「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/10/25
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:19cm/293p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-591-15170-9
紙の本
きみがぼくを見つける
【ヘネシー・アイルランド新人作家賞(2015年)】海辺にひとり暮らす「ぼく」は、雑貨店の貼り紙で見つけた犬を連れ、奇妙な逃避行を開始する。なぜ「ぼく」は「きみ(犬)」を求...
きみがぼくを見つける
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【ヘネシー・アイルランド新人作家賞(2015年)】海辺にひとり暮らす「ぼく」は、雑貨店の貼り紙で見つけた犬を連れ、奇妙な逃避行を開始する。なぜ「ぼく」は「きみ(犬)」を求めたのか? アイルランド、夜の涯てに立つ「犬と人間」の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
海辺にひとり暮らす「ぼく」は、雑貨店の貼り紙で見つけた犬を連れ、奇妙な逃避行を開始する。なぜ「ぼく」は「きみ(犬)」を求めたのか? 圧倒的な孤独の底から浮かび上がる、胸揺さぶる驚くべき秘密――。ブッカー賞受賞作家アン・エンライトが「真昼の炎のような作品。美しく、不意を衝く。目に見えないほど幽かなのに、その威力たるや測り知れない」と激賞した、アイルランド文学の話題作。【商品解説】
孤独な中年男レイは傷ついたイヌと家を出る。圧倒的な自然描写とリリカルな文体が深い余韻を残す、現代アイルランド文学の傑作!【本の内容】
著者紹介
サラ・ボーム
- 略歴
- 〈サラ・ボーム〉1984年イギリス生まれ。ダブリン大学クリエイティヴ・ライティングで修士号を取得。ヘネシー・アイルランド新人作家賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「ぼく」が「ぼくたち」になる時
2019/03/14 04:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kobugi - この投稿者のレビュー一覧を見る
判で押したようなアルゴリズムに即した日々にワンアイとの暮らしが始まり、一人称の「ぼく」と「きみ」は、いつのまにか「ぼくたち」に。コラージュのように他者や風物がちりばめられた文章に惹かれ、「ぼくたち」の世界にシンクロしていける。誰もが孤独で、何らかの過去に縛られているけれど、ワンアイが「ぼく」を噛まないことから、二人の信頼関係が感じられた。依存する関係かもしれないけれど、心が寄り添っているから、と受け止めたい。カタスロフィーを暗示するラスト近くの描写も、美しく切ない。訳者が日常的には読めないであろう漢字を章段名や文中に配したことも、作品をスノーボールの世界のごとく感じさせ、好感が持てる。