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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/09/23
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/308p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390523-5
紙の本
量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語
著者 レオン・レーダーマン (著),クリストファー・ヒル (著),青木 薫 (訳)
物質の最小の構成単位への人類の探求は、宇宙の始まりを解き明かす旅になった。極小の世界を追い求めたノーベル賞物理学者が、「ヒッグス粒子」発見にいたるまでの人類の歴史と現在そ...
量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語
量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語
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商品説明
物質の最小の構成単位への人類の探求は、宇宙の始まりを解き明かす旅になった。極小の世界を追い求めたノーベル賞物理学者が、「ヒッグス粒子」発見にいたるまでの人類の歴史と現在そして未来を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
ギリシャ以来、物質の最小の構成単位への人類の探求は、
原子核とそれをまわる電子というモデルまでいきつく。
しかし、1912年のある日、
物理学者のニールス・ボーアは気がつく。
なぜ、電子は原子核に墜落しないのか?
まったく新しい物理学が誕生した瞬間だった。
人類の極小を探る旅は、加速器というものさしを得て進歩する。
それは宇宙の始まりを解き明かす旅になった。
アメリカのフェルミ研究所で加速器を使い、
極小の世界を追い求めたノーベル賞物理学者が、
この新しい物理学の誕生から現在そして未来を綴る
第一章 宇宙の始まりを探る旅
2012年に世界の新聞の一面を飾った「ヒッグス粒子」の発見。本書では、その発見にいたるまでの人類の歴史を、ノーベル賞量子物理学者が綴る。それは、この世界の極小の構成単位を探る旅でもあり、同時に宇宙の始まりを探る旅でもあった。
第二章 その時、ニュートン物理学は崩れた
ギリシャ以来、物質の最小の構成単位への人類の探求は、原子核とそれをまわる電子というモデルまでいきつく。しかし、1912年のある日、物理学者のニールス・ボーアは気がつく。なぜ、電子は原子核に墜落しないのか? 全く新しい物理学の誕生。
第三章 世界は右巻きか左巻きか
水の分子を鏡に写しても左右対称で変わらない。しかし、変わってしまう分子もある。例えば、われわれの世界の食べ物は右旋体の糖でできている。さてでは物理法則はどうだろうか? その対称性が破れていることを発見したのがこの本の著者だった。
第四章 相対性理論の 合法的な抜け道
エネルギーは光速の自乗にそのものの質量をかけたものに等しい。E=mc²。アインシュタインは、物質の質量はエネルギーに転換できることを示した。しかし、光に質量はないはずだ。とすれば、光はエネルギーに転換できないのか?
第五章 初めに質量あれ
宇宙が始まった時、すべてのものは無であり、質量はなかった。完全な対称性がなりたつ世界だった。その対称性が崩れ去る引き金をひいたものがいる。それが「ヒッグス粒子」だ。「ヒッグス粒子」が質量を生み出し、宇宙を生み出すことになった。
第六章 何もないところになぜ何かが生まれたのか?
ではどのようにして何もないところからヒッグス粒子が生まれ質量が生まれるのか?
10の マイナス25乗の非常に短い時間では不変と思われたエネルギー保存則がなりたたない瞬間がある。その「量子ゆらぎ」とよばれる時間のことから説明しよう。
第七章 星が生まれた痕跡
宇宙誕生時にできた原子星の内部で、炭素、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、鉄などの重い元素がつくられる。しかし、これらの元素があまねく宇宙に行き渡るためには、崩壊による解放が必要だ。その痕跡がいまもふりそそぐ「ニュートリノ」という粒子だ。
第八章 加速器は【商品解説】
目次
- 第一章 宇宙の始まりを探る旅
- 2012年に世界の新聞の一面を飾った「ヒッグス粒子」の発見。本書では、その発見にいたるまでの人類の歴史を、ノーベル賞量子物理学者が綴る。それは、この世界の極小の構成単位を探る旅でもあり、同時に宇宙の始まりを探る旅でもあった。
- 第二章 その時、ニュートン物理学は崩れた
- ギリシャ以来、物質の最小の構成単位への人類の探求は、原子核とそれをまわる電子というモデルまでいきつく。しかし、1912年のある日、物理学者のニールス・ボーアは気がつく。なぜ、電子は原子核に墜落しないのか? 全く新しい物理学の誕生。
- 第三章 世界は右巻きか左巻きか
- 水の分子を鏡に写しても左右対称で変わらない。しかし、変わってしまう分子もある。例えば、われわれの世界の食べ物は右旋体の糖でできている。さてでは物理法則はどうだろうか? その対称性が破れていることを発見したのがこの本の著者だった。
- 第四章 相対性理論の 合法的な抜け道
著者紹介
レオン・レーダーマン
- 略歴
- 〈レオン・レーダーマン〉1922年アメリカ生まれ。実験物理学者。88年ノーベル物理学賞受賞。元イリノイ工科大学教授。
〈クリストファー・ヒル〉1951年アメリカ生まれ。理論物理学者。元フェルミ国立加速器研究所理論物理学部長。
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さすが本家
2016/12/07 00:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:k - この投稿者のレビュー一覧を見る
訳者に期待大
しかし、今回のは「注」が多いのでは?
二章あたりまで、もう読むのやめようかと思いつつ頁をめくる
四章あたりから景色が激変
ペースが速くなるとともにいきなり核心へ
後ろの方は再びトーンダウン
ただし、四章から六章あたりまででも十分「もと」がとれる
どこかで見たことがあるような文ではなく、さすが本家という感じ