紙の本
謎解きのモチーフとして散りばめられた和柄、着物と帯のうんちくが楽しい。
2021/01/09 16:20
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子高生と風変わりな若者を中心に据えたミステリー。謎解きには、着物周りの知識が重要だけど、楽しく読みつつ着物や帯の柄のうんちくが知れて面白い。個人的には、故郷仙台が舞台となっているのも懐かしくて好きなところ。続編も出ているので続けて読みたい。
紙の本
表紙は好き
2018/05/06 18:41
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投稿者:ナナカマド - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんというか、
いろいろ詰め込みすぎて、
ごちゃごちゃした印象。
着物についてある程度の知識が無いと、
謎解きしづらいのでは?
人物造形そのものに問題があるのか、
描写やエピソードに問題があるのか、
登場人物に好感を持てる人が少ないです。
特にある主要人物には不快感を持ちました。
小説として、
難点が多いと思いました。
表紙のイラストは、
最後まで読むと意味がわかるようになっていて、
良いなと思いました。
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かなり専門的な着物の話が出てくるので、最初は読み切れるか心配したけど、読み続けていると専門的知識の難しい部分は気にならなくなるほど、話を楽しめた。
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内容的には布の柄から謎かけしたり謎解きしたり
面白かったのですが…
マニアの怖さと言うか、芸術品に狂った大人に
巻き込まれた少女の悲劇やら家族崩壊やら
実は暗いところもあったりして、リアルに考えると
病んでる人たちの感覚が怖かったので★低め。
謎かけ&謎解きや若干の恋模様?だけだったら
★5だったんだけど…。
それに、大人の勝手な感情で家荒らされて
身ぐるみ剥がされて放置されたってのに
あまりトラウマ感がないっていうか、
怒ったり激しく怖がったりしないっていうのが
若干違和感もあって。う~ん、色々残念。
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…琥珀さん、ロリのストー…怖…いや癖のあるヒーローは好きですけども。
ラストの引っ越しの様に少々強引で都合良過ぎな展開や、登場人物の感情の動きが分かりにくい部分があったけれど、主人公八重の持つ謎が絶妙に小出しにされるのでそれが気になって手が止まらなかった。
以前着付けを習ったことがあるので着物に関する蘊蓄も楽しく読めたし。
予想よりも面白かったです。
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【収録作品】プロローグ/一の裂 着物を着ると泥棒になる?/二の裂 呪いまじない、解くほどく/三の裂 花の追憶/四の裂 辻が花の娘/五の裂 花を追え/エピローグ
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お着物一つ一つに意味合いがあり、柄や織にも日本人の物に向かう心があって、凄く奥深く面白かった。
と同時に難しかった。
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ライト文芸。着物の柄を口で説明されてもよく分からないのは私の想像力が乏しいのもあるし、着物についてよく知らないのもあるのかな。まあ読み進めていくうちにもう柄とかなんでも良くなる。とにかく着物が着たくなる。ミステリーとしては着物がとても上手く関わっていて面白い。いやでも前半はミステリー、後半はトレジャーハンターって感じがした。八重と琥珀のあれこれは少女漫画みたいで私は好きだったし、なんならもっとイチャコラしてほしいぐらいだった。何だかんだ面白くて一気読みしてしまった。アガサ・クリスティー賞の受賞作にハズレはないと思う。
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アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
タイトルに魅かれて読んだ。着物や和装、和楽器など、和の要素がちりばめられている。途中までは日常の謎ものかと思っていたけれど、タイトルと関係してくるあたりから人間関係などが複雑になってくる。
タイトルや着物の話は凝っていて面白いが、全体のストーリーとしては少し無理があるような気もした。
2018/9/30
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着物をテーマにした、女子高生と和裁と笛の得意なイケメンの連作ミステリ。しかし、琥珀さんは、イケメンで優しくて一途で爽やかな感じになっているが、実は腹黒ロリコンストーカーなのでは…?いやいやいや
着物についての話は面白かったが、若干話がぶっ飛んでいる。欲しいもののためなら、強盗窃盗詐欺も当たり前、八重ちゃんの周囲はどうなっているんだと。
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第6回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
和服(着物)と主人公・八重の過去に纏わる謎解き。日常の謎の連作短編ミステリー。
ハヤカワ文庫かつアガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作となると、お堅い小説を想像したけれど、書影から受ける印象通りの作品でした。(ライト文芸にあたるのでしょうか?)
最初の2話は着物(和装)に関わる謎解き。3話目から主人公・八重の過去の謎に踏み込んでいく展開で、この辺りからページをめくる手が止まらなくなりました。
琥珀さんのキャラクター、最初に思っていたものから、どんどんズレていった気がします。割とさらっとした性格かと思ってましたが、一途というか…。
着物に関する蘊蓄が満載。
和装の知識がないので、ちょっと調べてみたくなりました。(特に着物の柄)
面白かったので、続編も読んでみようと思います。
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コレクターもの、のもつ展開としてビブリア古書堂とか京都寺町三条のホームズみたいな感じがあった。一歩間違えたらストーカーな男性主人公。。。ですが、ラブ要素がいい感じに話を持っていってくれたなぁ、という印象です。
2021.5.4
60
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さらっと読むつもりでしたが、かなり専門的で難しい…
お話はグイグイ引き込まれるので読みやすいのですが。
…というわけで、難しいくだりは読み飛ばしてしまった…
もっと余裕があるときに読み返したいお話しです
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蘊蓄系のミステリだけれど、着物に関するトリビアなんて、基本「一般的でない知識」だから、普通の意味でのミステリにはなっていない。その上で後半は八重の父が残した「辻が花」を巡る争奪戦・コンゲームにお話の焦点が移っていく。
エンターテインメントとしては好きになれるキャラがあまりいないのが厳しい。ことにヒロインが微妙にやな性格をしてるんだよなあ。
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古本屋の100円コーナーで購入。アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作という事で、先日、賞には何か意味があるのかと、高橋源一郎氏のラジオで言っていたが、たしかに文の構成は良かったと思う。着物にまつわる話だが、そこも空想っぽく特に違和感なく読めた。
ただ、読むのになかなか入っていけず、読むのに時間がかかってしまった。。