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商品説明
人生でもっとも貴重な資源は時間。「古いパラダイムで書かれた本」は、いますぐ捨てよう! “知のビッグバン”の原動力になっている複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学など5つの分野で知の最前線を学ぶことができる。【「TRC MARC」の商品解説】
本の数が多すぎる! だから「読まなくてもいい本」を案内しよう。複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義の5つの分野で知の最前線を学ぶことができる。【本の内容】
著者紹介
橘 玲
- 略歴
- 〈橘玲〉1959年生まれ。作家。著書に「マネーロンダリング」「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」「タックスヘイヴン」など。
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紙の本
残酷な現実の「政治化」から抜け道を見つけたい。
2015/11/30 19:43
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
商品説明に5つの分野があがっていますよね?この分野でビッグバンがあって、それ以前のものは、一旦読書リストからはずしましょう、っていう考えです。
こういう「おススメ本」系ってのは、書き手がおススメの本にちょろっと解説してあとは読者に丸投げっていうパターンが多かったんです(しかも「風雪に耐えた古典が」とか言いやがる)が、ぜんぜんワクワクしないんですね。「昔の人もそう考えていたのか」程度。
たくさん本があるから、費用対効果とか効率性をうたっていますが、それぞれの分野で「何がビッグバンだったの?」っていう指摘だけじゃなく、解説を紐解いている良心がうかがえます。
5つのトピックはなんで選ばれたの?ってとこですが、すごく簡単に言うと、「人間のOSって石器時代からそんなに変わっていない。そこから合理的にわかっていることが出てきたので、それを挙げてる」という考えからきています。しかも、そこからいろいろ繋がってくる。
ちょっと理系よりの本なのかな?って思っていたんですが、理系の本って意外と縦軸で「こういう流れで今こうなってます」っていう本が少ないです。
ゲーム理論においてキューバ危機が取り上げられており、文系ネタも入っていて最初の章の「複雑系」が難しく思えたらこっちから読んでみてはどうでしょうか?おかげさまで、ゲーム理論が経済学でパッとしない理由がわかりました。で、その後にパラダイムが変わっていく…って話は本書を参照してください。
橘さんは『「反知性主義」に陥らないための必読書70冊』において「ヒトの社会はきわめて複雑だから、単純な道徳感情だけですべてをカバーすることはできない。道徳は状況ごとに独立していて、整合性は容易に破綻する」って書いていまして、「じゃ、その“状況”ってどんなの?」「どうして知的アッパー層は正義感覚を持ってそれを真剣に押し通すの?」ってところで本書を読むことで「ああ、こういうことだったの」ってのがわかりました。
一見、文系よりな人からみたら、すごくドライな印象ですが、橘さんは、私たちの欲望によって自己増殖する資本主義やテクノロジーにおいて、ビッグバン前の学問は衰退するという残酷な現実のもと、今進んでいる「知」を認めて、いかに「合理的で自律的なシステム」を作るか?ということを若い人に期待しています。
つーか、この書評書いているの、おっさんなんだけどね。
紙の本
コロンブスの卵的タイトル!
2016/04/24 20:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:森のくまさんか? - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなりドライに感情を押し殺した内容ですが、正論であると思います。
前書きのどんな本を読んだらいいですか?という質問に対して
読まなくてよい本を見つける方がいいのでは?
というところに 納得!実に痛快です。
しかし、著者はいろいろな本を読んでこられたので
読まなくてもよい本もしっかり読まれているのでは?と 思いました。
本書で ゲーム理論のアウトラインが理解できました。
電子書籍
視点が大事なのです
2016/02/25 02:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:四郎丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで、他人が良いとする本を読み散らしてきました。この本を読んで、なぜ読むべきなのか、という視点が欠けていたことを思い知らされました。
紙の本
新しい世界をつくるのは、新しい哲学だ。 知の最前線で、問題解決能力を鍛える入門書。
2023/05/23 05:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
1年間に出版される本は8万冊を超える。
そして、世界に存在する本は1億3000万冊。
100万年かけても追いつかないし、その間にまた莫大な数の本が出版される。
ならば、読むべき本でなく読まなくてもいい本を決めればいいじゃないか。
まず、20世紀半ばからの「知のビックバン」の原動力となった、複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義に注目。
これらの「知のパラダイム転換」で、「知の見取図」を手に入れて、読むべき本を決めていこうと著者は呼びかける。
世界を覆う問題群へ必要なことは、「新しい世界」のビジョンを受け入れた上で、進化するテクノロジーとどのように共生していけばいいのかを示す「新しい哲学」「生命倫理」ではないか? との著者の主張に大きく共感。
「日本の社会で『リベラル(自由主義者)』と呼ばれているひとたちは、大学の教員にしても、マスメディアの正社員にしても、自分たちの組織が弱者を差別していることには知らない顔をして、『国家権力』なるもの(安倍政権とか)とたたかう振りをしてカッコつけているだけだ。フーコーが教えてくれたように、ひとはエラくなるほど自らの内なる権力から目を背け、外に敵をつくって偽善を隠蔽しようとする」(あとがきより)
知の最前線に触れる感動と、目の前の問題解決能力を鍛える入門書。