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紙の本
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
著者 村上 春樹 (著)
多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げ...
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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商品説明
多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。【「BOOK」データベースの商品解説】
鉄道の駅をつくっている、多崎つくるは、親友4人から理由も告げられず、突然絶縁された過去をもつ。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、恋人に促され、あの時何が起きたのか探り始める。【「TRC MARC」の商品解説】
多崎つくる鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
何の理由も告げられずに――。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。
全米第一位にも輝いたベストセラー!【商品解説】
多崎つくるは親友4人から理由も告げられず、突然絶縁された過去をもつ。恋人に促され、真相を探るべく一歩を踏み出すが——。【本の内容】
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紙の本
いまいち
2016/01/28 22:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
初期の村上作品をリアルタイムで読み、感動し、いまも再読している私から見ると、パワーダウンした感は否めない。なぜなのだろうか。
電子書籍
読了
2015/12/19 12:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに村上春樹の作品を読みました。相変わらずの独特な世界観。楽しめました。
ただ難しい言い回しも多く難解に感じました。初めて村上春樹に挑戦する方は別の作品にした方がいいかもしれません。
紙の本
からっぽの器
2016/01/24 21:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の多崎つくるは、実家の名古屋で高校卒業まで暮らし、大学から36歳の現在まで東京で生活している。アカ、アオ、シロ、クロ、そしてつくるの友達五人組は、すべてに調和し完成されたユニットというべき存在だった。つくる以外の4人はそれぞれ苗字に色彩が入っており色とは無縁のつくるは、最初から微妙な疎外感があった。二十歳の頃突然4人から拒絶され、自殺することばかりを考えて暮らすが、あるきっかけで徐々に立ち直る。しかし別人のような容姿に変貌する。つくるは駅を作る仕事が夢でその夢を実現する。シロがいつも弾いていたピアノの曲でリストのル・マル・デュ・ペイがずっと心に残っている。2歳年上の恋人沙羅に、4人から拒絶された原因、理由を確認するように勧められ、16年ぶりに仲間に会うこととなる。つくるのからっぽの器に、ある人が入っては出ていくだけの中身がない人間なのだとクロに言い、違うよと励まされる。
何が人気作家の魅力なのか、やはり今回もわからないまま。人それぞれに面白いとか、感動したとか、好みとかが分かれるのは当たり前で、人気があってもそれが必ずしもすべての人に共通ではない。今度はどうかなと読んではみるけど、変わらずよくわからなかった。
紙の本
春樹ワールド
2017/02/20 15:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ymzw - この投稿者のレビュー一覧を見る
長年の積読本を漸く読了。初期春樹作品にあった学生時代の雰囲気と近作に顕著なアナザーワールドを融合させた作品である気がした。おそらく実験作かな?と思うけど、少し初期設定が窮屈だし、中年期以降がご都合良過ぎる印象もあり、そして相変わらずの結論ブン投げパターンで、何度も読み返すことはないかなとは思うものの、読み始めると一気に読まされてしまうのは流石。このガス抜きが新作に活かされることを期待したい。
紙の本
ハマりそうでハマらない小説でした
2016/06/18 22:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価が分かれる小説というか、人を選ぶ雰囲気が溢れだしています。
確かに、色彩に人の個性を重ねて主人公をあえて希薄な個性にするコンセプトは面白いと思いました。
しかし描写と会話があまりにもオシャレすぎて、違和感を覚えました。孤独な人はこんなにオシャレな感情を抱かないのでは…?と終始不思議な感覚で読み進めました。
紙の本
空回り
2021/07/29 21:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
2000年代以降の村上春樹の作品は初期からのファンほど賛否は分かれるだろうが、個人的に一番厳しかったのがこの作品であった。やりたいことはわからなくはないが、空回りしたという印象は否めない。
紙の本
何が言いたいのかよくわからない。。。
2017/05/27 23:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こねこママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人が購入しましたが、村上ワールドにひたりたいだけなのでこれでよし、と言っていました。
紙の本
これが春樹作品かぁ
2017/03/28 09:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初の村上春樹作品です。なるほど、読みやすいのですが、何となく男女の関係にねじれがあるのが特徴なんでしょうかね。。。私にはみんな心に色彩を持たない人たちに感じるな。。。
紙の本
村上春樹には苦手意識がありましたが・・・読み始めたら一気読み。
2020/07/08 02:01
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何を今更、と言われてしまうのでしょうけど、今更なんでございますよ。
『ノルウェイの森』を高校生の時に読んでしまって嫌悪感が出てしまい、村上春樹が苦手でした。その十年後ぐらいに村上春樹ファンの人から「これは大丈夫だよ」と『羊をめぐる冒険』を貸してもらい、「確かに」と思って『ノルウェイの森』がちょっと特殊なんだろうなとわかったのですが、自ら進んで読もうとは思わなくなってまして。
新刊が出るたびに騒ぎになりますが、まったく乗っかれず。でも別にアンチというわけでもないのです、翻訳家としての村上春樹は結構読んでいるし。
「色彩を持たない」とは、四人の親友やその後つくるが親しさを感じた後輩の名字に色の感じが入っているのに(青海・灰田など)、彼自身には色がないからというもの。それは言っても仕方ないよね、名前は選べないよ、と思うけど、友達と共通項が欲しかったという気持ちはわかる。でも個人的にはつくるくんとは仲良くなれないかも。
比較的最初のほうで、親友の女性の一人がピアノを弾くとわかるくだりで「ぞわっ」とする。『ノルウェイの森』の終盤でピアノにかかわるあるエピソードが出てくるのだが、これがひどい話でトラウマになっているからだ(おかげでつくるが絶縁された理由や彼女のその後などまったく驚けなかったという)。この感じって村上春樹ワールドあるあるなのかしら。
喪失からの回復の過程の物語なので、ミステリだとしたら「伏線が回収されていない!」とテーブルをひっくり返したくなるところがいくつもありますが、まぁ現実においてはわからないままのこともいっぱいありますよねと思えるというか、登場人物に愛着がないからもやっとした部分もそのまま受け入れられる。
いや、ヒロイン的立場の女性の描かれ方が都合がよすぎるほうが気になるかな・・・。
自分の失われた友人関係のことを思い出した。痛みが減っていることによろこんでいいのかどうなのか。
もしかしたら、今なら『ノルウェイの森』も普通に読めるかもしれない。
でも読みたい気持ちが起こらないな・・・他のを考えてみようか。
電子書籍
謎多く残る
2020/03/28 20:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
終わってみれば物語で提示された謎の多くが残されたまま思わせぶりな結末。これが村上ワールドだろう。シロがなぜつくるに罪をなすりつけ、誰に絞殺されたのか。しかし思わせぶりではあるけれど、つくるが出会う灰田とか、過去をたずねていく旧友たちとのやりとりはおもしろく、それなりの水準だと自分は思う。
紙の本
読み終わってみれば・・・
2018/05/10 07:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽこ仮面 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなもんか、という感じで、ちょっと小さい話かなあという気もするけど、読んでいる間は結構切実に伝わってくるものがあってさすがの力量だと思いました。
紙の本
独特の世界観による興味の持続
2018/05/04 18:27
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹の独特の筆致で、グイグイと読み進めさせられます。
主人公・つくるが友人たちから疎外された理由の謎解きは、物語の中盤で明らかにされますが、それ以外に散りばめられた謎は読者に解釈が任されているようです。
初心者ハルキストの私には、いささか消化不良な読後感でしたが、それでも魅力的な物語世界を楽しめました。
紙の本
勇気が湧いてくるかもしれません
2017/04/30 13:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
今現在、もどかしい思いをしていたり、行動を起こしたいけど勇気が持てない・・・
そんな人にこそ読んでほしいと思います。
主人公が前に向かって歩き出す姿を見て、勇気が湧いてくるかもしれません。
紙の本
不思議な人
2017/01/28 19:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかし - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹自身の性格と似ているのかなと思いました。友達も不思議な人です。女の子に興味があるのかないのか、潔癖なのか大胆なのか、大学生の男の子ってこういう子もたくさんいたのかなと今更考えさせられました。
電子書籍
引き込まれるように
2016/02/17 13:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パピコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上作品の常ながら、いったん読み始めると止まることができずどんどん読み進める楽しさを味わいました。
ただ、読み終わってみると、一人一人との再会がスムーズすぎた、田崎つくるが冷静すぎたような気がします。