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紙の本
爪と目 (新潮文庫)
著者 藤野 可織 (著)
あるとき、母が死んだ。そして父はあなたに再婚を申し出た。あなたはコンタクトレンズで目に傷をつくり訪れた眼科で父と出会ったのだ。わたしはあなたの目をこじあけて―三歳児の「わ...
爪と目 (新潮文庫)
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商品説明
あるとき、母が死んだ。そして父はあなたに再婚を申し出た。あなたはコンタクトレンズで目に傷をつくり訪れた眼科で父と出会ったのだ。わたしはあなたの目をこじあけて―三歳児の「わたし」が、父、喪った母、父の再婚相手をとりまく不穏な関係を語る。母はなぜ死に、継母はどういった運命を辿るのか…。独自の視点へのアプローチで、読み手を戦慄させるホラー。芥川賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【芥川賞(149(2013上半期))】娘と継母。父。喪われた母−。家族、には少し足りない集団に横たわる嫌悪と快感を律動的な文体で描く、純文学的ホラー。表題作ほか全3編を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
あるとき、母が死んだ。そして父は、あなたに再婚を申し出た。あなたはコンタクトレンズで目に傷をつくり訪れた眼科で父と出会ったのだ。わたしはあなたの目をこじあけて――三歳児の「わたし」が、父、喪った母、父の再婚相手をとりまく不穏な関係を語る。母はなぜ死に、継母はどういった運命を辿るのか……。独自の視点へのアプローチで、読み手を戦慄させる恐怖作(ホラー)。芥川賞受賞。【商品解説】
収録作品一覧
爪と目 | 7−110 | |
---|---|---|
しょう子さんが忘れていること | 111−137 | |
ちびっこ広場 | 139−169 |
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書店員レビュー
理解できない、という恐怖
ジュンク堂書店福岡店さん
三歳児の「わたし」。
父から再婚を申し出られた「あなた」。
ベランダで死んでいた母。
「純文学ホラー」で「芥川賞受賞」?
これは手にとるしかないと思った。
いつもの読書なら、私は誰かの感情に自分をすべり込ませることができたし、そうやって、物語の中の誰かとともに、胸を痛めることができた。
けれど今回は違っていた。
話が頭に入ってこないわけではなく、むしろ文章の引力はとても強いというのに、ぬるりと穏やかにはじかれて、最期のページをめくり終えても、誰のなかにも入ることができなかったのだ。
爪をかじり、冷たくなった指で、「わたし」は「あなた」の目をこじあける。
そして。
そこには何があるのだろうか。
なにが見えるというのだろうか。自分にも、見えるだろうか。
見えても、見えなくても、たぶん、おなじように怖い。
電子書籍
冷たい世界
2019/09/06 16:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カツセウョシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな家族になりたくないな、と思うような人間関係。
じわじわと引き込まれました。
紙の本
大好きな作品
2019/05/08 13:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤野さんの世界観が大好きです。他の作品も好きですが、この作品は藤野さんを初めて知るきっかけになった本です。何度も読み返しています。不思議で不気味で美しい描写が大好きです。
紙の本
2013年度芥川賞受賞作品
2018/05/01 05:32
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人びた3歳児の視点から、父親と再婚相手の関係が映し出されていくのが面白かったです。血の繋がりのない母親への嫌悪感と共に、亡き実母への痛切な思いも伝わってきました。
紙の本
つかみどころのない怖さ
2016/02/04 12:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作には芥川賞受賞作「爪と目」の他に、「しょう子さんが忘れていること」と「ちびっこ広場」が収録されています。どの作品も、生活の中に当たり前のように存在するうっすらとした気持ち悪さが表現されていますが、一番インパクトがあって個性的だったのはやはり「爪と目」でした。
個性的な文体で常に子供の視点から語られる点と結末のシーンの異様さが印象的でした。人によっては読みづらさが気になる作品だと思いますが、個人的にはあまり気になりませんでした。
紙の本
私には難しかった。
2023/10/26 10:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不気味ではあるようだが、
不気味なまま終わったにおいがした。
女性であれば共感できるのであろうが、私の価値観の違いのまま終わった。
電子書籍
滑り落ちるような怖さ
2018/10/29 11:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鯖 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みながらところどころ向田邦子がホラー書いたらこんなんかなーて思った。出てくる女たちに向けられた視線の潔癖な意地悪さ(ほめている)がよかった。
紙の本
女性は怖い・・・。
2016/01/17 10:05
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アーチャー - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど、こういう書き方をすれば芥川賞も問題なく受賞できるのかと納得。内容はかなりいびつでしたが、女性の方がこういった陰湿な怖さを書けるということでしょうね。
電子書籍
不気味
2022/10/02 22:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて、何度もやめてしまいました、全体が不気味で。なんだかおどろおどろしていて、……。また、こんな家族は、嫌だしなぁ……。あなた、という書き方には、違和感あるしね。賞取った作品なのにね……