紙の本
ほっこりしみじみ
2019/08/11 23:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:扇町みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
美味しい料理が出て来る作品好きホイホイなタイトルに惹かれて読んでみた。
鶯が美声で鳴くよう飼育する生業で生計を立てている、武家の次男坊林只次郎が主人公。腕っ節が強いわけでもなく、たまたま知った「居酒屋ぜんや」で女主人お妙の料理を美味しそうに食べるのがメインといってもいい物語。
とはいってもただ食べているだけではなく、「居酒屋ぜんや」に集まる人たちの人情の物語。
チャンバラシーンなどはないが、様々な悩みや過去を抱えた人が、お妙の笑顔と絶品料理に癒される様に胸が熱くなり、そして腹の虫が鳴る。
紙の本
シリーズ1作目
2022/05/03 18:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
美人おかみの美味しそうな料理の描写が楽しめる「居酒屋ぜんや」1作目。鶯を育てる武士の次男坊と、おかみとの間にこれから色々とありそうで今後が楽しみな展開です。
電子書籍
居酒屋ぜんや
2022/06/10 01:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
おいしそうな料理がたくさん出てきます。ストーリーは、その裏の話か……とたいして期待していなかった自分ですけど……。違ってました!人情味のあるヒトクセのある人たちお話が、満載
投稿元:
レビューを見る
人情派のほっこり癒し系小説ですね。
只次郎のキャラが好感持てます。というかこの人柄がうらやましいです。
そして設定が、美人で気の弱いお妙と、それを支える気の強い義姉・お勝。
いいです!ベタですが、これは好ましいベタですよ!この2人と只次郎の掛け合いがいい~!
私は居酒屋ぜんやに行ったら、この中に混ざるのではなく、隣の席で3人が話すのを聞いていたいです(笑)
そして地味に、只次郎の兄が好きです!「理不尽に堪えるのも、武士の務めなれば」かっこいいではありませんか!グッときました。
どろっどろのミステリも好きですが、こういう悪人があまり出てこない小説も好きです!
投稿元:
レビューを見る
作者さん初の時代小説だそうですが、何ら違和感なく楽しく読みました。無駄の無い流れるような文章で、それぞれの話が暖かくて、どんどん読み進められます。あとご飯が美味しそう!気軽にさくさく読めて、ホッとする読後感。作者さんの人間への視線の鋭さと優しさが覗えます。これシリーズになりますよね? この人達にまた会いたいので、次を楽しみに待っています。
投稿元:
レビューを見る
201607/これイイ!丁寧に書かれた人物と日常、料理。主人公が鶯飼育ってのもまた。シリーズ化熱望。
投稿元:
レビューを見る
とにかく何もかもが美味しそう。
新シリーズ開始、とのことなので色々なネタの回収はこれからということだな。
次を読んでから追いかけるか決めたい。
投稿元:
レビューを見る
お取り寄せで。
ヤバイよね、夕暮れ時のお腹が空いてくる時分に読むものじゃない。
炊きたての白いご飯が食べたーーい!!(笑)
さらりと読了。
続きそうな予感。出たらとりあえず買うかも。
投稿元:
レビューを見る
売れるとなると同じ設定のものが、まぁ出るわ出るわ。
妖系、本屋系、飲食系。
この本も高田郁の二番煎じ三番煎じでしょと敬遠していたのだけど‥。
ごめんなさい。二番煎じという認識は変わらないけど、この作品は面白かった。
お料理もどれも美味しそうだし、それぞれのキャラも分担されていて良かった。
今後、どう展開いていくのか楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
高田郁さんの『みをつくし料理帖』の二番煎じかしら、と思いつつも、皆さんのレビューに見える「美味しそうな料理」の高評価に(本の評価違うんかい)手に取りました。
悪人が出ないのはいい。
時代小説らしく、人情味あふれるやさしい作品ですし、
言い回しなども難しくないので、若いひとにもとっつきやすいと思います。
でも、お腹がすいちゃう深夜に読むのはオススメしません。
続編が出たら、買うと思います。
投稿元:
レビューを見る
まず、初めて読む時代小説で、
はじめは「読みにくそう」と、思っていた。
しかし、この作品は時代小説と言っても、
多分、大分ライトな時代小説なのだと思う。
思っていたより読みやすい。
読みやすいと、その場面が浮かびやすい。
話が分かりやすい。
他の時代小説も、1度、手に取ってみよう、と思わせるほどには面白かった。
話が進むに連れて、思ったより重い話に進んでいって、正直、そのエピソード必要?と思った。
そして、あからさまに「つづく」で終わりそうな終わり方なのが残念だった。
なんていうか、海外ドラマとか、洋画の、次の作品に続くよ!って感じの雰囲気満々で終わられても。。
という感じ。
「居酒屋ぜんや」に出てくる料理は本当に美味しそう。
私はお酒に弱いので、読んでいて「呑みたい」と思うことはないが、料理に関しては、読んでいてお腹が空いた。
しかし、食事を済ました後に読んでも、
あー、鰤食べたい、とか思ってしまう。
多分、ベストなのは、「食べながら読む」ことなんだろうが、さすがにそれは無理だ。
確かに料理は美味しそうだ。
が、料理がテーマの小説は初めて読んだからか、
あえて文字で料理を表現したものを読む意味ってなんだろう?って思った。
なんだろ、料理を魅せたいなら、
絵画だったり、漫画だったり、写真でも良い訳で。
美味しそうな料理を、文字で表現できていることがすごい!ということなのかな?
個人的には、そこが疑問点だった。
若い作家さんが、今まで時代小説に興味の無かった世代に、興味を持たせるきっかけにはなりえる作品だと思う。
また、居酒屋ぜんやに関わる人は皆さん、性格の良い人ばかりなので、気持ち良く読めたのが良かった。
投稿元:
レビューを見る
時代小説とのことですが、それほど言葉遣い等も難しくなく、読みやすい感じがしました。
素材を生かしておいしい料理を作る居酒屋の美人女将に武家の次男坊やご隠居が引き寄せられ、日常のいろいろな出来事がほっこりと解消されていきます。
私は特に上方から上京した「お志乃」の話がかわいらしくて気に入りました。
女将と次男坊の恋の行方などこれからまだ続きそうです。とても読後感がいいのでぜひ続きを読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
ブクログさんの献本キャンペーンに当たったので、ありがたく拝読しました!
最近読み始めた作家さんの初挑戦の時代物ということですが、時代物って読みにくそうという印象は早々に蹴散らされて、ただただ「ぜんや」さんの美味しそうな料理の数々によだれをたらしそうになるばかりでした(きたない)。
基本的にほのぼのとした調子で進みますが、ピンチあり悪巧み?あり泣かせる逸話ありと、人情もののパターンを良い意味で欠かさない、楽しく読めるお話でした。個人的には漫画ですが「めぞん一刻」的な雰囲気を感じました。シリーズ次作も楽しみに待ちたいです。
良い本を送ってくださって、ブクログさんありがとうございました…!
投稿元:
レビューを見る
好きなんだけど、好みなんだけど、ほのかに、でもそこここに他の作家さんのあるシリーズを思いおこさせる。複雑。
兄の視点、弟の視点に少し考えさせられた。
投稿元:
レビューを見る
江戸の食に興味がある今日この頃である。
武家の次男坊という立場にも同情が湧く。
居酒屋に集まる面々の、わけありな人生と、それはさておき美味しいご飯で癒されほぐれて行く心持ち…
ちょっとした謎ときと、シャープな目のつけどころ?
妙の夫の謎も、これから解かれていくのだろうか…?
太物屋の御隠居さんが好きだな~
笹鳴き/六花/冬の蝶/梅見/なずなの花/