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商品説明
対日M&Aにおける駆け引きと価値創出の実態とは? 総投資額3300億円の名門外資系ファンド元日本代表が、悪戦苦闘してきた中で積み上げた知識・ノウハウの重要ポイントを盛り込み、対日M&Aのメリットを伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
*ソフトバンクが3.3兆円で英アーム社を買収するなど、いま空前のM&Aブーム。でもにわか仕立ての日本勢の多くはM&Aで大やけどを負ってきた。外資系のM&Aファンドはどのような企業価値向上策を実行しているかを本書では紹介する。
*外資系ファンドによる買収というと「ハゲタカ」など負のイメージが強いが、企業の生産性を見直し、グローバルな視点で事業を見直す絶好の機会であることを説得的に解説。
*一口にM&Aといっても、ファンド系と事業会社系で目的や手法が大きく違い、買収する会社も違ってくることなどを説明。また、ファンド、投資銀行、コンサルタントなどが案件を巡って、実際にどのように行動し、協力・競争をするのか、現場を知る著者ならではの解説をする。
*「事業提携はまず出資が前提」「中期経営計画の発想はなく、短期目標を基点とした事業戦略」など外資系の行動特性を紹介する。
*著者は名門大型ファンドとして世界的に有名なペルミラの日本法人社長を務め、回転寿司スシローや農薬商社アリスタといった巨額M&Aを成功させた第一人者。【商品解説】
目次
- 第1章 日本買いM&Aの現状--鎖国から開国へ
- 第2章 日本買いM&Aの大原則--案件のスカウトから、育成、市場デビューまで
- 第3章 日本買いM&Aの関係者--チーム構成が勝敗を決する
- 第4章 日本買いM&Aの実際--外資の経営力取り込み実例
- 第5章 日本買いM&Aの功罪--「ハゲタカ」外資という誤解
著者紹介
加藤 有治
- 略歴
- 〈加藤有治〉1966年島根県生まれ。米国イェール大学経営大学院修了。イースト・インベストメント・キャピタル株式会社(EIC)代表取締役として、企業投資活動に取り組む。
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紙の本
考えが大きく変わりました。
2016/11/07 20:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pi - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく「買収」というとネガティブなイメージを持っていたが、
そのイメージががらりと変わった。
うまくいけば技術やコストなど様々な面で、双方に多くのメリットがあるということが非常に分かりやすかった。
特に、著者が実際に携わった個別の事例が豊富で、説得力がありかつ読みやすいです。
紙の本
対日M&Aのイメージが変わる。
2016/10/26 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は GEアジア責任者やペルミラ日本法人社長として、数々の巨額対日投資の最前線に立ち会ってきた第一人者。特に第4章に書かれたスシローやアリスタ買収劇の舞台裏からは、当事者しか知り得ないリアルな葛藤や現場の熱感が伝わって来る。
ただ残念ながら、本書にもある通り、対日投資=ハゲタカというイメージがまだまだ根強いのが現状だと思う。
2000年代のヘッジファンドやアクティビストによる、強引な敵対的買収があまりにもフューチャーされすぎたきらいがあるためだが、実際の「日本買い」の現場は、買収後ののびしろやシナジーをより重視し、我々のイメージすることろよりもはるかに慎重に行なわれるケースが一般的であり、その意味でステークホルダーの利害が一致する場合がほとんどというのが実際のところらしい。
雇用の流動性が低く、先進技術が国内に埋もれてしまう「ガラパゴス」社会から脱し、外資経営資源(資金、人材、ノウハウ)を積極的に利用することが、とりもなおさず今後の日本の成長に不可欠であることを、本書を一読して痛感させられた。
対日 M&Aに対する、漠としたネガティブイメージを払拭してくれる良書。