紙の本
桐島くんの少年時代が少し覗ける
2016/10/01 20:47
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一日100円でなんでも預かってくれるお店。店主は全盲の青年。
ここに預けモノを持ち込むお客さんの人生模様や、ここに持ち込まれた品々の歴史などが描かれています。
今まで謎だった店主・桐島くんの少年時代が明らかに。
紙の本
実にうまい。
2017/10/11 14:44
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投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくつかの短編が入っているが、どれもよい。
それぞれの物語が独立しているようで、実は相互に関わりがあったりして、実にうまいと思う。
読み終わったあとに、心がほっこりとする。
ありがとうございました。
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東京の下町にある商店街のはじでひっそりと営業する「あずかりや・さとう」。店を訪れる客たちは、さまざまな事情を抱えて品物をあずけにくる。どんなものでも一日百円。店主の桐島はなぜこんな奇妙な店を開いたのか?その理由は、桐島の青春時代に隠されていた―。
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『あずかりやさん』シリーズの2作目です。
とは言え、前作の上梓が3年余り前なので、
内容は、ほとんど覚えていなぃといぅ…。
どんなものでも、1日百円で預かるといぅ、
「あずかりや・さとう」を営む、
盲目の店主、桐島さんの青年時代を描く…、
といぅ紹介の4編の短編集でありましたが、
その青年時代を描いてるのは、第4話のみ。
残りの3話のうち、
とある預かり物の生い立ち?が、
擬人化されて語られた話が2話に、
シリーズ本来の作品が1話といぅ、
ちょっとしたごちゃ混ぜ感もあったかも…。
肝心?の第4話も、
とてもよさげなお話にはなっていましたが、
別に『あずかりやさん』じゃなくても感も?
各お話とも、ぜんぜん悪くはなぃんだけど、
期待していたものとは少しズレていたので、
評価は、ふつぅ+ぐらぃかな~。
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桐島くんの青春時代と副題に謳っている割に青春は1編だけで少し残念だったけど、前作を知らなくても面白いだろうし、読んでればもっと面白い。私にも、文机とか、オルゴールとか思い入れのあるモノが欲しい。今からの人生で探そう!
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プロローグと4篇の短編で出来ている。前作に引き続きあずかりやとそこにあるものたちが自らの視線で語っている。あずかりやの風景の一部となっている文机・オルゴールの昔話を聞きつつ、彼らがいろんな経緯を経てあずかりやさんのところにやってきて、あずかりやさんの日々の生活を豊かにし、そのことに満足している様子がうかがえた。
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続編
ぼんやりと昔なイメージで読んでいたので
存外普通の学生生活を送っていてビックリ。
しかもちゃんとイマドキの男の子でホッ。
ここから「あずかりやさん」に至るまでの話もまた読めるかな。
【図書館・初読・11月16日読了】
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「あずかりやさん」の続編。
前回同様、文机やオルゴールといったモノが視点となったお話もあったが、今作はあずかりやさんに預けものをしたお客さんの視点も。そして、最後は桐島くん本人。どの話もほろ苦いながらもほっこりしていて、素敵なお話だった。でも、意外に桐島くんの青春時代が普通の男の子で、あずかりやさんを営んでいる主人とイメージが繋がりにくかったかも。最後にオルゴールと桐島くんのエピソードが重なった時はキュンとした。
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「猫弁」を書いてる作家さんですが、そちらは読んだことなく
「あずかりやさん」第二弾。
何でも一日百円で預かってくれるあずかりやさんは
料金前払い。
店主の目は見えません。
今回も優しい話でとてもよかった。
目が見えない桐島くんが
どうしてお店を始めたのか。
「あずかりやさん」のエピソード0という感じ。
とてもよくできた人という感じの桐島くんにも、
穏やかでないことがあったのだな。
よくできた人でないこともあるのだ
と思うとちょっと嬉しかった。
お店を始めることは、
実は彼が初めていう本人の心からの希望だったのだろう。
いつか、お母さんがお店を訪れるといいね、と思う。
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オルゴール、そしてピアノが奏でるシューマンの「子どもの情景」七番目の曲トロイメライ(夢見心地)がこの作品の骨格でしょうか・・・。オルゴール職人とピアノ奏者。著者は「見えない目標に向かって試行錯誤するのが芸術家、見えている目標に向かって試行錯誤するのが職人なのではないか」と。なるほどと思います。小学校にあがる前、車の事故で全盲になった桐島透くんの学生時代の淡い恋、そして柳原先生が線路に落ちたひとを助けて身代わりになった悲しい事故・・・。「あずかりやさん」になって、他人の人生の引き出しになってる桐島君の物語!
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シリーズ2作目。どの話も、最後にはほっこりとするのだけれど、どこかさみしいような空気も残っている・・・、でもその感じがいいんだなぁと思う。そうかぁ、桐島くんは、「チームあずかりや」に見守られているんだね。「あずかりや」をはじめる経緯となる桐島くんの過去話も読めて、今作もよかったです。
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ほんわかと、優しい物語で大好きなシリーズの1つとなりました。預り屋さんになるまでに、彼は帰りたい場所に気づくことが必要だったんですね。前回預けられたものの経緯が描かれていたり、家族の物語が描かれていたり…どの章も温かさに溢れて、涙が…という事ではなく本当にほっこり、という言葉がぴったりです。続編を待ちたいです。
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2017.4.15 読了
短編集。
なんだろう。。。
この作者さんは、ラストで
ココロが ほっこりする。
で、ジワ~ンと 暖まってくる。
よかったぁ。。。となる。
この話も よかった!!
1作目 結構 忘れてる。。。
また再読せねば。
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東京の下町にある商店街のはじでひっそりと営業する「あずかりや・さとう」。
店を訪れる客たちは、さまざまな事情を抱えて品物をあずけにくる。
どんなものでも一日百円。
店主の桐島はなぜこんな奇妙な店を開いたのか?その理由は、桐島の青春時代に隠されていた―。
心がほっこりする。
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前作「あずかりやさん」の続編。
今回は主人公霧島やオルゴールなどの過去の話が出てくる。
なんといっても最終話の桐島の話が良かった。
いつもは第三者からの視点で描かれている彼だが、この話では彼の視点で話が進んでいく。
それだけでも新鮮だが、彼の心の声も余すところなく描かれている。
決して彼が聖人君主でないことも分かったし、それなりに葛藤していることも知れた。
きちんと彼も青春していたんだなぁ。