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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/22
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/255p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-220123-0
紙の本
シンマイ!
著者 浜口 倫太郎 (著)
新潟の祖父・喜一に米作りを教わりにきた翔太は、毎朝5時起きで田んぼを見にいくことに。新米農家・里美、いけすかない兼業農家の光太郎らに辟易としていた翔太だったが…。新米農家...
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商品説明
新潟の祖父・喜一に米作りを教わりにきた翔太は、毎朝5時起きで田んぼを見にいくことに。新米農家・里美、いけすかない兼業農家の光太郎らに辟易としていた翔太だったが…。新米農家たちの“神米”を目指す日々がはじまる。【「TRC MARC」の商品解説】
新潟の祖父に米作りを教わりに来た翔太。朝五時起きで田んぼに向かい、田んぼを注視する祖父。ある日、翔太は寝坊して朝五時に起きられなかった。すると喜一は一言「帰れ」と言う。このまま帰っては負けだと居直る翔太はある日、喜一の米を食べる。光り輝く米粒、鼻孔に飛び込む芳醇な香り、味覚をぶん回す旨味、ぷつりぷつりと弾ける歯ごたえ。仲間達と、最高の米づくりを目指す日々が始まった。
新潟の祖父に米作りを教わりに来た翔太。朝五時起きで田んぼに向かい、田んぼを注視する祖父。真っ黒に日焼けした新米農家の里美、農薬を使い効率よく米を生産する兼業農家の光太郎。まったく気が合わない農家たちの仲を取り持とうとする市役所職員のまさる。
友人もおらず、携帯の電波も届かない。同居の祖父は何も話さず、出かけるにも周囲には田んぼしかない。
ある日、翔太は寝坊して朝五時に起きられなかった。すると喜一は一言「帰れ」と言う。このまま帰っては負けだと居直る翔太はある日、喜一の米を食べる。
光り輝く米粒、鼻孔に飛び込む芳醇な香り、味覚をぶん回す旨味、ぷつりぷつりと弾ける歯ごたえ――。
最高の米づくりを目指す日々が始まった。
「雨が降ろうが雪が降ろうが、親の葬式の翌日だろうが、とにかく一日も休まず田んぼを見ろ」
風が運ぶ土の匂い、まばらに育つ稲の顔色、雑草を防ぐために放たれた鴨。田んぼの様子はめまぐるしく移り変わり、小さな違いが稲に大打撃を与える。喜一の勘が、経験が、稲を最高の米“神米”へと導いていく。新米による神米のための米小説!【商品解説】
目次
著者紹介
浜口 倫太郎
- 略歴
- 〈浜口倫太郎〉1979年奈良県生まれ。放送作家。「アゲイン」(文庫は「もういっぺん。」に改題)で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー。他の著書に「宇宙(そら)にいちばん近い人」がある。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年10月号より
書標(ほんのしるべ)さん
気に喰わない上司を背負い投げして無職となった翔太が、新潟の気難しい祖父・喜一から米作りを教わることになる。
毎朝5時に田んぼをじっと注視するだけで何も教えてくれようとしない祖父にやきもきするが、あるきっかけで喜一の米を味わい、感動して米作りに目覚める。勝気な新米農家の里見や、気障な兼業農家の光太郎とともに米作りに励む翔太。
小さな出来事が稲に大打撃を与えるが、喜一の長年の勘と経験が稲を最高の米に導いていく。魅力的な登場人物が物語を盛り上げ、米への愛情が深まり、米が主食の日本人で良かった!と強く感じる作品だ。喜一と翔太、その家族の絆に胸が熱くなるだろう。
紙の本
米への愛情が高まる
2016/11/06 17:48
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
気に食わない上司を背負い投げし、クビになった主人公が祖父から米作りを習う物語。家族の絆や米への愛情が高まる作品である。