紙の本
あったかい
2018/02/26 01:35
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
胸の奥底がほっこり温められて心地良い物語。
それぞれのキャラクターから発せられる言葉に込められた思いの暖かさがこころにしみ渡るよう。
ましろさんと茜音さんはいつどのように逢えるのか?その時何を想い何を語るのか・語らないのか・・・
次回作を早く読みたいです
紙の本
活字文化とネット論に激しく賛同
2015/12/31 01:59
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投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなりや荘の住人とその周辺人物たちのプロフィールが徐々に明らかにされ始め、いよいよ面白くなってきた。
基本的に皆、善人ばかりなので、読んでいてほっとする優しさに満ちている。茜音の母を描く番外編にいたるまで、生きることの希望を示唆し続けている。
また、作中の活字文化とネット論にも、激しく賛同してしまった。
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投稿者:cocco - この投稿者のレビュー一覧を見る
番外編が泣けました。
番外編の続きもできるなら読みたい。
これまでの時間を振り返って、支えてきてくれた人達がいることに気付かせてもらいました。
本編は登場人物が増えてきて、ちょっと覚えるのが大変だったけど、どんな展開になるのか次巻が楽しみ。
玲司が幽霊なのがちょっと残念だなぁ。
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茜音が、いい子すぎる。あの年齢で、そういう風にいられることは、
とても幸せなことだと思う。自身も強いのだろうけれど、周囲に
とても大事に守られてきたことだと思うから。
次巻でライバルが登場して、その関係から彼女がどう変わるのか
とても楽しみ。
最後に収録に、ましろママのお話は、途中から涙、涙。
ましろさん、早く帰ってきてね。
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このあと気になるのは、絵馬さんの体調とましろさんのその後。そして茜音さんがどう変化していくか、ジャガーさんとはどんな話になるんだろう。読みながらふんわり微笑んだりじわっとしたりしたけれど、泣けたのは『スターダスト』、ましろさんがたどり着いたホテルでのひとコマ、翔馬クンの本気 等々。明るく暖かい居場所が、いつでも帰れる場所がそこにあるのはとても嬉しいこと……
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かなりや荘浪漫シリーズの2作目。
今回は、色々なライバルたちが登場します。
まだ名前が出ただけですが、茜音にも早速、今後競い合う事になるであろう、2人の少女が。
そして、敏腕編集者の神宮寺美月のライバル、一条絵馬が。
この二人は、ライバルと言っても、お互いを蹴落とそうとか、そういう事は全く考えていなくて、まさに「好敵手」。
茜とユリカも、親友ではあるけれども、相手に置いて行かれないように、と、それぞれ頑張る姿が描かれています。
幼い頃から続いていて、お互いを支え合っている、なくてはならない親友なのに、踏み込みすぎることのない二人の友情は、読んでいて、心が和みます。
茜音の作るかぼちゃのシュークリームが本当に美味しそうで、シュークリームが食べたくなってしまいます。
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前回は主人公・茜音を中心としたかなりや荘の物語で纏まっていて、それがとても温かい印象を受けたんですが、今回は風呂敷を広げる展開になってきて、しかも裏エピソード満載感たっぷりの新キャラがたくさん出てきてます。新キャラも茜には直接関係ない人ばかり。肝心の茜音は最初のシュークリームしか存在感がないのが残念です。彼女のもつキャラクターが魅力的なのに。
おまけに最初に退場したはずのお母さんが、えらく大盤振る舞いな感じで復活してきて、茜音とかなりや荘の物語に影を落としそうです。かなりや荘を書くなら正直言って要らないキャラクターだなと。
正直「誰の」「どこの」物語なのか、見えなくなってしまい残念です。
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相変わらずどこか哀しいけれど優しい物語。
イントロの前作から、少し物語が動き出したのかな?
今後もお話は続くようなので、次作を待つことにしましょう。
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慌てて本屋に飛んで行って買ってきた!!
続きが気になって
今回は主人公よりその周りの人々の事を細かく書いてある。
番外編のましろの話が良かった
次回はもっと登場人物が増えそう
茜音のライバルが登場してまた面白くなりそうな予感♪
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それぞれが前へ一歩ふみだす一歩手前の物語がつまっています。
それぞれのやるぞっていうパワーを感じます。
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やっぱりあたたかくて優しい物語だった。でも、番外編はいつもと少し違った雰囲気を醸し出していた。その雰囲気を、わたしは無意識に自分と重ねていた。自分が気付かないだけで、本当は生きる希望って、どこにでも転がっているんだなってそう気付かせてくれた。そんな物語を書いてくれた村山さんに、ありがとうって心から伝えたいと思った。
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読んでいてほっとする。
シリーズ2巻目で、今回は各登場人物それぞれのパートで構成されているので、皆に親近感が湧いてきた。
P146の、「この世界は優しくないことを知り、様々な不幸や別れがあることを知りながら、でも、望みを忘れずに、愛し続ける人々の歌」という言葉はそのままこの小説に言える事だと思う。
個人的に、作家や出版のお仕事小説が好きなので、そういう面でも続刊が楽しみ。
刊行されたのが昨年11月で、ハロウィンの季節から小説が始まるので、出てすぐ読めてたらよかったな。
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「かなりや荘浪漫」2巻。思うように漫画が描けない茜音、編集者として茜音を見守る美月、同じように幽霊として茜音を見守る玲司、それぞれのライバルが登場する。番外編としては、ましろと、彼女を成長させた編集者との物語。
やっぱり村山さんの文章素敵。でもそれだけじゃなくて、今回特に印象に残ったのは、紙媒体としての雑誌を作るということについて。雑誌だけの話じゃなくて一般的な本でも同じことだと思うのだけれど、やっぱり紙には紙の魅力があると思う。電子媒体のものとうまく共存できればいいんだけど…。
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好きな雰囲気で優しい感じがするのに、書いてる事は所々厳しい。そういうところが児童書ではなかったのかな。
この方の他の作品とつながっているのかもと感じた部分があったので、機会があったら読んでみようかと思います。
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かなりや荘浪漫、第2弾。
今回は物語が大きく進んだり、あるいはエピソードが完結するような訳ではなかったけど、次回展開していく為の準備がなされていると感じる一冊だった。
予告編のような感じで、次巻でお話が動き出すんだな、と誰でも感じることができる。
美月の好敵手にして親友である絵馬とその息子の登場や、絵馬の見出した新人作家や美月の後輩が見出した新人作家が名前だけ登場したりして、これから物語のキーパーソンになってきいそうな雰囲気でわくわく。
あとがきを見たら、新人さん達は茜音のライバルであり親友になっていくそうな…バラしちゃうの?そこ。
と、思いながらも、すでにそんな雰囲気は読めてますので、オッケーオッケー
こういう分かりやすいお話も安心できて読めるので、好き。
余談だが、最近かなりや荘に越してきた怪しい男、明神ジャガーさんは、実は絵馬の元ダンナだったのでは、と踏んでいたんだけど、全く違う所にお話が落ち着いたので、ある意味裏切られて、良かった(笑)
ただただふんわり優しいだけのお話じゃなく、所々に逃げられない現実や向き合わなければならない問題を置いてあって、それが物語にピリっとした緊張を与えてる。そこが大人が読んでも楽しめて、かつ心に響くんじゃないかなと思う。
番外編のましろさんの話が、本編が前を向いて空を見上げて深呼吸するような成長のお話なのに、それとは全く違う、正反対の雰囲気だったので、ちょっと心に重たさと闇を伴って読み進めなきゃいけなかった
でもその明暗のギャップがすごく良くて、ましろの存在が、本編である茜音の物語自体に重みと深さを与えてる様に感じた。
ましろの繊細さがよくわかったし、彼女が自身が1人ではなかったと周囲の存在を認めて前に進もうとする姿が美しく、静かに涙が止まらなかった。
絵馬にも一波乱ありそうだし、次巻も楽しみ!