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商品説明
戦後70年を経て機密解除された文書、ドイツ連邦軍事文書館や当事者の私文書など貴重な一次史料から、プロイセン・ドイツの外交、戦略、作戦、戦術を検証。戦史の常識を疑い、“神話”を剝ぎ、歴史の実像に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
大木 毅
- 略歴
- 〈大木毅〉1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に入学。千葉大学等の非常勤講師、国立昭和館運営専門委員を経て、著述業。
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紙の本
改訂版
2022/12/23 08:40
5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の視点での改訂版。
確かにこの本は古臭いパウル・カレルやその亜流に比べると目新しい情報は満載だ。自分が紹介している部隊がユダヤ人をアウシュヴィッツに送ったり、ウクライナでユダヤ人虐殺という「最悪の仕事」をしていたりしていたかもしれないのに。それでいいんですかね?
しかしこの人、この本で紹介しているナイツェルの著書でも別の本でみすず書房から出た「兵士というもの」の監修をした時点では邦訳者と担当編集者も含めて誰も中田整一の「トレイシー」を読んだ事がないから、邦訳者がレーマーなる「優れた研究者の優れた研究」を鵜呑みにして祖述したのも相重なってトンチンカンな訳者あとがきを書いてしまったのに気がつかないのだから話にならない。他の本で中田整一が製作した「ドキュメント昭和9・ヒトラーのシグナル」に言及していたり、「ドクター・ハック」を読んで否定的なコメントを書いていたりしているのに。中田整一を「NHKのプロデューサーあがり」とでも思っているのかもしれないが、英語とドイツ語の未邦訳の本を紹介して日本での「通説」を批判するとは、質が違うとは言え玉石混交な「未邦訳の英語文献」を「活用」していた「国際ジャーナリスト」落合信彦を連想してしまう。宮脇淳子みたいに「聞き書き ある憲兵の記録」を買うのを惜しんで「キメラ」の引用で済まして「批判」する人もいる事だ。
この本には日本人と鉄十字章について書かれているが、「ドキュメント昭和9・ヒトラーのシグナル」には二級鉄十字章を佩用した海軍士官の写真が掲載されているのに読んでいるなら何故触れないのか。在ベルリン大使館の海軍武官室に勤務していたあたりの軍人なら誰だか分かるはずだが。この人、「兵士というもの」にU234に便乗して日本に向かっていたウルリヒ・ケスラー将軍の写真が掲載されているのに誰だか分からなかったのか?、と思えてしまう。