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商品説明
聖書には、不可視のコトバが無数に潜んでいる。そしてイエスの生涯には、立場の差異を超え、作り手の衝動を著しく刺激する何かがある。先人たちのコトバを手がかりに聖書を読み直す。『中央公論』連載を加筆・修正。【「TRC MARC」の商品解説】
イエスの生涯は、キリスト教の視点や学問的なアプローチから論じるだけでは見えてこない。気鋭の批評家とともに聖書を丹念に読み直す【本の内容】
著者紹介
若松 英輔
- 略歴
- 〈若松英輔〉1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒業。批評家。「越知保夫とその時代」で三田文学新人賞受賞。他の著書に「霊性の哲学」「悲しみの秘儀」など。
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紙の本
イエスが示そうとしているのは、理性による思想の知解ではなく、霊性の働きによる存在の次元の転換。
2020/10/15 09:26
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投稿者:三分法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
言語(「コトバ」の一形態)には多層性(多義性、多次元性)がある。例えば、福音書における神殿の意味は、建築物、祈りの家、イエスの体、人間の魂、教会、世界など、多層的、多義的、多次元的である。著者は、人間の魂(心、霊性)に関して、すべての人間は、不可視の「コトバ」が宿る、内なる「神殿」を有するとし、文字を追う理性の目とは別な、霊性というもう一つの目を見開くことを促している。また、著者は、イエスと出会ったものの心の内には、誰にも「私のイエス」の姿が刻まれているとし、本書は『わたしのイエス伝』であると語っている。また、本書においては、種々の分野の人の霊性に宿った「コトバ」が紹介されている。