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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2016/06/25
- 出版社: 和泉書院
- サイズ:22cm/373p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7576-0803-0
- 国内送料無料
紙の本
正倉院文書の歴史学・国語学的研究 解移牒案を読み解く (日本史研究叢刊)
著者 栄原 永遠男 (編)
正倉院文書中の、下級官人が事務上のやりとりを記した約五百通の文書群「解移牒案」の論文集。文書の複雑な構造や性格、事情、背景を解き明かし、言葉の意味や文字の使用法、字面に込...
正倉院文書の歴史学・国語学的研究 解移牒案を読み解く (日本史研究叢刊)
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商品説明
正倉院文書中の、下級官人が事務上のやりとりを記した約五百通の文書群「解移牒案」の論文集。文書の複雑な構造や性格、事情、背景を解き明かし、言葉の意味や文字の使用法、字面に込められた感情にまで迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
正倉院文書は、一万点以上からなる他に比類ない奈良時代の原史料であり、その内容はまことに豊かである。その中に、「解移牒案(げいちょうあん)」と呼ばれる、下級官人が事務上のやりとりを記した約五百通の文書からなる一群がある。この史料群の輪読会である「解移牒会」のメンバーは複数の分野にまたがる研究者により構成され、八年にわたって丁寧な解読と議論をすすめてきた。文書の複雑な構造や性格、事情や背景を解き明かし、言葉の意味や文字の使用法、字面に込められた様々な感情にまで迫り、「解移牒案」という、重要であるが未だよく解明されていない史料群に、真正面からとり組んだ研究論考十篇として、その成果が本書に収められている。
古代史や古代日本語の両分野の研究者が、各々の立場から新知見を提示する、正倉院文書研究の今を語る論集である。【商品解説】
目次
- 序―扉をすこし開けたこと―
- 栄原永遠男
- 天平宝字期の解移牒案について
- 山下有美
- 桴工達の訴え―下道主の文書作成の苦心―
- 中川ゆかり
- 正倉院文書における文末の「者」
- 桑原祐子
- 「并」字の使用法から文字の受容・展開を考える
- ―「並」「合」との比較から―
収録作品一覧
天平宝字期の解移牒案について | 山下有美 著 | 1−80 |
---|---|---|
桴工達の訴え | 中川ゆかり 著 | 81−110 |
正倉院文書における文末の「者」 | 桑原祐子 著 | 111−156 |
著者紹介
栄原 永遠男
- 略歴
- 〈栄原永遠男〉大阪歴史博物館館長、東大寺史研究所所長、大阪市立大学名誉教授。京都大学博士(文学)。著書に「万葉歌木簡を追う」「正倉院文書入門」「聖武天皇と紫香楽宮」など。
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