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ルポ看護の質 患者の命は守られるのか (岩波新書 新赤版)
著者 小林美希 (著)
看護の最前線で、いま何が起こっているのか。深刻さを増す人手不足の問題、また入院期間短縮化と在宅化が急速に政策的に推進される中で、ひずみをもろにかぶっている看護の現場、ひい...
ルポ看護の質 患者の命は守られるのか (岩波新書 新赤版)
ルポ 看護の質-患者の命は守られるのか
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商品説明
看護の最前線で、いま何が起こっているのか。深刻さを増す人手不足の問題、また入院期間短縮化と在宅化が急速に政策的に推進される中で、ひずみをもろにかぶっている看護の現場、ひいては患者の置かれた実態に鋭く切り込む。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 看護の質の劣化
- 「よくあの時、患者さんが死ななかった」/思うような看護ができない/看護師が病棟にいない/病院で送った母の最期/人間の整備工場と化す病院/垢だらけの患者/嫌な仕事は准看護師へ
- 第二章 姥捨て山の時代がやってきた
- 私の仕事は「追い出し屋」/ 「たらい回し」の仕組み/鳴りつづける「離床センサー」/ 「もう病気にならないで」/ 「七対一」から「一三対一」へ/中小病院の生き残りは容易ではない/生活指導もないままに/訪問看護の現実/看取りもまた……/精神科病棟での困難
- 第三章 真のチーム医療とは何か
- チーム医療の促進で、救命率が大きく変わった/周産期医療における多職種連携/子どもや家族に寄り添えるチャイルド・ライフ・スペシャリスト/チーム医療の目覚ましい効能/ICTを活かした在宅医療/緩和ケアでやりがいを感じるとき/三年ぶりの外出をサポート/実習を通して学べること/縁の下の力持ち──看護助手/リハビリ患者が激増する中で──理学療法士・作業療法士/ 「分担」ではなく「分断」──介護職/ 「誰が責任をとるのか分からない」──助産師
著者紹介
小林美希
- 略歴
- 〈小林美希〉1975年茨城県生まれ。神戸大学法学部卒業。株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て、フリーのジャーナリスト。著書に「看護崩壊」「ルポ保育崩壊」など。
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追いつめられる看護の現場
2016/08/15 14:51
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リン - この投稿者のレビュー一覧を見る
医療現場、特に看護をとりまく状況がここまで追いつめられ、切り詰められている事実に愕然とした。国による在宅医療の促進は、一見、患者が住み慣れた環境で療養でき良いと思っていた。しかし、病院経営やコストカットのために在宅医療そのものが、制度的、経済的な支援を伴わず医療への依存度が高い患者を切り捨ててしまうことへのすり替えであってはならない。看護士の職種が階層化され、看護という仕事に充足感を持てなくなってしまっている現実。その現実は直接、患者へ影響する。人間の尊厳がないがしろにされた医療現場において、人は治っていくのだろうか?誰しもが病にたおれ、老いを避けることはできない。人間らしい看護を取り戻すためにはどうすればよいのか、日本の医療現場について考えさせられる。
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技量が劣化しているのではなくて、人手が不足している
2023/09/05 17:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
看護の質が劣化しているのでは?という疑問を親類が入院していた時の現状から私も抱いていた。一人一人の技量が劣化しているのではなくて、人手が不足しているのだ、経営者側が利益に走って短期に退院させようとしすぎるのだ