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紙の本
ねぇ、柴田。 (SKYHIGH文庫)
著者 川瀬 千紗 (著)
高2の初めての席替えで中嶋雄太は、変り者として有名な美少女・柴田の隣の席になる。徐々に打ち解けていくふたりだったが、ある日雄太は、ふたりの過去の糸が思いもよらぬ形で絡み合...
ねぇ、柴田。 (SKYHIGH文庫)
――ねぇ、柴田。
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商品説明
高2の初めての席替えで中嶋雄太は、変り者として有名な美少女・柴田の隣の席になる。徐々に打ち解けていくふたりだったが、ある日雄太は、ふたりの過去の糸が思いもよらぬ形で絡み合っていたことを知り…。青春ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
ライト文芸(青春・ミステリー)【本の内容】
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電子書籍
[ネタバレアリ!]全体的に読みやすい作品です
2018/06/02 22:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Pasta - この投稿者のレビュー一覧を見る
半額セールで思わずジャケ買いしました。
序盤はよくあるボーイミーツガールもの、かと思いきや途中からミステリー要素が入っていき、最後には青春劇として着地して終わり、といった話の流れになっています。
感想としては、全体的に読みやすい作品だという印象でした。
各登場人物の心理描写が丁寧に描かれており、どの人物にも感情移入がしやすく、話に入り込んでいけました。露悪的な態度をとるヒロインも、主人公の視点と、彼女自身の独白で大分悪印象を拭えていると思います。
それと、青春もののノリで進んでいた話に、途中からミステリー要素が加わるのですが、これが物語りに緩急をつけ、読み手を一気に引き込むことに成功したと思います。
登場人物の丁寧な心理描写、そしてミステリー的展開の導入によるストーリーの緩急。以上の2点が、この作品の面白さだと思いました。
ここからネタバレになります
ただ、個人的な意見ですが、途中から入るミステリー要素がちょっと盛りすぎかな、と思いました。
気になったのは3点で、1点は作中で提示された謎の中に、明確に回収されてないものがちらほらあったことです。主人公たちにとっては重要なことではないのかもですが、読んでいる私としては大分ミステリー展開に引っ張られていたので、いくらかの説明は欲しかったです。
2点目は、ある登場人物がとある計画を立てるのですが、その計画が結構運が絡む内容で、読んでいるときもそこが結構気になりました。
3点目は、これも上述した計画のことなのですが、計画のうちのひとつの内容が結構エグイです。一応動機はちゃんとあるのですが、計画を練った登場人物の年齢ややり口を考えると、「なにこの子、コエー!」と思えてきます。分かる人には、漫画『MONSTER』に出てくるヨハン・リーベルトみたいな感じです(流石にあそこまで殺伐とはしてませんが)。このエグさについてもう少し作中でフォローを入れてくれればまだ納得は出来たのかもしれないですが、サラリと書かれて終わっているので、最後までこの部分が頭をもたげました。
読者の予想を裏切り、次の展開を気になるようにさせる工夫としてのミステリー要素は成功してると思いますが、もう少しミステリー部分に説明やフォローを加えてくれれば、とも思いました。
紙の本
大事な場面で、自分から行動を起こすことの大切さ
2017/04/29 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここぞという場面で、相手のことを理解していなかったり、逆に相手に自分の思いを伝えられなかったり、行動を自分から起こさなかったりしたら、きっと後悔する。
そのことを思い出させてくれる内容でした。