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紙の本
ビジネスモデルの教科書 上級編 競争優位の仕組みを見抜く&構築する
著者 今枝昌宏 (著)
100社を超える実例と、100パターン以上のモデルで身につく、儲かる仕組みの作り方。代表的なビジネスモデルについて解説するとともに、自らビジネスモデルを分析し、構築できる...
ビジネスモデルの教科書 上級編 競争優位の仕組みを見抜く&構築する
ビジネスモデルの教科書【上級編】
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商品説明
100社を超える実例と、100パターン以上のモデルで身につく、儲かる仕組みの作り方。代表的なビジネスモデルについて解説するとともに、自らビジネスモデルを分析し、構築できるようになるためのアドバイスをまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
「ビジネスモデルを構築」するヒントを拡充した『ビジネスモデルの教科書』(東洋経済新報社、2014年)の上級編です。
◆ビジネスモデルのHow
ビジネスモデルを体系的に整理し、構築方法や使い方など、ビジネスモデルのHowを解説します。
◆20の代表的なビジネスモデルを解説
合計10のジャンルに分けて、20の代表的なビジネスモデルについて解説しています。各ジャンルについて特に重要なポイントの解説と、付随的に知っておくべきビジネスモデルも紹介しています。
◆実践的に対応
競争優位を獲得するための仕組みとして、「誰に」「何を」「どうやって」売るかの「どうやって」売るかについて実践的に対応し、具体名を挙げて多くのビジネスモデルを紹介しています。
合計100パターンを超えるモデルの例と、100社を超える実例から図解します。IoTやビッグデータを有効に使うためのヒントも解説しています。
【商品解説】
実際の企業名&ケースをもとにビジネスモデルを解説。戦略を見る目と、実際の構築力を鍛える実践的ガイドブック。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1部 ビジネスモデル総論
- 第2部 ビジネスモデル各論(1) 事業の内部モジュール編
- 第1章 対象市場定義
- 第2章 顧客・案件の獲得
- 第3章 顧客の維持
- 第4章 サプライチェーン
- 第5章 資源の獲得
- 第3部 ビジネスモデル各論(2) 事業全体を貫く仕組み、流れ編
- 第6章 好循環
著者紹介
今枝昌宏
- 略歴
- 〈今枝昌宏〉エモリー大学ビジネススクールMBA課程修了。エミネンスLLC代表。著書に「サービスの経営学」など。
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ビジネルモデルを組み立てる上での構築のパターン説明が良い
2016/07/30 10:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とし - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書では、ビジネスモデルを「モジュール」と「モジュールごとの組み合わせ」で説明しようとしています。この部分に、現代の潮流と合致しているようで好感を覚えました。
ビジネスにおいて情報技術を抜きに検討することはできなくなりつつあるように思います。昨今の情報技術においてマイクロサービス化とオープンアーキテクチャの採用が進んでいる中で、確かに、ビジネスモデルもモジュールとその組み合わせで考える方が相性が良いと納得しました。情報技術と並行してビジネスモデルもマイクロサービス化が進んでいく気がします。
例えば事業企画などで、現在の事業の収益性を上げるにはどうすれば良いかと考える場合、価格であったりコスト構造であったりターゲット顧客であったりを見直そうとします。そのような場面で、手元にあると便利な一冊です。
本書は入門書ではありません。実務用途に向いています。どちらかといえば技術リファレンスです。
個々のビジネスモデルについての説明であれば、三谷宏治による「ビジネスモデル全史」の方が面白く読め、個々に対する理解も深まると思います。ですが、実務としてビジネスモデルを見直そうとした場合、本書の方が実用的と感じました。(実務書ですので、面白さは期待しない方が良いかもしれません。)
リファレンス書としての有効性を引き出すには、ある程度ビジネスモデルについて知っている必要があります。一つ一つの説明に物足りなさを感じるのも事実ですが、個々について深く知りたい場合は別の書籍なりで補完した方が良いです。
脱線しますが、本の紙質も程よい「ぬめり感」があり、リファレンスとして繰り返しめくることを想定されているように感じました。
内容としては、各章の「ビジネスモデル構築のポイントレッスン」という部分でモデル構築のパターンを説明しており、この部分が役立ちそうです。
本書でも強調していますが、ビジネスモデルで重要なのはダイナミズムです。ダイナミズムは「モデル」としてではなく「パターン」として現れます。ちょうど、プログラミングにおいて有効な組み合わせが「デザインパターン」として表現されるように。
他書でもパターンに関する説明はありますが、本書のようなリファレンス方式の方が比較検討がしやすく、ビジネスモデルの見直しを行う上では有益と思いました。