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紙の本
ポケモンの神話学 (角川新書)
著者 中沢 新一 (著)
21世紀、子どもたちの「野生の思考」は電子ゲームの世界にこそ息づいている−。大ヒット作「ポケットモンスター」の分析により現代人の無意識と野生に迫ったゲーム批評の金字塔。〔...
ポケモンの神話学 (角川新書)
ポケモンの神話学 新版 ポケットの中の野生
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商品説明
21世紀、子どもたちの「野生の思考」は電子ゲームの世界にこそ息づいている−。大ヒット作「ポケットモンスター」の分析により現代人の無意識と野生に迫ったゲーム批評の金字塔。〔「ポケットの中の野生」(新潮文庫 2004年刊)の改題新版〕【「TRC MARC」の商品解説】
子どもたちの「野生の思考」は、電子ゲームの世界にこそ息づいている――。大ヒット作「ポケットモンスター」の分析により、現代人の無意識と野生に迫ったゲーム批評の金字塔。新たな序文とともに新装復刊。【商品解説】
目次
- 新版のための序文
- プロローグ
- 第1章 インベーダーゲーム革命
- 第2章 モンスターの誕生
- 第3章 RPGのエロスとタナトス
- 第4章 『ポケモン』の手柄
- 第5章 今日のトーテミズム
- 第6章 ゲームの世界の贈与論
- エピローグ
- あとがき
著者紹介
中沢 新一
- 略歴
- 〈中沢新一〉1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。著書に「森のバロック」「熊楠の星の時間」など。
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感情移入しにくい。
2016/10/26 17:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:せいけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分がこの種のゲームをしないせいか、あまり共感できない。中沢新一の他の著作と比べて、言葉遊びの傾向を感じる。ラスコーの壁画とインベーダーゲームの宇宙人やウルトラマンに出てくる怪獣を言葉の世界に出現する魔術的なものとして同一視する理屈は分からないわけではないが違和感がある。ポケモンを贈与の関係として捉え、野生の思考の現代版として捉えることにも同様の思いを持つ。これらには匂いが感じられない。また神話として歴史の深みもない。現実から遊離した情報量の希薄な電子の世界の遊びである。社会学的な考察として読めばそれなりだが、首をひねる。別にポケモンに恨みはないし、ウルトラマンは好きだけど。