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読割 50
紙の本
北の街物語 (中公文庫 浅見光彦シリーズ)
著者 内田康夫 (著)
北区在住の彫刻家の自宅から妖精像が消えた。同じ頃、荒川河川敷で絞殺死体が見つかる。浅見光彦は、一見、何の繫がりもない2つの事件に4桁の数字という共通点を見つけ…。地元・東...
北の街物語 (中公文庫 浅見光彦シリーズ)
北の街物語
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商品説明
北区在住の彫刻家の自宅から妖精像が消えた。同じ頃、荒川河川敷で絞殺死体が見つかる。浅見光彦は、一見、何の繫がりもない2つの事件に4桁の数字という共通点を見つけ…。地元・東京都北区で起こった事件に、名探偵が挑む!【「TRC MARC」の商品解説】
「妖精像」の盗難と河川敷の他殺体。二つの事件には、ある共通する4桁の数字が絡んでいた――。浅見光彦が、地元・北区を駆けめぐる!【本の内容】
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紙の本
懐かしき滝野川、西ヶ原
2017/04/16 22:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編は浅見光彦シリーズの一つであるが、少し雰囲気が異なる。推理小説としては、ゆったりとした出だしである。しかし、やはりというべきか、殺人事件がおきた。それに絡むのは窃盗事件である。そして、この物語の「北」というのは北海道や東北を指すのではなく、東京の北、すなわち浅見の地元である東京都北区のことである。
窃盗事件というのは、浅見の近所に住む著名な彫刻家の玄関先に飾ってあった像が盗難にあい、伝手をたどって浅見のところに解決の依頼が舞い込んだというものである。もう一つは、浅見の高校の後輩の女子同窓生と偶然出会い、その近所の岩淵にある荒川の河原で死体が発見されたというものである。
それが事件のあらましであるが、内田がこの作品を構想したのは、本シリーズは全国各地を舞台にしているが、地元の北区があまり登場しないという読者の不満を取り上げようとしたからである。たしか、『隅田川殺人事件』でもこの地域が登場したことを覚えている。それだけでは不満が残ったのかもしれない。
本編には、浅見の母校、滝野川小学校、通常は本校と呼ばれている。さらに、同窓生との出会いで書かれていた都立K高校も名前が出てくる。地元にある名所、旧古河庭園、霜降銀座、平塚神社、飛鳥山公園など。加えて地元出身の有名人である倍賞千恵子、古舘伊知郎、故児玉清などの名前も登場する。
この地域出身の私にしてみれば、大変懐かしい場所である。上記のいずれも子供の頃に何度も訪れた所である。登場するのは北区の西ヶ原や滝野川だけではない。赤羽も登場する。私自身も赤羽にはあまり縁がないのだが、老舗の飲食店やスーパー銭湯などは実名で登場する。
事件は依頼人が依頼を取り下げたりして、事件に関する推理に新たな面白さはない。しかし、北区出身者、しかもこの地域に馴染みのある方々にはえも言われる懐かしさを感じるであろう。北区は近年、子供が急速に減り、小学校、中学校の統合が盛んに行われている。私の母校も小学校、中学校、高校と3つともその校名が消えてしまった。何とも寂しい限りだが、やむを得ない。とはいっても統合前の形に戻っただけなので、完全に消滅したのとは異なるのであるが。
紙の本
内田康夫氏の大人気「浅見光彦」シリーズの傑作です!ハラハラドキドキ間違いなしです!
2020/09/07 09:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「浅見光彦」シリーズをはじめ、「信濃のコロンボ」シリーズ、「岡部警部」シリーズといった人気・話題作を次々に発表されてきた内田康夫氏の作品です。実は、同書は、「浅見光彦」シリーズの一冊でもあります。内容は、ひょんなことから訪れることになった風呂屋で、初対面の老人から、「妖精の行方を探してください」という奇妙な依頼が浅見光彦になされます。実は、忽然と消えた「妖精」の行方を探してほしいということなです。唯一の目撃証言を糸口に行方を探しはじめる光彦でしたが、「妖精」の作者から突然、「もう探さなくていい」との連絡を受けます。そして、ちょうど同じ頃、荒川河川敷で殺人事件が発生し、光彦はその犯人捜しも依頼されます。一見、何の繋がりもない二つの依頼に、「3731」という数字の共通点を光彦は見つけます。一体、この数字は何を意味しているのでしょうか?ミステリアスな人間模様が絡み合いながら、事態はさらに錯綜していいきます。読者はワクワクドキドキの連続です。
紙の本
北の街物語
2016/10/31 05:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京都北区とはあまりなじみがありませんでしたが、駅前のソバ屋など楽しみができました。旅情ミステリーは読んで行ったつもりにもなり、興味深く読みました。ミステリーのエピソードもふんわりしており読みやすい小説でした。