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商品説明
物理化学で用いる数式の意味を丁寧に解説したテキスト。1は、熱力学で用いる言葉の定義と法則を紹介するとともに、エントロピー、酸化還元反応、反応速度論などを取りあげる。各章末にある演習問題の解答を収めたURLつき。【「TRC MARC」の商品解説】
道は開ける。さぁ、かんばれ! 化学の本質は熱力学にあり。
名コンビが数式の意味を丁寧に解説した国産テキストの決定版!反応速度論も過不足なく解説した。初学者向けで演習問題も豊富。物理化学をもっとわかりやすく!物理化学をたのしくマスター!
【本書まえがきより】
熱力学では,日常生活では使わないような新概念を導入し偏微分などの数学を使い,きわめてエレガントな論理展開をするために,その本質の理解は非常に難しい.いや,学生諸君は誰も理解できないのかもしれない(年をとって教壇に立つとわかるようになるといわれるが…).著者二人も日常の研究・教育では,熱力学をベースとした電気化学関係の分野に携わっており,ある程度は熱力学を“わかったつもり”になっていたが,本書の執筆にあたっては正面から激突することもあった.
読者は一通り黙読しただけで,熱力学を理解できるとは思わないでほしい.できるだけ多くの(ときにはマニアックな)問題を用意したので,まずは手を動かして慣れてほしい.その繰り返しで理解したと“錯覚”できれば,“楽しく”なるのかもしれない.一見,無味乾燥とも思われる物理化学に対して,単に覚えるのではなく,正面から向かい合い考えることにより,“なるほど”と“なっとく”できたとき,本書のタイトルにある「たのしい」醍醐味を,読者自身が十分に感じとることができると信じています.そしてそのことが礎となり,夢のある美しい“読者の科学”が育つと願っております.【商品解説】
目次
- 第1章 物理化学で用いる数学の復習
- 第2章 物理量と単位と物理法則
- 第3章 熱力学入門
- 第4章 エントロピー
- 第5章 自由エネルギーと化学ポテンシャル
- 第6章 相平衡
- 第7章 化学平衡
- 第8章 酸塩基反応
- 第9章 酸化還元反応
- 第10章 界面
著者紹介
加納 健司
- 略歴
- 京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻 教授
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