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商品説明
ヨーロッパで出合った洗練とタフネス、成功へと導く「気」の存在、食堂車の大切さ、合理主義・効率主義への抵抗…。九州新幹線のデザイナー、水戸岡鋭治の言葉と哲学を伝える。〔プレジデント社 2012年刊の改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
九州の鉄道を変貌させたデザイナーの物語
1990年代以降、JR九州の各路線には個性的な列車が誕生してきた。精悍な“顔つき”で多くのファンをつくった特急「つばめ」(787系)、遊び心に満ちた色彩で親しまれた「ソニック」(883系)、和の素材、伝統、意匠を取り入れた九州新幹線「つばめ」(800系)……。本書は、これらのデザインを手がけたデザイナー水戸岡鋭治氏を描いたノンフィクション作品である。
水戸岡氏は高校卒業後、デザイン事務所での修行を経て1972年に「ドーンデザイン研究所」を設立。不動産広告のパース画や、家具・建物のデザインを手がけていた。
1988年のJR九州「アクアエクスプレス」のデザイン以降、特急、九州新幹線などの車両や、駅舎、街づくりなどのデザインを通じて、九州各地の活性化に貢献。
「金がかかるばかりで儲からない」と全国の路線から食堂車が消え去りゆく中、「乗客のための空間・広場であって、公共の乗り物の中にあってもいい」という発想で、食堂車をいまの時代に合ったスタイルで蘇らせた。
鉄道デザイン王国・九州を生み出した、水戸岡鋭治の「気」と「志」のすべてがここにある!
【編集担当からのおすすめ情報】
なぜ九州の列車は、他の鉄道にないオリジナリティがあるのでしょうか? ローカル線から特急、九州新幹線まで、唯一無二の車両群や駅舎などのデザインを手がけたデザイナー・水戸岡鋭治氏とは、いったいどのような人物なのでしょうか?
建築物のパース画の分野で一目置かれる存在だった水戸岡氏は、博多の「海の中道ホテル」のアートディレクションをきっかけに、JR九州での車両デザインの仕事を手がけていきます。
困難にぶつかっても、決して妥協することなく、ひとつひとつ最善の手を探っていく。「志」の高さに触発されて、かかわる人の心が揺り動かされながら、ゴールへ邁進する男の挑戦と熱意の記録です。【商品解説】
目次
- 第1章 コンセプトとはすなわち「志」
- ……「富士山駅」
- 第2章 色への狂気「絶対色感」
- ……大阪「サンデザイン」
- 第3章 ヨーロッパで出合った洗練とタフネス
- ……イタリア「シルビオ・コッポラ事務所」
- 第4章 パース画の世界を切り拓く
- ……「ドーンデザイン研究所」設立
- 第5章 成功へと導く「気」の存在
- ……福岡「ホテル海の中道」
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水戸岡鋭治さんありがとうございます
2016/10/25 23:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MIRAI - この投稿者のレビュー一覧を見る
ページのはじめのほうは、あまり面白くなくて進まなかった
けれど、身近にいつも利用しているJR九州の列車になると、
列車を思い出しながら、いつのまにかどんどんページが
進みました。
本日(2016年10月25日)、JR九州が東証一部上場を
致しましたね。
まだ読んでいる途中ですが、とてもタイムリーで
水戸岡鋭治さんをはじめ、初代JR九州社長の大英断があって
成し得た上場だと、感慨深くニュースを見ました。