「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/11/20
- 出版社: 早川書房
- サイズ:20cm/387p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-209576-3
紙の本
うそつき、うそつき
著者 清水 杜氏彦 (著),東 直己 (著),北上 次郎 (著),鴻巣 友季子 (著),清水 直樹 (著)
国民管理のために首輪型嘘発見器の着用が義務付けられた世界。非合法の首輪除去技術を持つ少年フラノは、強盗犯、痣のある少女、詐欺師、不倫妻、非情な医者、優しすぎる継母など、様...
うそつき、うそつき
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
国民管理のために首輪型嘘発見器の着用が義務付けられた世界。非合法の首輪除去技術を持つ少年フラノは、強盗犯、痣のある少女、詐欺師、不倫妻、非情な医者、優しすぎる継母など、様々な事情を抱えた人々の依頼を請けて日銭を稼いでいた。だが彼には密かな目的があった。ある人のために、特殊な首輪を探しだして、外すこと。首輪には複数のタイプがあり、中でも、フラノに技術を仕込んだ師匠ですら除去法を教えられず、存在自体ほとんど確認されていない難攻不落の型こそ、フラノが探す首輪・レンゾレンゾだった。レンゾレンゾを求めることがやがてフラノを窮地へ追いやり、さらには首輪に隠された秘密へと導いてゆく。人はなぜ嘘をつき、また真実を求めるのか。フラノが辿り着いた衝撃の結末とは?近未来の管理社会を生きる少年の苦悩と成長を瑞々しい筆致で描く、ディストピア青春ミステリ。小説推理新人賞とダブル受賞でデビューした超大型新人による、第5回アガサ・クリスティー賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【アガサ・クリスティー賞(第5回)】国民管理のために首輪型噓発見器の着用が義務付けられた世界。非合法の首輪除去を生業とする少年フラノには、密かな目的があり…。近未来の管理社会を生きる少年の苦悩と成長を瑞々しい筆致で描く、ディストピア青春ミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】
国民を管理する首輪型嘘発見器の除去を生業とする少年にはどうしても外したい首輪があった……本年度小説推理新人賞に輝く超大型新人の二つ目の栄冠となった第五回アガサ・クリスティー賞受賞作【商品解説】
著者紹介
清水 杜氏彦
- 略歴
- 〈清水杜氏彦〉1985年群馬県生まれ。千葉大学大学院工学研究科修了。「うそつき、うそつき」で第5回アガサ・クリスティー賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
近未来の管理社会を舞台とするミステリ
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
みんな子ども頃には「嘘をつくのはいけない」と教えられて育ってきたはずだ。けれども嘘をついたことが他人にばれてしまう首輪を身に着けることを義務づけられた社会、つまり嘘をつけない社会を描いたこの物語は、どこからどう見てもディストピア小説だ。非合法な首輪除去技術を持つ少年を主人公に近未来の管理社会を生きる人々の姿を、細かい設定や連作風の凝った構成とともにつづり切実なラストへと導く、なかなかに読ませる作品だった。
紙の本
うそを可視化した近未来
2016/02/11 20:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
嘘をつくとランプが赤く灯る首輪を装着することを義務付けられた近未来社会が舞台のディストピア小説。読みながらもこんな気味の悪い世の中は絶対に嫌だと思った。しかもストーリーがとことん暗い。