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紙の本
儒教とは何か 増補版 (中公新書)
著者 加地 伸行 (著)
儒教の本質は死と深く結びついた宗教である。死という根本の問題から儒教を問い直し、その宗教性を指摘。孔子以前に始まる歴史をたどりながら、現代との関わりを考える。第6章「儒教...
儒教とは何か 増補版 (中公新書)
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商品説明
儒教の本質は死と深く結びついた宗教である。死という根本の問題から儒教を問い直し、その宗教性を指摘。孔子以前に始まる歴史をたどりながら、現代との関わりを考える。第6章「儒教倫理」を加えた増補版。【「TRC MARC」の商品解説】
儒教といえば古くさい倫理道徳というイメージだろう。だが、その本質は死と結びついた「宗教」なのである。固定観念を打ち破る名著。【本の内容】
儒教といえば古くさい倫理道徳というイメージだろう。だが、その本質は死と結びついた「宗教」なのである。固定観念を打ち破る名著。【本の内容】
著者紹介
加地 伸行
- 略歴
- 〈加地伸行〉1936年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。立命館大学フェロー、大阪大学名誉教授。文学博士。専攻、中国哲学史。著書に「中国学の散歩道」「「論語」再説」など。
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儒教の宗教性を力説
2022/01/24 19:56
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投稿者:ひこにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
礼教性(道徳・倫理)と宗教性との両面を持つにもかかわらず、前者のみが論じられ認識されてきた儒教について、葬儀や夫婦の姓など身近なところから説き始め、「祖霊信仰こそ儒教と最も深い関りを持つ」として、地下水脈のようにして在る儒教の宗教性を浮かび上がらせた力作です。法家、道家や仏教(著者は真言宗信者として受戒している由)との比較も織り込みながら展開する儒教史は、(第五章 三 朱子学 1 存在論宇宙論を除き、)門外漢の自分にも大変分かりやすく感じられました。
時々現れる断言癖が気になるかも知れません。それだけ論旨は明快です。
他書からの引用部分にはページ数まで書かれており、また本書内の別の箇所で論じられている場合はその点も適宜案内されていて、学者・書き手としての良心を感じました。