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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/07/29
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/508p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-219999-5
- 国内送料無料
紙の本
プルートピア 原子力村が生みだす悲劇の連鎖
アメリカはリッチランドに、ロシアはオジョルスクに、プルトニウムの街・原子力村としての“プルートピア”をつくりだした−。米ソが「歪んだ理想郷」を生みだした経緯と起源に迫るノ...
プルートピア 原子力村が生みだす悲劇の連鎖
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商品説明
アメリカはリッチランドに、ロシアはオジョルスクに、プルトニウムの街・原子力村としての“プルートピア”をつくりだした−。米ソが「歪んだ理想郷」を生みだした経緯と起源に迫るノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
“プルートピア”は「特異なユートピア」である。アメリカはワシントン州東部のリッチランドに、ソ連はウラル山脈南部のオジョルスクに、プルトニウムの街・原子力村としての“プルートピア”をつくりだした。本書は、東西冷戦という境界を越えてプルトニウムが米ソを結びつけプルートピアを生みだした経緯に注目する。インタビューと膨大な公文書記録をもとに、チェルノブイリ、福島と繰り返されてきた惨劇の源泉を掘り下げる。
“プルートピア”は、アメリカとソ連が、第二次世界大戦後の社会の欲望を満たすためにつくりあげた、「特異なユートピア」である。そのいびつな理想郷は、国家の秘密プロジェクトであり、核兵器製造の“原子力村”でもあった。アメリカはワシントン州東部のリッチランドに、ロシアはウラル山脈南部のオジョルスクに、プルトニウムの街としての“プルートピア”をつくりだした。リッチランドのハンフォードとオジョルスクのマヤークには、それぞれにそっくりの核製造施設があり、“プルートピア”という酷似した凄惨な経験が、チェルノブイリと福島の悲劇の前に存在したのだ。
本書は、国境を越えた軍拡競争の歴史を、核爆弾製造にかかわった人々の暮らしや土地と結びつけて考察し、東西冷戦という境界を越えてプルトニウムが米ソを結びつけプルートピアを生みだした経緯に注目する。核爆弾製造現場で働き、被曝者となった二つの地域に暮らす人々によって語られた驚愕の事実の数々――。インタビューと膨大な公文書記録をもとに徹底追跡する著者は、チェルノブイリ、福島と繰り返されてきた惨劇の源泉を掘り下げることに成功した。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1部 アメリカ西部の核最前線――閉ざされた空間
- 1 ミスター・マサイアス、ワシントン州に行く
- 2 逃げ去る労働力
- 3 “ハンフォードの奇跡”という嘘
- 4 先住民とマサイアス
- 5 プラトニウムがつくった街
- 6 放射線にさらされる女性たち
- 7 危険すぎたマンハッタン計画
- 8 食物連鎖
著者紹介
ケイト・ブラウン
- 略歴
- 〈ケイト・ブラウン〉メリーランド州立大学歴史学教授。『タイムズ・リテラリー・サプルメント』『アメリカン・ヒストリカル・レビュー』などに寄稿。2005年アメリカ歴史学協会ジョージ・ルイス・ビア賞を受賞。
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