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紙の本
苦心の学友 (講談社文芸文庫 少年倶楽部名作選)
著者 佐々木邦 (著)
伯爵家の三男の学友に選ばれた普通の家の少年が、上流家庭の生活に面くらい、とまどい、苦労を重ねる日々をユーモラスに描く。『少年倶楽部』全盛期に連載され、絶大な人気を博したユ...
苦心の学友 (講談社文芸文庫 少年倶楽部名作選)
苦心の学友 少年倶楽部名作選
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商品説明
伯爵家の三男の学友に選ばれた普通の家の少年が、上流家庭の生活に面くらい、とまどい、苦労を重ねる日々をユーモラスに描く。『少年倶楽部』全盛期に連載され、絶大な人気を博したユーモア文学の金字塔。【「TRC MARC」の商品解説】
「少年倶楽部」全盛時に連載された、ユーモア小説の開拓者による長篇。健全な笑いに鋭い社会批評眼を交えて日本社会の深層を描く傑作【商品解説】
「少年倶楽部」全盛時に連載された、ユーモア小説の開拓者による長篇。健全な笑いに鋭い社会批評眼を交えて日本社会の深層を描く傑作【本の内容】
目次
- おやしきからのお召し
- 家からおやしきへ
- お薬のおこぶ
- 若様の頭
- 学校とおやしき
- 家来の一日
- 小さな胸のなやみ
- 天空海濶
- 不良と善良
- やるとも!
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紙の本
頑固な安斉先生というのは、案外作者自身がモデルだったのでないかと
2020/02/25 22:28
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、もともとは講談社から発行されていた少年誌「少年倶楽部」に昭和初期に連載されていたものである。もちろん、少年向けにかかれている作品なのだが私が知る由もない華族の暮らしぶりが皮肉も含んで描かれていたりして面白いのだ。文庫に解説を書いている松井和男氏は作者の孫にあたる人だということだが、この人によると少年時代の池波正太郎氏や丸谷才一氏もこの作品を楽しく読んでいたということだ。滑稽小説を書いてもらおうと作者を訪ねて行った編集者が「私は俳諧(ユーモア)小説は書くが、滑稽小説なぞは書かない。味噌と何とかを一緒にされては困る」と一度は連載をことわったという解説ににやりとさせられた、というのは小説に出てくる頑固な安斉先生というのは、案外作者自身がモデルだったのでないかと思ったからだ。