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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/07/27
- 出版社: 白水社
- サイズ:19cm/246p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09250-7
読割 50
紙の本
帝都東京を中国革命で歩く
著者 譚 【ロ】美 (著)
明治維新と中国革命が交錯した早稲田、本郷、神田…。街歩きで見つけた帝都東京の新たな相貌を、カラー図版を豊富に用いて紹介する。白水社ホームページ連載を加筆・修正してまとめた...
帝都東京を中国革命で歩く
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商品説明
明治維新と中国革命が交錯した早稲田、本郷、神田…。街歩きで見つけた帝都東京の新たな相貌を、カラー図版を豊富に用いて紹介する。白水社ホームページ連載を加筆・修正してまとめたもの。【「TRC MARC」の商品解説】
街歩きで見つけた帝都東京の新たな相貌
歴史の強烈な磁場にありながら、あるいはそれ故に、忘却されてしまった場所がこの東京には無数にある。本書は早稲田、本郷、そして神田の各地を歩きながら、中国革命の痕跡を探り出す試みである。
明治維新の成功と日露戦争の勝利、さらに科挙制度の廃止(1905年)といった事情も手伝って、明治・大正の東京には中国から多くの亡命者や留学生がやってきた。悲嘆に暮れて亡命してきた梁啓超、漱石に憧れて本郷西片に住んだ魯迅、受験に失敗して失意のうちに帰国していった周恩来はじめ、彼らにとって東京は特別な場所だった。
革命を夢見た彼らの周囲には、どんな風景が広がっていたのだろうか? 日々を過ごした空間はどんな色彩で満たされ、またどんな匂いが漂っていたのか? 本書では一つひとつの場所を実際に訪ねて、読者とともに味わっていくことになる。
こうした試みは、中国革命の群像劇について知られざる一齣を明らかにするだけでなく、帝都のイメージを一新してくれるはずだ。革命の揺りかごになったもうひとつの東京へ! 明治・大正の地図や当時の図版約100点を贅沢にもオールカラーで掲載!【商品解説】
〈明治維新〉と〈中国革命〉が交錯した早稲田、本郷、そして神田……街歩きで見つけた帝都東京の新たな相貌。カラー図版多数。【本の内容】
著者紹介
譚 【ロ】美
- 略歴
- 〈譚【ロ】美〉東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。作家。慶應義塾大学文学部訪問教授。著書に「中国共産党を作った13人」「革命いまだ成らず」など。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年9月号より
書標(ほんのしるべ)さん
書店員としてはどこの棚においていいのかまったくわからない本であった。中国革命の痕跡を、現代東京を歩き回って探すなんて…だがこれが面白いのである。著者の父親は中国革命に巻き込まれて日本へ亡命してきた。明治維新を成し遂げた日本へ留学するのはその頃の中国でブームになっており、大勢の知識人が日本へ集まっていたのである。早稲田・本郷・神田のあたりを歩きながら、若き革命家たちの足跡を辿る。