「ほぼほぼ」「いまいま」？！ クイズおかしな日本語 （光文社新書）

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投稿者：百書繚乱　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

“日本誤”──
現代日本語の口語の誤用例をとりあげクイズ形式で解説

最もよい言い方はどれか？

　　二列にお並びいただけますようお願いいたします。
　　二列にお並びいただきますようお願いいたします。
　　二列にお並びくださいますようお願いいたします。

「くださる」と「いただく」の使いわけを知るだけでも読む価値あり

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投稿者：ふみちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私も文章を書くときによく使う「存亡の危機」、でもそれは間違った表現だったようだ、「危機」を用いる場合は存続が危ぶまれると言いたいのであれば「存続の危機」、滅亡の危機があるというのなら「滅亡の危機」、絶滅危惧種は「存亡の危機」ではなく、絶滅の危機なのだ

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投稿者：6EQUJ5　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

面白そうな内容と思い、手に取ってみましたが、残念な印象です。

“もっぱら現代日本語の口語の「正誤」を問題視している”という、スタンスの本。
様々な事例を集め、クイズ形式で、正しいのはどれか、そしてその解説という構成です。

日本語の乱れ？に、お怒りの気持ちは感じられます。
しかし、本書には無いですが、例えばお菓子の「シュークリーム」という呼び方について、シューは英語で靴(shoe)、「靴クリーム」ではおかしいから、シューアラクレーム［例示でフランス語］と呼ぶべきだ、という話になるでしょうか。

果たして、この本に記載されている日本語は完璧なのか。言葉の正誤はすべて明解なものなのでしょうか。例えば読み仮名で「日本」は、「にほん」と読むのか「ニッポン」が正しいのか、など、疑い出すと切りがない気がします。

私見ですが、昔は直接会話するか電話をしていいましたが、今はメールやＳＮＳで、思ったことを推敲をほとんど経ずに文章化していることから、「しゃべり言葉」と「書き言葉」の垣根がますます無くなってきたのでないかと思います。

「ワクワク」期待して読みましたが、本書は「ただただ」クイズが続き、「もやもや」が残ります。出てくる内容も「ほぼほぼ」別の本で読んだような内容でした。日々の人々の日本語に「イライラ」するのも分からないでもないですが、残念ながら「いまいま」読まなくとも良いかなと思いました。

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投稿者：.ばっは　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「そこそこ」おもしろくて「だいたい」正解がわかったけれど敬語の設問はあまり当たらなかった。日頃、気を付けて使ってないし・・・。
「そもそも」言葉、特に話し言葉はどんどん変化していくものではないか。多くの人々が誤って使っていると、そのうち許容されたものになってしまうのでは。そんなことが「あとがき」に書かれていた。
気を付けることは怪しい、変だと感じたら公式には使わないこと、か。