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商品説明
迷走日本を立て直す鍵はどこにあるのか? 常に「この国のかたち」を考え、強いリーダーシップと明確な言葉で、進むべき道を示した田中角栄の名言を紹介し、その背景を解説する。〔「田中角栄に訊け!」(プレジデント社 2011年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
小学校卒の天才政治家に学ぶ人間力の極意
いまこの国に田中角栄がいれば、何を実行し、我々をどこに導くのか。没後20年を経て、角栄の遺した言葉の数々が、それを知る手がかりとなる。
小学校卒の学歴ながら、54歳の若さで首相の地位に上り詰め、「今太閤」と讃えられた田中角栄。突出した行動力と抜群の記憶力で、「コンピューター付きブルドーザー」の異名を取った。生まれついての人情と気遣いの細やかさで人心掌握に人一倍長け、野党元党首の葬儀に参じて自ら涙を流し、部下の官僚の婦人の誕生日にはプレゼントを贈って感激させた。首相としての功績では、日中国交正常化も大きな仕事だった。
しかし、金脈問題と女性問題を追及されて首相を辞任。そののちに首相時代の「犯罪」で逮捕され、刑事被告人となったあげく実刑判決。自民党を離党した後も「闇将軍」として歴代政権の背後に君臨し、病に倒れたのちも議員をやめず、批判も浴びた。
これほど功罪の極端な総理大臣は珍しい。震災と原発事故で日本人が力を失いかけ、国の力は衰え、頼るべきリーダーも見当たらないこの時ほど、田中角栄の再来を強く望まれたことはない。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書の元となる単行本が発売されたのは2011年暮れでした。なぜ田中角栄だったのか──?
それはその年日本を揺るがした東日本大震災の1ヶ月半後、震災の取材に走り回る旧知の新聞記者から聞いた話がきっかけでした。「避難所にいる年配の多くの人から『田中角栄がいてくれたら……』という話を聞いた」というのです。その直後数誌の雑誌で「角栄待望論」の記事が掲載されました。
本書の監修は元共同通信編集局長で、現在テレビ朝日「報道ステーション」の解説者でもある後藤謙次氏です。現場の記者時代は長らく田中角栄番を勤め、最も角栄を知る記者のひとりです。没後20年以上経ちながら多くの日本人が愛してやまない天才政治家の数々の名言を紹介しながら、右も左も、保守も革新も、敵も味方も、すべての人を惹きつける田中角栄流人間力の極意が本書で明らかになります。【商品解説】
目次
- パート1 決断
- パート2 実行力
- パート3 才覚
- パート4 志
- パート5 気概
- パート6 人心掌握
- パート7 豪胆
- パート8 度量
- パート9 献身
- パート10 見識
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