「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場ALL IN ONE (吉野朔実劇場)
著者 吉野 朔実 (著)
「お父さんは時代小説が大好き」から「天使は本棚に住んでいる」まで、吉野朔実劇場シリーズ全8冊を1冊にまとめた“ALL IN ONE”。シリーズ未収録6編なども加えた書評エ...
吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場ALL IN ONE (吉野朔実劇場)
吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「お父さんは時代小説が大好き」から「天使は本棚に住んでいる」まで、吉野朔実劇場シリーズ全8冊を1冊にまとめた“ALL IN ONE”。シリーズ未収録6編なども加えた書評エッセイ漫画。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
「咳をしても一人」は誰の句だったか? | 1−8 | |
---|---|---|
お父さんは時代小説が大好き | 13−69 | |
お母さんは「赤毛のアン」が大好き | 71−153 |
著者紹介
吉野 朔実
- 略歴
- 〈吉野朔実〉1959〜2016年。大阪生まれ。漫画家。1980年『ぶ〜け』でデビュー。書評エッセイ漫画、映画評、絵本などで幅広く活動。主な作品に「少年は荒野をめざす」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
あこがれ
ジュンク堂書店 大分店さん
長年、憧れであった本が一冊にまとまりました。読書エッセイ「吉野朔実劇場」オールインワン、です。シリーズ8作目の「天使は本棚に住んでいる」と同時発売だったことから、1~7作目をまとめたものと思われるかもしれませんが、なんと8作目まで全て収録されています。
吉野朔実さんのように没頭して本が読めたら(布団に寝そべってが一番いい、という吉野さん、お布団に入って本を読む姿がたびたび描かれています)。
本を読む友人がたくさんいたら(バーやレストランでの読書談義はもちろん、読み終えた本やおすすめの本や絶対読ませたい本や手元に置いておかなくてもいい本を送りあっています)。
予備知識がなくてもえいっと読めたら(予備知識があってあんまり読みたくなくても吉野さんは読んでしまえます、そして新しい扉を開いています)。
面白いものは「なんでわからないのーこんなに面白いのに!」と力説し面白くないものは多勢に無勢でも「うーん私はそうは思わないなあ」とさらりと言えたら。
本をめぐるエピソードや出会い方、本を読むことで起こる内面や外界の柔らかだったり鮮やかだったりする変化に、あこがれを強くしながら読み進めています。
読み進めている、というのは、もったいなくてなかなか一度に読めないため実は読み終わっていないのです。
半ばになって「私もこの頃これを読んだ」とリアルタイムに覚えているタイトルが出てくるようになりました。90年代後半のベストセラーや映画原作をメモを取りながら読んでいるうちも楽しかったのですが、僭越ながら同じような感想を持っていたりすると、楽しさもひとしおです。
手に取った方お一人お一人に楽しみ方や、新たな本との出会いがある一冊です。
吉野朔実さんは2016年4月20日にご病気のためご逝去されました。
オールインワンの分厚さと内容は本好きにはたまらなく嬉しいものですが、もっとたくさん吉野さんに本を読んで頂きたかったと思えてなりません。ご冥福をお祈り申し上げます。
紙の本
本をめぐる吉野朔実の日常
2016/07/30 07:34
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ全8作プラス単行本未収録作品収録で本体価格3000円というのはお買い得だと思うの。
でもその分、分厚いわ・・・。
本をめぐる吉野朔実の日常をマンガで綴ったエッセイ集。
なんというか、職業柄ということもありましょうが、本の話を日常的にできる人たちが周囲に沢山いる環境、うらやましい。
私もゼロではないけど・・・すぐ近くにいるわけじゃないしそうマメに会えるわけじゃないから。 大学生の延長みたいな精神(?)でいることが許されるおばちゃんは世の中には意外と少ない、と思い知らされるばかり(少女心を持っている人はいっぱいいるんだけど、家族いたり子供いたりという生活環境では彼女たちは自分の好みを優先させられない)。
子供の手が離れて、もう少し歳をとったらまた変わっていくのかなぁ・・・。
ふとそんなことも考えてしまうのは、これは<本の話題>であると同時に<本とともにある生活>のことも描いているから。
ちなみに連載一回目のお題はトマス・ハリス『羊たちの沈黙』で、個人的にも懐かしさひとしおです。 映画の方のコラムで、『羊たちの沈黙』のクロフォード捜査官役のスコット・グレンのことを「ハリウッド一の美中年」とかつて表現していて、それに全面的に賛成してしまったこれまたかつての私は、それ以来「この人とは好みが結構似てるかも」と勝手に思い込んでます。
だからか、「あ、なんかわかる!」というポイントがちょっと読んだなかでも結構あった。
この一冊は、<ヴァーチャル本読みともだち>として活躍してくれそう。
で、またこれに影響を受けて買う本も出てきたりするんだろうな・・・それもまたよし!
まだまだ読み続けたかった・・・エッセイの方も、作品も。 残念です。
紙の本
ありがとう!!!
2016/12/19 21:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鶴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本も持っていますが、本当に買ってよかった。
本好きな方はこれを買って損なし。
分かるわかる!!って思いながら、楽しめました。
紙の本
ありがとう、吉野さん。
2016/09/23 17:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画家としても、本好きとしても大好きな吉野さん。これまで「本の雑誌」に連載した本のレビュー漫画に未収録のものを加えたこの本が、遺作となりました。本の内容にはあまり触れず、その周辺の日常を描く独特のレビュー漫画ですが、たまらなくその本が読みたくなります。読み終えて、これでもう吉野さんの「新刊」を読むことは出来ないのだなと寂しくなりましたが、これまで吉野さんが遺してくれた作品を読む時、そして吉野さんが愛したたくさんの本を読む時、私はまた吉野さんと会えるのだと思うと、少し寂しさも和らぐのです。ご冥福をお祈り致します。