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商品説明
構造主義とは何か。時代や歴史のなかで物語が読まれる理由は、そして物語じたいが産出される真の理由はどこにあるのか。「源氏物語」を中心に論じる。小説、講義録も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
〈構造主義とは何か〉、時代や歴史のなかで
物語が産まれ、読まれる理由を問い下ろし、
〈構造主義〉以後の世代に手わたしたいと思う──
【本書の読み方について、一つの提案をしよう。
これは『源氏物語』をあいてにして、ぜんたいを小説となす
試みなのだ、と。─いや、『源氏物語』という物語じたいが、
そんな書き方をされているのではないか。】
......[はしがき]より
【......『構造主義のかなたへ』という本書の題はどう受け取られるのだろうか。もう古めかしいという感触に包まれてよいし、反対に「方法に時効はない」という確信があってもよい。私は言語学的にも、また思想的にも、構造主義と格闘したのだと思う。一九六〇年代から七〇年代にかけての、日本社会でのある種の空白期、停滞期に、世界の中心の発光源のようにしてフランス語圏から、構造主義およびその周辺の〝便り〟が暴力的に訪れて、パリ・カルチェラタンのバリケードはあたかもアルチュール・ランボオを襲ったパリ・コムミューンの再来のようにも思えてならなかった。なんと幼い日々の自分であったことか。
そこからかぞえても四十年以上という計算になる。】
......「キーワード集―後ろ書きに代えて」より【商品解説】
目次
- 一 構造への序走
- 1 構造への序走/2 婚姻規制をめぐり―基本構造図/3 フェミニズムによる批判/4 基本構造図とその裏面/5 「むかひめ」、正妃、正妻/6 め、「をむなめ」/7 こなみ、もとつめ、「うはなり」/8 婿取り、嫁取り、よめ/9 遊君、白拍子、妾/10 術語と定義/11 北の方と居住形態/12 権力で身動きできなくするとは/13 「せんけうたいし」=善見太子
- 二 比香流比古(小説)
- 三 源氏物語というテクスト―「夕顔」巻のうた
- 1 雨夜の品定めから夕顔の物語へ/2 光源氏の油断―顔を見られる/3 「心あてに」歌/4 筆致を書き換える―「寄りてこそ」歌/5 秋にもなりぬ―中将のおもととの「朝顔」贈答/6 夕露に紐解くとき/7 「まし」をめぐる光源氏作歌と軒端荻の秀歌
収録作品一覧
構造への序走 | 3−35 | |
---|---|---|
比香流比古 | 37−58 | |
源氏物語というテクスト | 59−83 |
著者紹介
藤井 貞和
- 略歴
- 〈藤井貞和〉1942年東京都生まれ。詩人。国文学者。「源氏物語論」で角川源義賞受賞。ほかの著作に「文法的詩学その動態」「日本文学源流史」など。
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