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商品説明
村中のかたちやさしき深雪かな 墨の香も炭の匂ひもお書初 浪人も辞さずと述ぶる御慶かな 水澄むや小鷺の足の黄を沈め 平成19〜26年の作品を収めた第4句集。【「TRC MARC」の商品解説】
◆第四句集
「歳時記」に季題として登場する鳥も獣も蟲も魚も、さらには花も木も草も、われわれ人間とまったく同格に生まれ、生き、死んで行く。彼ら、言わば、この限りある小さな「地球号」に同乗する「仲間たち」を、良く見、聞き、知り、「あはれ」と感じ、讃美することが、我々の彼らへの礼儀であり、仁義なのではあるまいか。そこにこそ「花鳥諷詠」の根本的な立場があるのだと私は確信する。
(あとがきより)
◆自選十六句より
鰰の山を鰰滑り落つ
明日知れぬとは蛇穴を出づるにも
按ずるに「みや」と啼くゆゑ都鳥
ぶつかつてばかりのそいつ蟻の道
すつぽんの狸貌なる水の秋
門灯や今宵歌留多の客迎へ
里山のおしるこ色に芽吹くかな
椿寿忌の大をなしたる小躯かな
老人に菊花展あり昼酒あり
つぎゝと飛魚を蹴り出す舳かな【商品解説】
目次
- 平成十九年 5
- 平成二十年 23
- 平成二十一年 45
- 平成二十二年 69
- 平成二十三年 87
- 平成二十四年 113
- 平成二十五年 137
- 平成二十六年 163
- あとがき
著者紹介
本井 英
- 略歴
- 昭和二十年七月二十六日、埼玉県に生まれる。
慶應義塾大学大学院博士課程国文学専攻修了。
俳句は高校時代から清崎敏郎に師事。その後星野立子、高木晴子に師事。
平成十九年、俳誌「夏潮」創刊主宰。
「ホトトギス」、「珊」同人。俳人協会評議員。
著書に『高濱虚子』(蝸牛文庫)、『虚子「渡仏日記」紀行』(角川書店)、句集に『本井英句集』(本阿弥書店)、『夏潮』(芳文館)、『八月』(角川書店)がある。
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