紙の本
初の本格ミステリといえど、語り口はまごうことなくスティーヴン・キング
2018/09/28 03:15
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
恐ろしいほど不吉な予感に満ちたオープニングに早々に心を折られ、一回本を閉じてしまいました。
時間をおいて、もう一度読み始める。
・・・面白い。こわいけど、面白い。
人生の目的を失ってしまった退職刑事が、取り逃がしたままの<メルセデス・キラー>を再び追いかけることでもう一度人生を取り戻す・・・のではあるけれど、その先の困難もた安く予想されて、読むのが止まらない。
下巻は更にスピードアップした展開が待ち受けているだろう。あとは続きを読むのみである。
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【米最高のミステリー賞エドガー賞を受賞した巨匠の警察小説】車を暴走させて八人の命を奪って消えた殺人犯。いま退職刑事の元にそいつからの挑戦状が。異常殺人犯と不屈の男の対決がはじまる!
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退職した刑事ホッジズの元に、現役時代取り逃した殺人鬼から手紙が届く。
Youtubeとかhuluとか今ッポイ。下巻へ。
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キング初の警察小説。主人公は、半年前に退職した元刑事。
2009年に起きた事件を追うので、時代設定は現代です。
それにしても、冒頭での殺人事件の犯人からの手紙の内容、主人公に対する煽りっぷりがひどい。
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メルセデスが怖いわけではなく、ドライバーがイカれてる。キングでこのタイトルだとクリスティーンを思い出す。上巻はまだまだ序盤の気配。
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キングの作品はどうしても濃密な描写に伴って話の展開が遅いのが苦手であまり読んでいない。しかし、そのキングの初のサスペンス(ハードボイルト?)、しかもアメリカ探偵作家クラブ賞受賞ということで読んでみた。
が、どこまでもキングの世界。とにかく描写が細かい。キャラだけでなく、会話もガジェットも細部まで描きこまれ、それによってキャラは見事に血肉を持ったものになる。
それはわかるが、話の展開が遅すぎる。しかもお約束のような主人公とヒロインの恋愛ドラマなんか退屈で無駄!
映画やドラマのネタがあちこち散らばって、なんとなく映画界におけるタランティーノ作品のような気がする。
確かに好きな人にはいいのだろうが、普通の感覚で読めば、同じホラー系作家でもクーンツなんかの方がはるかに疾走感があって面白い。果たして下巻で意表を突く展開があるだろうか?
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ホラーの巨匠キングによる、ミステリー作品。とはいえ、犯人とのやり取りが主で、じわじわと追いつめてゆくような感覚と映画のようなリアリティは、さすが。下巻がたのしみ。
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後頭部を鷲掴みにされて、ジャポン!とスティーブン・キングワールドに沈められるような衝撃的なプロローグ。いい意味でも悪い意味でも。
相変わらず、面白いけどすさまじく読みづらい。というか頭に染み込みにくい。
でも「口には鳥かごに敷いた新聞紙めいた味が残っているが、脳味噌はカフェインでぶんぶんうなっている。」とか、 「枕の下にある神秘の'ひんやりスポット'」とか、「特急アルツハイマー号に乗って、まっしぐらにボケ老人ランドへむかっている」なんて言い回しはフフフとなる。訳なしで読める人が羨ましい。
かなり時間がかかったものの、下巻を読む意欲は失せてない。
ミスター・メルセデスの最終目標なんかより、 喫緊の企みが失敗することを個人的には切実に祈ってる!
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スティーヴン・キングでホラーや超常現象要素のない純度100%のミステリって、意外と初めてなのですねえ。しかし、というかもちろん、というか、これが面白くないはずないよね。
メルセデスを群衆に突っ込ませた無差別殺人犯と退職刑事ホッジズの対決を描くミステリ。正直なところ、最初のホッジズってぜんっぜんカッコよくないのですが。ぐんぐんやる気を蘇らせて犯人を追いつめようとするうちにカッコよくなってくるんだよなあ。
そして犯人のメルセデス・キラー。こいつがまたなんというか……わけわからない怖さを持った犯人です。相当たち悪いし、中途半端に頭が切れるところも嫌だし。
この二人の対決がどんどん加熱していく感じの上巻。ここから下巻に入るとやめられなくなるかな?
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超能力者も出てこない(でも『デッド・ゾーン』は好き)、幽霊も怪物も宇宙人も出てこない、ひさびさのちゃんとした(?)キング作品。
『ミザリー』以降、(「キング絶賛」という帯の巻かれた本も含めて)敬遠していたものの、今回は普通に読める。
デブのおっさんがモテたり、火サスみたいな予定調和的な進行にはげんなりさせられるものの、キングの文体である饒舌体は、ほかの作家ではできない面白さである。
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初めてのスティーブン・キングでした。
著者はSFで有名な作家の様ですが、本作は初の本格犯罪小説で、エドガー賞の最優秀長編賞を獲得した作品との事です。
警察を退職したビル・ホッジスがメルセデスベンツで次々と人を跳ね飛ばしていく殺人事件を追い掛けていくストーリーです。
構成もシンプルで読み易く、小説内での人物の言葉遣いなど洋物でしか味わえない言葉の使い方などとても刺激的でした。
また本作はビル・ホッジスとジェローム、ホリーの3人組のトリオが主役の3部作の様ですので、次回作も期待しながら待ちたいと思います。
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退職刑事と無差別殺人犯の対決を描くサスペンスミステリー。
幽霊も不可思議現象もない王道的ミステリーだが、これだけの長編を読ませるのはさすが大御所です。
犯人が退職刑事を的にしたきっかけや自殺した姉の財産を相続した妹の存在が事件を解く謎のカギっぽいです。
下巻でどのように読者を驚愕させるか期待します。
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図書館で借りた本。
2009年4月10日、午前5時前。仕事を求めて市民センターの駐車場で長蛇の列を作っていた人々に、メルセデスが突っ込んだ。多くの死者とけが人を出したこの事件は、未解決のままビル・ホッジズ刑事は退職した。テレビと拳銃を持て余す日々に、退屈していたホッジズの元に、メルセデス事件の犯人を名乗る男から手紙が届いた。
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車を暴走させて8人の命を奪って消えた殺人犯“ミスター・メルセデス”。いま退職刑事・ホッジズの元にそいつからの挑戦状が。異常殺人犯と不屈の男の対決がはじまる! キング初の真っ向勝負のミステリー大作。
以前「グリーンマイル」を途中で投げ出したときもそうだったけど、S.キング作品の翻訳にはどうも馴染めない。私が訳者の感覚と合わないのか、そもそもキング作品が性に合わないのか…。でもとりあえず話の展開は気になるので下巻に突入。
(C)
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『ミスター・メルセデス』Mr. Mercedes スティーヴン・キング
このミス3位、文春3位、エドガー賞
期待しすぎた
上巻がかなりスロー、ベンツの鍵がどうだか?
そんなに重要なのかな?
元刑事ホッジズに魅力が感じなかったなぁ