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テクノロジーは貧困を救わない
試行錯誤から見えてきたのは、人間開発の重要性だった−。ガーナのリベラルアーツ教育機関、インド農民の動画教育などを紹介しながら、社会を前進させるのは、テクノロジーではなく人...
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商品説明
試行錯誤から見えてきたのは、人間開発の重要性だった−。ガーナのリベラルアーツ教育機関、インド農民の動画教育などを紹介しながら、社会を前進させるのは、テクノロジーではなく人間の知恵であることを語り尽くす。【「TRC MARC」の商品解説】
マイクロソフト・リサーチ・インドでの実践が生んだ、
新たな解は《人そのもののアップグレード》だった。
著者の研究は万能な解決策などないことを思い知らせてくれる。
最貧困層の生活を向上させるテクノロジーは、
人間の行動特性と文化的相違への深い理解に基づいたもの
でなくてはならないのだ。
――ビル・ゲイツ
いまだITスキルに大きな格差があるインド。学校では上位カーストの生徒がマウスとキーボードを占領している。
「これこそまさに、イノベーションにうってつけのチャンスだ。1台のパソコンに複数のマウスをつないだらどうだろう?…そしてすぐに〈マルチポイント〉と名付けた試作品と、専用の教育ソフトまで作ってしまった」。
しかしその結果は…
「ただでさえ生徒を勉強に集中させるのに苦労していた教師たちにとって、パソコンは支援どころか邪魔物以外のなんでもなかった。…テクノロジーは、すぐれた教師や優秀な学長の不在を補うことは決してできなかったのだ」。
こうして、技術オタクを自任する著者の、数々の試みは失敗する。その試行錯誤から見えてきたのは、人間開発の重要性だった。
人に焦点を当てた、ガーナのリベラルアーツ教育機関「アシェシ大学」、インド農民に動画教育をおこなう「デジタル・グリーン」、低カーストの人々のための全寮制学校「シャンティ・バヴァン」などを紹介しながら、社会を前進させるのは、テクノロジーではなく、人間の知恵であることを語りつくす。【商品解説】
マイクロソフト・インド研究所の実践が生んだ、
貧困問題を解決する処方箋は、
《人そのもののアップグレード》だった。
「著者の研究は万能な解決策などないことを思い知らせてくれる。
最貧困層の生活を向上させるテクノロジーは、人間の行動特性と
文化的相違への深い理解に基づいたものでなくてはならないのだ」
ビル・ゲイツ
「ワン・ラップトップ・パー・チャイルド」は効果があったのだろうか?
ITは政府の透明性を高めるのだろうか?
その答えはすべて「否」。
単純なテクノロジー礼賛の罠を超え、
「GRIT」「RESIIENCE」に通じる、
人間の心の問題に焦点を当てた、
貧困問題解決への筋道を提示する。
原著:Geek Heresy: Rescuing Social Change from the Cult of Technology【本の内容】
著者紹介
外山 健太郎
- 略歴
- 〈外山健太郎〉ミシガン大学情報学部W.K.ケロッグ准教授。マサチューセッツ工科大学「倫理と変革の価値観のためのダライ・ラマ・センター」フェロー。マイクロソフト・リサーチ・インドを共同設立。
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