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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2016/04/06
  • 出版社: 宝島社
  • サイズ:20cm/271p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-8002-4911-1

紙の本

私はその場に居た 戦艦「大和」副砲長が語る真実 海軍士官一〇二歳の生涯

著者 深井 俊之助 (著)

連合艦隊の総力を結集した運命の大作戦は、なぜ無為に中断されたのか? 太平洋戦史最大の謎であるレイテ沖海戦の反転の真相を、戦艦「大和」副砲長・深井俊之助が明かす。【「TRC...

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私はその場に居た 戦艦「大和」副砲長が語る真実 海軍士官一〇二歳の生涯

税込 1,650 15pt

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商品説明

連合艦隊の総力を結集した運命の大作戦は、なぜ無為に中断されたのか? 太平洋戦史最大の謎であるレイテ沖海戦の反転の真相を、戦艦「大和」副砲長・深井俊之助が明かす。【「TRC MARC」の商品解説】

「栗田長官、南へ行くんじゃないんか!」 戦艦「大和」の艦橋で宇垣司令官が何度も大声で言う。 森下艦長は憤懣やるかたない表情で前方を凝視したまま動かない。 食ってかかる私に、参謀が一通の「電文」を示した―― 連合艦隊の総力を結集した運命の大作戦は なぜ無為に中断されたのか!? 捏造された電文、謎の反転は司令部の芝居だった。戦艦「大和」で起きた、太平洋 戦争“最大の謎"が明かされる! 戦艦「大和」副砲長・深井俊之助氏(元海軍少佐)による渾身のノンフィクション。 日本海軍が、戦艦「大和」「武蔵」ほか、残存全戦艦、ほぼすべての空母を投入し た最後の大作戦・レイテ沖海戦。 「武蔵」をはじめとする日本の最大兵力が次々と失われていくなか、深井氏の乗る 戦艦「大和」ほか、 日本海軍の主力部隊は敵輸送船団への突入を目前に、“謎の反転"を行う。 司令長官・栗田健男中将はもちろん、かつて誰も語らなかった、太平洋戦争“最大 の謎"の真相を、 まさにその場にいた深井氏が70年の沈黙を破り、ついに語る。 歴戦の死闘をくぐり抜けた海軍士官が102歳にして回想する、歴史の闇に消えた真 実とは――。 【本の内容】

著者紹介

深井 俊之助

略歴
〈深井俊之助〉大正3年生まれ。東京出身。海軍兵学校卒業。戦艦「大和」副砲長等を経て、昭和20年、第三航空艦隊参謀として終戦を迎える。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.8

評価内訳

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紙の本

私見の話を事実として語っている

2018/10/14 15:21

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:1YB - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容的には他の生還者の証言や、当時の記録と整合性が取れないものが多く事実とは言い難い。

まず小沢提督からの短刀の話と、反転後に艦橋で大谷参謀と口論になった話は、実際に栗田らのいた第一艦橋の配置だった都竹氏が「そのようなことは見たことも聞いたこともない」と証言し、深井氏の発言を「作り話」と断じている

小沢の短刀の話はこの本が出るまでの深井氏の講演やテレビ出演の際の発言では、
・小沢は栗田のこれまでの行動に不信の念を持っていて今回も突入をしないのではと危惧した
・そこで深井ら若手士官に「必ず任務を全うするように」と短刀を手渡した
という内容になっていた。
だが都竹氏が反論するには、この時期の大和の行動から見て小沢が深井氏にあって短刀を手渡すことはできないと言って断じている

そこで調べてみると、大和はマリアナ沖海戦後の6月23日に本土に帰還し、そのまま呉で機銃の増設工事などを受けている
翌24日に小沢らは本土に帰還するが、経過報告などもあり呉ではなく軍令部のある東京に行っている
そして大和ら第二艦隊はまだ決まってはいないが次の作戦に向けての訓練をするため、燃料の心細い本土ではなく、シンガポール沖にあるリンガ泊地に移動することになり、南方への物資人員を搭載したうえで7月10日には出撃。その後はリンガで訓練を繰り返し、そのまま10月18日に捷一号作戦発動を受けてブルネイに移動し、そのまま作戦に参加しています
一方の小沢は本土にとどまり続け、捷一号作戦の詳細説明も本土で受けています。そしてそのまま捷一号作戦発動を受け10月19日に出撃しています

確かに都竹氏の言うように深井氏の証言では内容に整合性はとれません
深井氏の発言では短刀をもらったのは小沢が捷一号作戦の内容を知ったあとのように話しているが、小沢は捷一号作戦の詳細を聞いた8月初旬以降は本土から出ていないし、大和もリンガから本土に戻っていない。手渡すことなどできないのです

その後深井氏はこの本では「小沢から作戦前に郵送された」と訂正しています。今までの証言は何だったのでしょうか?嘘の内容を語っていた事になります

また郵送されたということは小沢提督の栗田への思いも、小沢から聞いた話ではなく、深井氏がそう邪推しているという証拠になります。つまり私見だったということになります

因みにこの短刀は、深井氏が思っているようなものではなく、小沢が捷一号作戦参加の将兵に送ったもので、持っていると紹介している元海軍の方は他にもいます
(実はヤフオクで出品されているのを見たこともあります)
言い方に語弊があるかもしれませんが、様はイベント参加スタッフにイベントに配られる記念品のようなものにすぎません。深井氏自身は大切なものと思ったのでしょうが,当の小沢はそれほど思ってはいなかったのではと思いますよ

艦橋での口論についても、都竹氏だけでなく、当時艦橋にいて戦後も生還され証言をしている人はたくさんいますが、誰も深井氏が言うようなことがあったという人はいません
大和主計長で深井氏の同僚でもある石田恒夫氏(当時は戦死した栗田の副官の任務を代行していて艦橋内に詰めていた)や、第一戦隊参謀兼大和飛行長の伊藤敦夫氏なども多くの証言を残されているが該当するような話は残していない。

どちらの話に信憑性があるかだが、これ以外の本の内容の出鱈目さ(特にエンドウ沖海戦での英士官を捕虜にした話。字数の関係で詳細は書けないが当時白雪水雷長だった春日均氏の証言をパクっている可能性が高い)から考えると、都竹氏の証言のほうが信憑性があると思わざるを得ない。

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2016/04/30 22:48

投稿元:ブクログ

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2022/10/22 13:45

投稿元:ブクログ

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