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紙の本
満潮 上 (創元推理文庫)
著者 シッラ・ボリリンド (著),ロルフ・ボリリンド (著),久山 葉子 (訳)
警察大学の学生オリヴィアは、課題で未解決事件を調べていた。刑事だった亡き父が担当していた、ノードコステル島の砂浜に女性が生き埋めにされ、溺死させられた事件だ。オリヴィアは...
満潮 上 (創元推理文庫)
満潮 上
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商品説明
警察大学の学生オリヴィアは、課題で未解決事件を調べていた。刑事だった亡き父が担当していた、ノードコステル島の砂浜に女性が生き埋めにされ、溺死させられた事件だ。オリヴィアは話を聞こうと父の同僚だった男を探すが…。【「TRC MARC」の商品解説】
1986年ノードコステル島。女性は頭だけ出して、生きたまま砂浜に埋められていた。波が容赦なく身動きのできない女性を襲う。警察大学のオリヴィアは、夏休みの課題で未解決の事件を調べていた。刑事だった亡き父が、二十数年前にノードコステル島でおきたその事件を担当していたのだ。オリヴィアは話を聞こうと父親の部下だった男を探すが……。マルティン・ベック・シリーズのシナリオを手がけた人気脚本家が放つ衝撃のミステリ。【商品解説】
1986年ノードコステル島。女性は頭だけ出して、生きたまま砂浜に埋められていた。波が容赦なく身動きのできない女性を襲う。警察大学のオリヴィアは、夏休みの課題で未解決の事件を調べていた。刑事だった亡き父が、二十数年前にノードコステル島でおきたその事件を担当していたのだ。オリヴィアは話を聞こうと父親の部下だった男を探すが……。マルティン・ベック・シリーズのシナリオを手がけた人気脚本家が放つ衝撃のミステリ。
【本の内容】
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三人の謎の人物の正体は?
2018/11/17 23:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は夫婦で共同執筆している脚本家のお二人、ということで随所に映像的な描写が満載な、まさにドラマ化を意識したような作品だ。
上巻からかなりな人数が登場してくるし、それぞれがかなり濃いキャラである。それらの人物の視点から語られる各パーツが目まぐるしく転換してとにかく飽きさせない・・・どころか振り回される感たっぷりで、ちょっと酔った気分にもさせてくれる。
でも途中で気づいたが、この話には過去と現在でその名前も身分も見た目もすっかり変わっている人物が三人いる。一人目は現在の姿で登場し、後に失踪したある人物だと判明する。二人目は過去の名前で登場し、20年以上前に失踪しておりその間の消息は不明である。そして中南米に住む全く謎の人物が突如舞台に現れる。この中南米の人物が一体誰であるかが上巻では明かされず、この正体を探ることがひとつの山場になっている。
そしてうっかりスルーしてしまいそうなのが、消えた赤ん坊だ。ほんとにさりげなく語られているので見過ごしてしまいがちだが、私はしっかりマークした。
伏線も縦横に張り巡らされており、とても凝った構成に目が離せない。