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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2016/11/11
  • 出版社: みすず書房
  • サイズ:20cm/211p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-622-08552-2
  • 国内送料無料

紙の本

果報者ササル ある田舎医者の物語

著者 ジョン・バージャー (著),ジャン・モア (著),村松 潔 (訳)

ブッカー賞作家ジョン・バージャーと写真家ジャン・モアが、一人の田舎医者の姿を通して人間と医療の本質を浮彫にした傑作ドキュメント。1967年刊のロングセラーに2015年版解...

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果報者ササル ある田舎医者の物語

税込 3,520 32pt

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商品説明

ブッカー賞作家ジョン・バージャーと写真家ジャン・モアが、一人の田舎医者の姿を通して人間と医療の本質を浮彫にした傑作ドキュメント。1967年刊のロングセラーに2015年版解説を加筆して初邦訳。【「TRC MARC」の商品解説】

 ブッカー賞作家ジョン・バージャーと写真家ジャン・モアが、一人の田舎医者の姿を通して人間と医療の本質を浮彫にした傑作ドキュメント。
 舞台はイングランド南西部の小村。階級社会の最下層に生きる村人たちは、貧困やそれに伴うさまざまなスティグマに絡めとられている。医師ササルはその村に住みつき、傷を負った者、死に瀕する者、孤独な者のケアに当たる。ササル医師が村人との間に築いた稀有な関係性を、二人のアーティストが透徹した視線で描写する。本書の観察は、人間の生の価値の観念を押し広げるような数々の気づきを含んでいる。
 治療者とはいかなる存在なのか。他人を癒すことで癒される生、それを限界を設けずに探究する者の幸福とその代償について、ササル医師は美しくも戦慄すべき事例を提供しており、読後も一巻全体から受けた衝撃が後を引く。
 「本書を読んで心を動かされない者は、医師になるべきではない。」(The Nation 誌)
 原著は1967年刊。以来読み継がれ、今日の極度にマニュアル化された医療に対してますます深く問いかける。静謐でありながら強烈なメッセージを放つ一冊。写真73点。

◆傑作。この本が1967年に刊行されたとき、それは作家と写真家のコラボレーションとして『名高き人たちをほめたたえん』(1941)以降もっとも重要な一歩を刻んだ本だった。信じられないことに、現在も同じ形容が当てはまる。──ジェフ・ダイヤー、1997年の評
◆私が世界中でもっとも好きな本の一つであり、常に、本がどのように書かれるべきか(そして写真はどのように使われるべきか)についてのインスピレーションであり続けている。──アラン・ド・ボトン
◆いたわりについて語ることで、読む者をして他人をいたわらせる本、深い癒しについて語ることで、読む者の魂を癒す本である。しかも、すでに50年近くを経ていながら、気味が悪いほどにタイムリーだ。──サイモン・ガーフィールド、2015年の原著新版への評
◆ジョン・バージャーは私にとって比類のない存在である──ロレンス以降、この世界の官能について、良心の要請を引き受けながらこれほどの注意力をもって書ける作家はほかにいない。──スーザン・ソンタグ
【本の内容】

著者紹介

ジョン・バージャー

略歴
ジョン・バージャー (1926-)
小説家・評論家・詩人。著作には、小説、詩、戯曲・シナリオ、美術や視覚メディアに関する評論、社会学的な研究としてのノンフィクションなどがある。1972年に小説『G.』(邦訳は新潮社)でブッカー賞受賞。そのほかの著書に、『イメージ Ways of Seeing ― 視覚とメディア』(同、パルコ出版)、『見るということ』(同、ちくま学芸文庫ほか)など。
ジャン・モア(1925-)
スイス出身の写真家。バージャーとの共作は本書のほかに、A Seventh Man(1975)、Another Way of Telling(1981)、At the Edge of the World(1999)など多数あり、エドワード・サイードとも同様の共作 After the Last Sky: Palestinian Lives(1986)がある。

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書店員レビュー

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年3月号より

書標(ほんのしるべ)さん

ブッカ―賞作家のジョン・バージャーと写真家ジャン・モアによる、1人の田舎医師と、イングランドの小さな村の姿を描き出したドキュメント作品。
ササルが町医者として生きた村は階級社会の中では最下層の、非常に貧しい村だった。ササルはその地で村人と共に生き、様々な病に侵された人、死に瀕している人、孤独に苛まれる人…彼らとの間に確かな信頼関係を築いてゆき、医療を施していく。
「常識というのは、もう何年も前から、わたしにとっては禁句になっている…(中略)…人間を相手にする場合、それがわたしの最大の敵であり、誘惑でもある」と、ササルは言う。50年近くも前に小さな村の医師が言った言葉は、現代の医療においても必要不可欠な姿勢であると感じる。1つの症例や症状から判断を下すのではなく、1人1人に対して適切な治療を行うこと。そしてそれを患者と同じ環境の中で生き、日常のコミュニケーションの中から見出していくこと。それは医療の現場に従事する人すべてが、実現できているか問い続けるべきことである。
ササルは際限ない知識欲の持ち主でもあった。患者の病が何か、ひとりひとりの患者に自分がなり代わろうと想像をし、彼らを本当の意味で「わかろう」としていた。自身の知識欲を満たし、村人の治療を行って信頼関係を築く。彼らを癒すことによって、ササル自身も癒されていたのだ。ゆえに、この本の題名は「果報者ササル」なのだろう。ただ、患者に自身を投影することには危険も生じる。医師と患者の距離感についても、考えさせられる1冊である。

みんなのレビュー4件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

献身的に生きるルネサンス的エリート

2016/12/19 03:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コピーマスター - この投稿者のレビュー一覧を見る

「日陰者ジュード」を彷彿とさせる表題につられて思わず手に取ってしまった本書は、ササルという著者の知人の田舎の開業医について、切れ味の鋭い写真と文章でつづったエッセイの傑作であった。
他人のために献身的に生きるルネサンス的エリートであるところのササル医師のストイックな生き方の孤独と苦悩、そして幸福とはどのようなものなのか。
医師という職業の不思議さ、職業の人生における不思議さ、結局のところマウントする場所と時間をひとつ選択せざるを得ない人生の不思議さ、自分と他者、貧困と富、個人と集団、肉体と精神。激しくぶつかり合うパラドックスまで話題を広げ、片田舎のふとした日常の一コマからインフレーション的に演繹していく壮大さには圧倒される。
写真と文章のリズムの饗宴がぴったりとはまり、まるで音楽のようである。だが同時にそれは結論や評価が確定した演奏後の音楽ではなく、まさに演奏中の音楽のそれなのである。
かくいう私も、正直に告白するが、本書の内容をすべて消化しきれているとはいえないし、この書の魅力をつたない言葉ではとても十分に形容し得えない。むしろ、この書物のレビュー欄を拙文で汚してしまうことに罪の意識を感じる。しかし、あえてレビューを書くのは、これがめまいを覚えるほどの凄みのある書物であることは間違いないからである。

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2017/06/11 15:17

投稿元:ブクログ

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2021/09/30 21:51

投稿元:ブクログ

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2024/03/31 21:22

投稿元:ブクログ

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