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商品説明
少し離れたお祈りの場に ひとりの娘が現れました 静かに座り 涙を流しました それは秋でした 洗いざらしの白い洋服でした 青年の心の中に なにかが ためらいがちに歩き始めました…(「それは秋でした」より) 詩集。【「TRC MARC」の商品解説】
死んでしまった父、
山小屋ぐらし、労働、恋。
北の大地から、
忘れていた生きる感動を届けます!
森の中を父さんと歩いていました
泥だらけのジュースの空き瓶が一本
ぼくはそれを拾って石の塔の上に置きました
山に登って虫取りをして
街の景色を眺めて帰って来ました
さっきの所に来た時
ぼくの足は動かなくなりました
あのジュースの空き瓶に
一本の草花が生けてあったのです【商品解説】
目次
- Ⅰ 父と
- 山に入るか
- プレハブのお城
- いろいろなことを
- カチューシャ
- 開墾
- 森の息吹
著者紹介
飯野 正行
- 略歴
- 詩人、日本聖公会司祭
1957年(昭和32年)4月17日
札幌生まれ。
北海道北見市在住。
小学6年生のときに母を亡くし、高校2年のときに父と2人で引越した当別町字高岡での経験が詩的感性に大きな影響を与えた。同時期にキリスト教の洗礼を受ける。
高校卒業後、多くの職に就いた。この頃の経験や高岡での暮らしを題材に、後に数十篇の詩が生まれた。
神学校は北海道聖書学院卒業。
京都ウイリアムズ神学館修了。
東日本大震災の時には被災地支援活動に従事。
6年間の里親生活を経て、2012年(平成24年)網走市潮見に『ファミリーホームのあ』を開設。夫人が代表者となり幼な子たちと生活を共にしている。
釜石神愛幼児学園園歌『釜石の天使』作詞者。
本書は第1詩集である。
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