「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
七つの会議 (集英社文庫)
著者 池井戸潤 (著)
トップセールスマンのエリート課長を社内委員会に訴えたのは、歳上の部下だった。役員会が下した不可解な人事。会社で何が起きているのか。事態の収拾を命じられた原島は、親会社と取...
七つの会議 (集英社文庫)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:50,072円(455pt)
- 発送可能日:購入できません
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
トップセールスマンのエリート課長を社内委員会に訴えたのは、歳上の部下だった。役員会が下した不可解な人事。会社で何が起きているのか。事態の収拾を命じられた原島は、親会社と取引先を巻き込んだ会社の秘密に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
ありふれた中堅メーカーでパワハラ事件の不可解な人事をきっかけに、次々と明らかになる会社の秘密。
会社とは何か、働くとは何かに迫る全国民必読の傑作クライム・ノベル。(解説/村上貴史)
【商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
七つの会議
2021/11/29 10:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
数年前に映画を観てからの、本書。映画も面白かったが、原作も面白かった。
何故不正が起きたのか、その隠蔽の背後にあるのは何か。
会社の為、出世の為、部下を利用し、陥れ・・。こんな会社、やりがいはあるのだろうか、会社って何だろう?と思ってしまった。
読みながら、映画版の登場人物の顔が、ずっとちらついていたー。
紙の本
連作短編の完成形
2021/10/29 14:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る
いや、これはもはや短編集とは言えない。長編以上に長編要素があるといってもよいが、映像とはちがう短編らしさはもちろんある。
映像も観たが、やはり原作小説は池上氏らしさがストレートに伝わってくるのがいい。当然なのだが。
社会派ミステリーにはちがいないが、これほど面白要素が詰め込んであれば、万人が楽しめるベストエンタメ小説と言えるのではないか。
会社勤めのある人なら、共感できる箇所もおおいにあり、ただただ楽しい小説というわけでもない。
とにかく、けなす箇所は一切ない。
最近は池上ブームもやや下火かとも思うが、すぐに新作が出てきて騒がれるだろう。
これからも、東野氏とともにミステリー界を牽引してほしい。
紙の本
会社と社会
2021/08/29 20:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されていたのを面白そうだなと思っていたので、どっちが先がいいかわからないけど小説から読んでみましたが、面白かったです。こわいですが、意表を突く展開もあり、読ませる力がすごい。次々と主人公(語り手)が変わっていく中、毎回生い立ち話があるのが面白い。でもその人がどういう性格や好みかということが、仕事をする上でも岐路に立った時でも出てしまうんだということなんでしょうね。その人がやってはいけないことをしてしまうにしてもその理屈みたいなものがあり、わからんでもないけど…となるのが苦いところ。でも保身にせよ出世欲にせよ、それがまかり通ったら何も信用できなくなるから。イスにも座れない。ドーナツも食べられない。最後はやっぱり良心もたないと、となるのが池井戸作品の快さ。
紙の本
定番の痛快さは安定して顕在。
2020/12/11 14:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『七つの会議』と題されているので、七つの短篇が組まれていると見がちですが、さに非ず。序盤から半ばに至る迄はそう思いがちで読み進める事になりますが、半ばからは終局に向かって加速度をつけて纏まっていきます。
本書を読んで(というか池井戸作品に於いて)、人間の性質は実に生々しく、また極めて脆弱なものだという事を嫌と言う程見せつけられます。そこに共感を感じたり、我が身を省みて反省したり、怒りを感じたりするのではないかと思います。
人間模様を具に描いた傑作と言えるのではないでしょうか。
紙の本
池井戸作品で最も面白い
2020/06/17 18:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kobugi - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで読んだ池井戸作品の中で、最も面白くて一気に読了。企業で働いたことはないが、人物造形がきちんとされているので、雰囲気、言葉のトーンなどがリアルに伝わる。伏線もうまく活かされていて、読後感は爽やか。
紙の本
映画同様面白かったです。
2019/04/28 21:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:takapii - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の展開も一人一人の性格の特徴も、読み応えあり、面白かったです。
専門的な用語やそれ以外でも、古い言い回しや難しい言葉もありましたが、何とか読み終えました。
映画を先に見てしまったので、読み進めるとどうしても映画中の俳優の顔が浮かんでしまいました。本を先に呼んだ方が良かったですね。
他の池井戸作品も読んでみたいと思います。
紙の本
映像と両方
2019/04/02 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kerorin - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな池井戸潤の作品で、野村萬斎主演で映画公開だったので、まず、映画を観ました。その後、書籍を。
映画を観ているので展開は既にわかっているのですが、書籍のいい所は心の中で思っていることがわかること。演技の「苦笑」が実はこんな奥深いことまで考えていての「苦笑」なのかが描かれている。
また、人物の背景がありありと描かれていること。エリートサラリーマンが、現在の位置に存在するまでの過去が演技ではわからないこと。
そんなことを見比べながら?読み比べながら?感じることができます。
映画を観た人も、書籍ではまた違って描かれています。両方見る(読む)のをお勧めします。
紙の本
映画を観てから
2019/03/01 19:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねずみごっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を先に観てから、楽しみに本書を購入、拝読しました。
結論。
どっちも面白い!!!!!
自分の場合は、先に映画を観て良かったと思いました。
とても盛り上がれたので!
そしてしみじみと小説を味わいました。
七つの会議を通じて描かれる、色んな人の、色んな生き様。
自分はどう生きてゆくか、考えさせられました。
紙の本
「倍返し」で一世を風靡した「半沢直樹シリーズ」のような痛快復讐劇を期待したのに、暗いだけの結末で、主役の筈の「八角」の役割や人物像も不明瞭なままだし、何ともスッキリしない作品でした。
2018/12/23 21:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「倍返し」で一世を風靡した「半沢直樹シリーズ」のような痛快復讐劇を期待したのに、暗いだけの結末で、主役の筈の「八角」の役割や人物像も不明瞭なままだし、何ともスッキリしない作品でした。単に皆が不幸になっただけの結末だし、品質偽装などの不正は企業体質というより現在の競争・成果主義の社会では決して無くならないと言ってるみたいだし、何か虚しさだけが残る作品でした。確かに、「第一話 居眠り八角」はそれなりのインパクトはあるのだが、その後八角が殆ど登場しないし、登場しても我関せずといった感じで、彼の人物像や思想・信念が見えてこないのです。どうも短編として執筆されたものを、後から連作短編のようにまとめて一つの長編に仕上げたところに無理があるようで、世間一般の評価と異なり私的には曖昧で面白くなかったというのが本音。要は、中心人物である筈の八角の行動目的や彼自身の生い立ちなどが不明瞭なため、本作の主題がすっきりと伝わってこないではと感じた。中盤過ぎても、「八角」の出番・活躍が殆ど無いし、主題も鮮明になってこないことに対するイライラ感も低評価に大きく寄与。映画化されるほどの作品とは思えないなと考えた結果、映画化に当たっては大幅な脚色がなされるのだろうと推測。映画に期待です。
紙の本
隠蔽体質
2017/06/27 22:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kohei - この投稿者のレビュー一覧を見る
空飛ぶタイヤと同じような、企業の不祥事の隠蔽を題材にしたものである。
いろいろな人が主人公となって、話が進められるといった構成もさることながら、内容も読みやすく、非常に楽しめた。
紙の本
面白い
2016/12/05 17:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひっくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の本は「鉄の骨」から、ほとんど読んでいます。
「半沢直樹・花咲舞」の銀行シリーズも面白かったですが、
この作品も負けず劣らず、読みごたえがあります。
紙の本
日本の会社の在り方
2016/11/27 16:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えるべっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語にでてくる日本建電は
予算達成絶対主義、
そのためなら犠牲者が出ても構わないという姿勢で、
社員はモーレツ社員でなければならない。
最近の大手広告会社も同じで、
これからの日本の会社の在り方、
働き方を考えさせられる。
ストーリーは、原島中心かと思いきや
ほんとの主役は八角であり、
彼の考え方こそ正しいのだと思われる。
読み物としてはおもしろく、
引き込まれるのだが、
空飛ぶタイヤに似たところがあり、
最後の不正の黒幕の在り方にも
やや不満を感じた。
紙の本
私の勝手な思い込み=復讐劇!?
2016/11/18 10:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラスト、そうきましたか!!
第1章を読み終えて、なるほど坂戸さんは昔
八角さんの自殺した顧客の関係者で、復讐劇なのね~。
とかって勝手に思い込んだのに、まったく違う方向に!?(笑)
いろんな人の視線から一つの事件を見ていく手法、
そして真の主人公、先がどんどん気になって、そしてあのラスト!
あいかわらず見事な物語でした。
紙の本
うーん、何だろう絶賛するには、ちょっと
2016/09/18 10:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん、何だろう絶賛するには、ちょっと。さまざまな登場人物がありすぎて、一応つながっているのだが、人物が深く描けていないので、「会社って」という話にとどまっているよね。会議が主要なテーマであるのも成功していないかも。でも、ぐいぐい読ませるのは、池井戸さんならではか。
紙の本
七つの会議
2016/08/12 19:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:焚き火料理人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文中で会議が七つあったかどうかわかりませんが、ありがちな話です。
事の大小こそあれ「隠蔽」ってどこでもあることだと思いますが、事が大きい時こそ最終責任者である社長の裁量が問われる訳で、東京建電でなくても私の勤めている会社でもどこまで法令遵守が貫き通せるか考えさせられました。