミステリ。【「BOOK」データベースの商品解説】

大阪の小さなホテルで一人の男が死んだ。警察は自殺と断定するが…。密室よりも冷たく堅く閉じた、孤独な男の壮絶な過去とは。人間の謎を、人生の真実で射抜いた長編ミステリ。〈火村英生シリーズ〉13年ぶりの書き下ろし!【「TRC MARC」の商品解説】

自殺か、他殺か−−−。誰よりもひっそり生きてきた男の過去は悲しすぎた。

2015年、1月、大阪市中之島の古き良きプチホテル「銀星ホテル」で一人の男・梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺による縊死(いし=首くくり)と断定。ところが、梨田が自殺したと納得できない一人の人間がいた。同ホテルを大阪での定宿にしている大御所女流作家の景浦浪子である。梨田は、5年以上にわたって銀星ホテルのスイートルームに住み続け、ホテルの支配人をはじめとする従業員や常連客からも愛され、しかも2億円以上の預金があった。梨田が自殺するはずない(=他殺なのではないか)と景浦は直観し、その死の謎の解明を、同業者であるミステリ作家の有栖川有栖と、その友人の犯罪社会学者の大学准教授・火村英生に依頼した。火村が大学の入学試験ですぐに行動できないために、まずは有栖川有栖の単独調査となった。が、梨田はまったく身寄りがない上に、これまでの来歴にかんする手がかりがほとんどなく、どんな人物像を描けばいいのか、まったく闇の中で、その人生は「鍵の掛かった男」としか言いようのないものだった。生前の梨田を知る者たちが認識していた梨田とは誰だったのか? 結局、自殺したのか、他殺だったのか。他殺だとすれば誰が犯人なのか? 有栖川有栖の地道な調査で少しずつ過去が明らかになり、そこへ入学試験業務を終えた火村も調査に加わり、思いもしない結末が関係者全員を待ち受けていた。【本の内容】

著者紹介

有栖川 有栖

略歴
〈有栖川有栖〉1959年大阪市生まれ。「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞、「女王国の城」で本格ミステリ大賞を受賞。

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みんなのレビュー113件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

何作か読んだ上で…

2016/03/02 01:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

有栖川先生の大ファンです。
作品はすべて読んでいます。だからこそ、ドラマから原作にご興味頂いた方には、この作品はなるべく後で読んでいただきたいのが本音です。
あくまでも個人的な好みですが、本作はアリスの単独行動の占める割合が高く、少々だれる感じがあります(火村の登場による展開を、その分、過度に期待してしまうせいもあるため)。
作家アリスシリーズを一作目から読んで頂けるのが、理想的です…。
本作は風景描写が少々真面目過ぎますが……行ったことのない土地なので、掲載された地図を見ながら思いを馳せたり、日常思わぬところで思い出したりしますので、結局本の知識に無駄なことはない、と納得?しました。
内容としては、中編くらいでよかったのかな……とも思ったりします。

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紙の本

懐かしい感じ

2016/06/26 13:04

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょっとノスタルジーを誘うお話。
アリスの調査が主体なのでと厳しい評価が多かったですが、それなりに楽しく読めました。
長編はお話に厚みがでて面白いです☆

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紙の本

味わい深い

2019/10/05 10:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ムササビの運動会 - この投稿者のレビュー一覧を見る

被害者の過去を辿る比較的地味な活動をアリスが単独で調査するのが大きな特徴。
火村准教授の推理が際立つのは、アリスの調査・(アリス本人が気づいていない部分も含めた)観察力があってのことと気づかされる。

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電子書籍

今年一番心動かされた作品

2017/05/07 21:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コボ - この投稿者のレビュー一覧を見る

火村シリーズ、耳にしたことはありドラマ化されてることも知ってましたが本作で初めて読みました。謎に包まれた1人の人物の秘密、生涯を追っていく過程が興味深く、読了まであっという間でした!孤独な1人の人間の生涯を追うというあらすじに興味がありずっと読んでみたいと思ってたので、有栖の1人行動のところも含め読むのをやめられませんでした。
この作品で火村シリーズ自体に興味をもったので全部制覇できるよう読み進めてみたいです!

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電子書籍

思った以上に面白かったです

2017/02/23 17:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あっち - この投稿者のレビュー一覧を見る

有栖川有栖先生の本はどれも私は好きなのですが、この本は作中の「アリス」とともに(アリスになりきって)犯人探しをしてしまいました。最後はちょっぴり泣いたりも…。長編ですが、あっという間に読めました。面白かったです。

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電子書籍

前評判に期待したものの…

2015/12/02 11:35

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

私には合わず。とにかく、前半7割以上がアリス単独捜査となっており、遅々とした捜査の進展具合にいらいらとさせられる。アリスはとにかく鈍く、「ここはどう考えてもそういうことだろう」ということにも気づかない。ミステリー作家とは名ばかりか…となんども突っ込みたくなる。また、現実とも妄想とも区別がつかない死者との対話シーンにも「だからどっちなんだよ!」とイライラさせられた。とにかく、物語の進行が遅いことと、不要な情報が多いこと(不要な描写にページが取られすぎ)、また、オチが予測の範囲内だったこともあり、「泣けた」などとの口コミで期待していた分、「そうかなー…」とがっかりすることとなった。

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電子書籍

長い!

2016/05/04 20:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る

珍しくアリスが本格的な捜査を1人で進める話。残された情報を一つずつ丁寧に拾っていく様子が描かれて居るので、死んだ人の数の割に物語が単調で長いと感じてしまう。殺人の動機は納得できるが、それまでの情報から推理するにはかなり想像力を働かせないと厳しい。大阪の地名がたくさんできるので、聖地巡りにピッタリな一冊。

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2015/10/10 08:11

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2015/10/11 19:18

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2015/10/19 00:32

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2015/11/02 11:55

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2015/11/21 20:11

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2017/03/26 12:05

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2015/10/31 05:45

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2016/01/17 00:21

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