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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/08
- 出版社: 共立出版
- サイズ:22cm/438p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-320-12400-4
- 国内送料無料
紙の本
ENIAC 現代計算技術のフロンティア
著者 Thomas haigh (著),Mark Priestley (著),Crispin Rope (著),土居 範久 (監修),羽田 昭裕 (訳),川辺 治之 (訳)
1943年に構想され、1945年に完成、1955年には解体された汎用電子計算機ENIAC。残された記録資料原本を調査し、その構想から設計、構築、利用、遺品となるまでの歴史...
ENIAC 現代計算技術のフロンティア
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商品説明
1943年に構想され、1945年に完成、1955年には解体された汎用電子計算機ENIAC。残された記録資料原本を調査し、その構想から設計、構築、利用、遺品となるまでの歴史を明らかにする。見返しに年表付き。【「TRC MARC」の商品解説】
最初のプログラム可能な汎用電子計算機と知られるENIAC(Electronic Numerical Integrator and Computer)は,1943年に構想され,1945年に完成,そして1955年には解体された。その後の開発者らによる特許紛争などにより,最初のプログラム可能な計算機かどうかといった論争だけが今日では記憶に留められがちであり,そのような観点から書かれた成書も数多くある。
しかし,ENIACは,現代的な計算機への道程にある単なる通過点ではない。著者らは,ENIAC を,戦時の機械,「最初の計算機」,その利用者が継続的に手直ししつづけた物質的人工物,そして矛盾を含んだ史話の対象ととらえ,残された記録資料原本を広範囲に調査することによって,ENIAC の構想から,設計,構築,利用,そして博物館に展示された遺品となるまでの詳細な物語をまとめ上げた。
また,ENIAC の物語は,ENIAC に携わった人々の物語である。ENIAC を構築し,プログラムし,操作した人々,とくに,そうしたことで有名になった女性たちだけでなく,ENAIC を提案,設計した数学者,科学者,技術者について記述することで,今まで光が当てられることの少なかったENIACの歴史の細部を明らかにしていく。
(原著:ENIAC in Action: Making and Remaking the Modern Computer, MIT Press, 2016.)【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 ENIAC を思い描く
- 第2章 ENIAC の構造を決める
- 第3章 ENIAC に生命をもたらす
- 第4章 ENIAC を稼働させる
著者紹介
Thomas haigh
- 略歴
- 〈Thomas Haigh〉ペンシルベニア大学で科学史・科学社会学のPh.D.を取得。ウィスコンシン大学ミルウォーキー校上級准教授。
〈Mark Priestley〉ロンドン大学で科学技術論のPh.D.を取得後、計算機の歴史と哲学を研究。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年8月号より
書標(ほんのしるべ)さん
最初期の汎用電子計算機として、以降のコンピュータにも多大な影響を与えたENIAC。元々は軍の弾道研究所で設計されたこの稀代の計算機は、誕生から稼働終了までの約十年間で、どんな道のりを歩んだのか。各地に眠る記録資料を精査し、詳細に描き出した一大記録。