女王のポーカー １ （新潮文庫ｎｅｘ）

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ポーカーがやりたくなること請け合いだが、実際のポーカーの対戦はびっくりするほど描かれていない。
一人の強力なリーダーが強敵を倒すためにお供を集める。ここまでは桃太郎のメソッド。この巻でお供はそろったので、次は鬼退治に向かうんだろう。次はもっとポーカーが描かれるのかな？

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私に青春、賭けてみる？

浦原甚助が1週間前に出会った転校生・江頭妙子は、ポーカー素人のはずだった。しかし今目の前で微笑む彼女は、強豪サークルを一人で潰し部室を奪い、おまけに浦原を完膚なきまでに叩きのめしたポーカーの女王である。女王は言う。「一緒に王を倒そう」。敵は無敵のドリームチーム、対する女王の兵隊は不登校、劣等生、犯罪者、そして学校一の嫌われ者・浦原。頭脳スポーツ青春小説開幕！　『スクールポーカーウォーズ1』改題。

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ポーカー知らなくても特殊な部活ものとして楽しめる。やっとチームができたところなので、実際にチームで戦うのは次巻から。

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ポーカーが盛んに行われている中学校を舞台にした作品。
浦原甚助は過去の出来事により、サークルにも所属できず一人でポーカーを行なっている一匹狼。そんな浦原が転校生である江頭妙子にちょっとしたきっかけでポーカーを教えるとあっという間に強くなってしまった。
江頭は自身の目的のために曲者揃いのメンバーを集めて、校内で最も強いポーカーサークルを倒そうとする物語。

ポーカーにハマっていたときに買った本。
ポーカーものという珍しいジャンルなので迷わず購入したが、同時に購入していたスクールポーカーウォーズの文庫版であった。改題してるのは非常に紛らわしい。

内容としては正直微妙で、ポーカーものを書きたいがために作ったようなストーリー。設定にリアリティはない。
続編に続くので、本巻ではポーカーの描写はほとんどない。本巻では、設定説明と仲間集め、あとはポーカーのルール説明がメイン。

「私に青春かけてみる？」というフレーズから想像するような熱い青春も、甘酸っぱい青春もここにはない。

ポーカーの試合が始まりそうな次巻に期待したい。